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Microsoft、スタイラスペンと親指のタッチ操作を組み合わせた新たなUIを開発

Thumb + Pen Interaction on Tablets

 米Microsoftの研究機関であるMicrosoft Research(MSR)は4日(現地時間)、「Thumb + Pen Interaction on Tablets」として、スタイラスペンとタッチの同時かつ相互補完的な操作についてのデモ映像を公開した。

 ここ数年でタッチ操作だけでなくスタイラスペン入力に対応したデバイスが増加しているが、一般的にそういったデバイスでは、誤動作を防ぐため、ペン入力時にタッチ操作を無効化する機能(パームリジェクションなど)が搭載されていることが多い。

 MSRでは、現在のタブレット端末はペンとタッチの同時入力をサポートしているにもかかわらず、ペンとタッチ両方の機能を最大限に活用する方法がないことに注目し、それを実現するための「Pen + Touch Interaction」プロジェクトの成果として今回の親指とペンの同時操作を発表している。

 デモでは、親指を使って画面左に表示されるラジアルメニューを操作しつつ、ペンで選択したオブジェクトに対して親指でパラメータを操作したりといったものを提示。

 具体的には動画を参照いただきたいが、スプレッドシート上でペンのオブジェクト選択モードと書き込みモードとを瞬時に切り替えたり、Webブラウザでタブ切り替えや戻る/進むなどを素早く実行できるメニューを表示したりといったデモとなっている。

 あくまでMSRでの研究成果であり、Microsoftの製品に実装されるかなどは未定の段階だが、タブレットや2in1デバイスでの生産性が高まるだろうと思わせるデモになっており、Windows 10への実装に期待したい。