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東芝、消費電力を4割削減したSATA SSD「SG6」

SG6シリーズ

 東芝メモリ株式会社は8日、64層積層プロセスを採用した3bit/cell(TLC)の「BiCS FLASH」を搭載したSATA接続のクライアントSSD「SG6」シリーズを開発し、一部PC OEM向けにサンプル出荷した。2017年第4四半期以降順次出荷を拡大する。

 SATA 6Gbpsインターフェイスを採用した製品で、シーケンシャルリード550MB/s、同ライト535MB/sを実現。フラッシュメモリマネジメントの改良およびBiCS FLASHの採用により、動作時の消費電力を前世代の「SG5」シリーズから最大で約40%低減し、モバイルPCでの利用に好適とする。

 容量ラインナップは256GB、512GB、1,024GBの3種類で、HDDと互換性のある7mm厚の2.5インチフォームファクタ、およびM.2 2280フォームファクタでラインナップ。セキュリティを重視するユーザー向けに、TCG Opal 2.01自己暗号化機能付きモデルもオプションで用意する。

 エラー訂正および信頼性を向上させるための独自技術「QSBC」を採用し、効率的で精度の高い処理を実現するという。本製品は、米国サンタクララで8月8日~10日に開催される「Flash Memory Summit 2017」の#407ブースで展示する。