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AMD、GPU売上は不振もRyzen/EPYCの好調で5四半期連続成長

売上高

 米AMDは24日(米国時間)、2018年第3四半期の決算報告を行なった。

 米国会計基準(GAAP)に基づく第3四半期売上高は、前年同期比4%増の16億5,000万ドルで、営業利益は前年同期から3,100万ドル増の1億5,000万ドル。純利益は同4,100万ドル増の1億200万ドルを記録した。

 1株あたりの利益は、前年同期から0.03ドル増の0.09ドル。売上総利益率は31%で、前年同期比2ポイント増となった。

 同社CEOのLisa Su氏は、「Ryzen、EPYCおよびデータセンターグラフィックス製品の採用の加速を受けて、5四半期連続で営業利益と純利益ともに成長を記録した」と述べた。クライアントおよびサーバープロセッサの売上は大幅に増えており、市場シェアのさらなる拡大を見込んでいるとしている。

 コンピューティング部門およびグラフィックス部門の売上高は、前年同期比で12%増の9億3,800万ドル。グラフィックス製品のチャネル販売はこの四半期で減少したが、これはブロックチェーン関連のGPU収益低下と、流通在庫が増えたことを受けたものであるとする。エンタープライズや組み込み向け、セミカスタム部門の収入は7億1,500万ドルと、前年同期比5%減となった。これはおもにセミカスタム製品の不調によるもの。

 2018年第4四半期の売上高については、前年同期比8%増の約14億5,000万ドル(±5,000万ドル)を見込んでいる。