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Google、カメラ/ディスプレイ強化やAI統合を進めた新スマホ「Pixel 2」
2017年10月5日 14:11
Googleは4日(米国時間)、5型「Pixel 2」および6型「Pixel 2 XL」のスマートフォン2製品を発表した。価格は649ドルからで、発売国はアメリカ/イギリス/オーストラリア/カナダ/ドイツ/インドで、日本は対象外。
Pixel 2とXLでは画面サイズが異なるほか、Pixel 2がAMOLED(アクティブマトリクス式有機EL)、Pixel 2 XLがpOLED(プラスチック有機EL)をそれぞれ採用する。ともに1,677万色表示、10万:1の高コントラスト、DCI-P3カバー率100%(Pixel 2は95%)の広色域を謳う。
カバーガラスにはCorning「Gorilla Glass 5」を採用し、「Always-on」機能により通知などを常時表示させておけるという。
製品の違いは以下の通り。
モデル | Pixel 2 | Pixel 2 XL |
---|---|---|
ディスプレイ | 5型1,920×1,080ドットAMOLED(441ppi/1,677万色/コントラスト比1万:1/DCI-P3カバー率95%) | 6型2,880×1,440ドットpOLED(538ppi/1,677万色/コントラスト比1万:1/DCI-P3カバー率100%) |
バッテリ容量 | 2,700mAh | 3,520mAh |
本体サイズ(幅×奥行き×高さ) | 69.7×145.7×7.8mm | 76.7×157.9×7.9mm |
重量 | 143g | 175g |
本体色 | Just Black/Clearly White/Kinda Blue | Just Black/Black & White |
カメラは背面/前面800万画素のセンサーをそれぞれ搭載。背面カメラは1,220万画素、f/1.8で、レーザーとデュアルピクセル位相検出によるオートフォーカス、光学+電子手ブレ補正を備える。
動画は背面カメラで720p時240fps、1080p時120fps、4K時30fpsまで、前面カメラで1080p/30fpsまでの撮影に対応する。
シングルレンズながら、ポートレートモードでは機械学習を用いることで背景をボカすことを可能にしている。
Googleアシスタントとの連携も進化し、「Active Edge」と呼ぶ機能により、スマートフォンを握り込むだけで呼び出すことができる。
搭載センサーは指紋/加速度/ジャイロ/地磁気/近接/照度/NFC/GPS/GLONASSなど。15分充電で7時間駆動可能な急速充電に対応するほか、IP67の防水仕様となっている。
SoCはSnapdragon 835で、LPDDR4メモリ4GB、64GB/128GBストレージ、OSにAndroid 8.0.0(Oreo)を搭載する。
インターフェイスはUSB 3.0 Type-Cで、ステレオミニジャックは非搭載。ネットワークはIEEE 802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN(2x2/MIMO)と、Bluetooth 5.0(LDAC/AptX/AptX HD)に対応する。
SIMはNano SIMスロットのほか、eSIMを内蔵。Project Fiと契約していれば、SIMカード不要で携帯通信網と通信ができる。4x4 MIMO、CAT 15(下り800Mbps/上り75Mbps)、3xキャリアアグリゲーション、下り256-QAM/上り64-QAMをサポートする。
対応周波数はGSM/EDGEが850/900/1,800/1,900MHz、UMTS/HSPA+/HSDPAのバンド1/2/4/5/8、CDMA EVDO Rev AのBC0/BC1/BC10。
FDD-LTEはバンド1*/2*/3*/4*/5/7*/8/12/13/17/20/25/26/28/29/30/32/66(*付きは4x4 MIMO対応バンド)、TD-LTEのバンド38*/40/4(同)に対応する。