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PCI-SIG、現行の4倍の速度を実現した「PCI Express 5.0」

PCI-SIGがこれまでに策定したバスの転送速度の遷移

 PCI-SIGは7日(現地時間)、米国カリフォルニア州サンタクララで開かれている開発者向けカンファレンス「PCI-SIG Developers Conference 2017」にて、次々期の業界標準バスインターフェイス規格となる「PCI Express 5.0」アーキテクチャを発表した。

 現在、リビジョン0.3がPCI-SIGメンバー向けに公開されており、2019年内の規格策定完成を目指す。

 現行のPCI Express 3.0の4倍、2017年内に策定が完了するPCI Express 4.0の2倍の速度となる32GT/s(Giga-Transfer per Second)を実現。最小のx1レーン接続では片方向4GB/s、双方向8GB/s、ビデオカードなどで一般的に使われるx16レーン接続では片方向64GB/s、双方向128GB/sの転送速度を誇る。

 接続レーン数を減らしながら転送速度を高められるPCI Express 5.0は、今後ますます需要が高まるGPUとの接続に好適なだけでなく、NVM Express SSDのようなソリューションにも適している。

 またPCI-SIGは同時に、規格策定中のPCI Express 4.0についてもリビジョン0.9を公開した。こちらは2017年中の完成を目指す。