ニュース
スタンドが最大165度まで開くようになった新しい「Surface Pro」
~軽量化と静音化、高機能化を実現。実機写真を多数掲載
2017年5月26日 16:43
日本マイクロソフト株式会社は、キックスタンドを装備した新しい2in1「Surface Pro」を6月15日に発売する。税別価格およびラインナップは下表のとおり。
【表】主な仕様 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
CPU | Core m3 | Core i5 | Core i7 | |||
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | |||
ストレージ | 128GB | 256GB | 512GB | 1TB | ||
一般向け税別参考価格 | 105,800円 | 126,800円 | 146,800円 | 190,800円 | 259,800円 | 315,800円 |
法人向け税別参考価格 | 93,800円 | 114,800円 | 134,800円 | 178,800円 | 247,800円 | 303,800円 |
新しいSurface Proは世代を示す数字が取れた(関連記事米Microsoft Surface担当副社長に聞く、新Surface Proが「5」でなかった理由)。外見上、Surface Pro 4のマイナーチェンジモデルにも見えるのだが、800以上にもおよびカスタムパーツを新規採用しており、実は大幅なアップデートとなっている。
その最大の特徴はキックスタンド。新たに20種類のカスタムパーツを採用することで、本体を165度まで倒せるようになった(Surface Pro 4までは150度)。この角度は、同時に国内投入されるSurface Studioを超える数値であり、Surface Studioのペン入力体験をモバイルで実現するものだとしている。
これに伴い、Surface Penも筆圧レベルを従来の1,024段階から4,096段階に増やした新モデルを投入。新たに傾き検知をサポートするほか、21msの低遅延により、実際の紙に近い書き心地を実現。ペンの本体色も新たにタイプカバーに合わせて4種類の展開となった。
なお、ペンは別売りで、8月に発売予定。税別参考価格は11,800円。従来のSurfaceシリーズでも利用可能だが、傾き検知には非対応となり、筆圧もSurface Pro 3までは256段階、Pro 4/Laptop/Studio/Bookでは1,024段階までの対応となる。
冷却機構も一新し、グラファイトを新たに利用することで、Core m3/i5モデルでは完全なファンレス、Core i7モデルでは18dBの静音性を誇る冷却ファンを採用する。ちなみに、会場の展示機ではCore i5モデルはCore i7-7300U(2.6GHz)、Core i7モデルはCore i7-7660U(2.5GHz)を搭載していたが、Surface ProのCPUのモデルナンバーはあくまでも非公開であり、ランニングチェンジ(予告なしにモデルナンバーが変更)する可能性がある。
CPU/メモリ/ストレージ以外の仕様は共通で、2,736×1,824ドット表示/10点タッチ対応12.3型液晶ディスプレイ、OSにWindows 10 Pro、Office Home & Business Premium プラス Office 365サービス(個人モデルのみ)を搭載する。本体色はシルバー。
インターフェイスは、microSDカードスロット、USB 3.0、Mini DisplayPort、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0、Windows Hello顔認証対応カメラ、500万画素前面/800万画素背面Webカメラ、音声入出力などを搭載する。
バッテリ駆動時間は約13.5時間。本体サイズは292.1×201.42×8.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量はCore m3モデルが約766g、Core i5/i7モデルが約786g。