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Windows 10プレビュー版IMEが改良。Backspaceの使い方で予測変換がより賢く

~変換状態からのキーワードWeb検索もサポート

予測候補に対するユーザーのBackspaceキーの使い方で、次回表示する予測候補を調整する

 米Microsoftは21日(現地時間)、Windows 10 Insider Preview「Build 16226」をPC向けにFast ringでリリースした。

 このビルドでは日本語入力機能のIMEに改良を施している。

 たとえば、予測候補で「お疲れ様です」と表示された内容を確定したあと、Backspaceキーで「お疲れ」まで削除した場合に、予測候補の調整が行なわれ、次からは「おつ」まで入力すると「お疲れ」が第1候補に表示されるようになる。IMEは予測候補に対するユーザーのBackspaceキーの使い方を見ており、これによって予測候補の精度の向上を図る。

 また、IMEの日本語入力状態で英語文字を入力するような場合でも、スペル訂正が機能するようになった。以下の画像にあるように、「apointmen(あぽいんtめn)」と打ったとしても、IMEが予測される単語として「appointment」または「appointments」を提案するようになっている。

日本語入力のままで英単語の入力を試みても、スペル訂正が機能する

 このほか、予測候補が表示されているウインドウから任意の単語を直接Web検索できるようにもなっている。予測候補の横に表示されるサーチアイコンをクリックするか、候補をカーソル移動でハイライトして[Ctrl]+[B]キーを押すことでWebブラウザで検索が行なわれる。

予測候補のウインドウからWeb検索可能に