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名古屋大学、“富岳型”スパコン「不老」を導入

~国内初の光学ディスクストレージを搭載

写真はCEATECで撮影した富岳のプロトタイプ

 名古屋大学情報基盤センターは3日、シミュレーションおよび人工知能研究支援のために、次期スーパーコンピュータシステム「不老(フロー)」を導入し、7月1日より運用開始すると発表した。

 不老は、スパコン「富岳」の技術をベースとする富士通の「PRIMEHPC FX1000」からなるTypeIサブシステムと、人工知能研究支援のためのGPU搭載「TypeII」サブシステムなどから構成される。全体の演算性能は15.88PFLOPSで、2019年11月に公開されたTOP500性能ランキングで18位に相当する。

 このほか、48TBの大規模メモリを搭載した「TypeIII」サブシステムや、大規模データを蓄積するためのホットストレージを30PB搭載。さらに、国内のスパコンで初となる、ソニーの「オプティカルディスク・アーカイブ」の光ディスクによるコールドストレージを6PB分備える。