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LG、HDR10対応でsRGB比148%のスマホ用高画質有機ELディスプレイ

~次期フラッグシップに搭載

次期スマートフォンと見られる画像

 韓国LG Electronicsは3日、次期フラッグシップスマートフォンに「OLED FullVision」ディスプレイを搭載することを発表した。

 OLED FullVisionディスプレイは、6型1,440×2,880ドットのQHD+解像度(415万画素)の有機ELディスプレイ。

 HDR10規格をサポートし、長年の研究に基づいた最適な画像アルゴリズムを実装することで、sRGB比148%、DCI-P3比109%の広色域を謳う。また液晶パネルと比較して高速な応答速度により、残像もないとする。

 高度なカプセル化とピクセルスキャン技術により、“焼き付き”現象も回避。カプセル化はピクセルの酸化を減少させ、ピクセルスキャン技術は各ピクセルに印加するエネルギーを少なくし、バッテリ消費量を削減するという。

 また、ガラス基板よりも強度の高いプラスチップ基板にピクセルを実装する、P-OLEDと呼ばれるプラスチックOLED技術に基づいており、エッジの湾曲が容易であるという。カバーガラスにはCorning「Gorilla Glass 5」を採用する。

 FullVisionディスプレイはベゼルを最小限に抑えられるよう設計されており、4年ぶりにLG最大クラスの6型ながら、次期スマートフォンの筐体サイズはLG V20よりも小さくなっているという。上部と下部のベゼルが、V20比でそれぞれ20%と50%削減され、ロゴはディスプレイ前面から背面に移動し画面スペースを最大限に活用しているとする。