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インテル、初めての新社会人向けの新PC体験イベントを新潟で開催

インテルが開催した「新生活、はじまる! 最新パソコン体験イベント」

 インテルは、「新生活、はじまる! 最新パソコン体験イベント」を、全国3カ所で開催。その第1回目のイベントが、2017年3月11日、12日の2日間、新潟県新潟市のイオンモール新潟南マリンコートで開かれた。

 春から新生活をスタートするタイミングに合わせ、新社会人を対象に、Windows 10を搭載した最新のPCを体験したり、その特徴を訴求するイベントで、同時に、春商戦におけるPCの買い換え需要を喚起する狙いもある。

 インテルでは、「新社会人を中核ターゲットにした初のイベントになる」(インテル セールス・チャネル事業本部市場戦略企画室・小澤剛室長)と、今回のイベントを位置付ける。

 会場では、NECパーソナルコンピュータ、東芝クライアントソリューション、ASUS、日本マイクロソフト、レノボ・ジャパン、富士通クライアントコンピューティングの最新PCが展示され、旧型PCとの性能比較やペン入力機能の体験のほか、音声認識を活用したCortanaによるアシスタント機能、顔認証機能であるWindows Helloによるログインなども体験できるようにした。

 また、最新PCを体験して、アンケートに答えると、インテルオリジナルのタンブラーをプレゼント。約30分ごとに開催される「じゃんけん大会」では、約5分間に渡る新機能の説明を聞いたあとに全員でじゃんけんを行ない、優勝すると2,000円分のJCBギフトカードがプレゼントされた。

イオンモール新潟南マリンコートで開催されたイベントの様子
多くの人が最新PCの機能などに触れていた
アンケートに答えるとオリジナルのタンブラーがプレゼントされた
さらに抽選で当たるとJCBギフトカードをプレゼント
用意されたJCBギフトカード
アンケートは簡単なもの。ペン入力に関心が集まっていたという
じゃんけん大会の様子。優勝者にはJCBギフトカードをプレゼントした
インテル セールス・チャネル事業本部市場戦略企画室・小澤剛室長

 インテルでは、今回のイベントのターゲットを新社会人に設定したことを次のように説明する。

 「これまでは、大学生を対象にしたイベントを開催したことがあったが、新社会人の買い換え需要にフォーカスしたイベントはなかった。大学時代に4年間使っていたPCを、最新の機能を持ったPCに買い換えてもらい、仕事に活かしてもらう提案を行ないたい」(インテルの小澤室長)と語る。

 大学時代は、レポートの作成やWeb閲覧、メールなどの利用が中心であること、Gmailを利用したり、好きなブラウザを利用するなど、ツールやアプリを自由に選択できる環境にあったが、「社会人になると、決められたアプリを利用することが増え、その多くがMicrosoft Officeの環境である。さらに用途も広がり、WordやOutlookの利用だけでなく、ExcelやPowerPointなどのアプリを利用することも増える。Officeの最新機能を活用するとともに、社会人に不可欠なPCスキルを高め、効率的に仕事ができる社会人を目指して欲しい」と語る。

 大学時代に使っていたPCに比べて、起動時間が速くなること、パスワード入力ではなく、顔認証で起動するなど、仕事の生産性を挙げたり、セキュリティを高めるには、最新のPCを活用した方が、メリットがあることなどにも気が付いて欲しいとした。

 一方、イオンモールという場所でタッチ&トライを行なえる環境にしたのは、新社会人に限らず、新たな生活環境に移行する人たちに対しても、PCの買い換え提案を行なう狙いが含まれている。

 今回の会場となったイオンモール新潟南は、JR新潟駅からクルマで約15分の位置にあり、新潟では最大級のショッピングモールだ。

 休日には多くの人が訪れ、ショッピングを楽しんでいる。

 開催初日には、毎年恒例の「にいがた酒の陣」が市内で開催されていたり、Jリーグのアルビレックス新潟が、今シーズン初のホームスタジアム「デンカビッグスワンスタジアム」で公式戦を行なったりと、新潟市内は熱気に包まれており、イオンモール新潟南でのイベントにも、数多くの家族連れなどが訪れて、最新PCの機能などに触れていた。

 「アンケートは1日500人程度を目標にしていたが、それを上回っている。特に、ペン入力機能に対する関心が高く、小学生などがペン入力を楽しんでいる姿も見られた。さらに、実際にPCを持ち上げてみて、その軽さに驚いたり、2in1であることやタッチ機能の使い勝手の良さにも注目が集まっていた」とする。

 インテルでは、「普段、量販店のPC売り場などには足を運ばないような人たちが、立ち止まって最新PCに触れるきっかけづくりになった」と、イベントの効果に自信を見せた。

各社の最新PCが展示され、自由にタッチ&トライができる
富士通クライアントコンピューティングのFMV LIFEBOOK SH90
レノボ・ジャパンのYOGA BOOK
東芝クライアントソリューションのdynabook V82
東芝クライアントソリューションのdynabook T75
日本マイクロソフトのSurface Pro 4
NECパーソナルコンピュータのLAVIE Hybrid ZERO HZ750
ASUS Transformer Mini T102HA

 今回の「新生活、はじまる! 最新パソコン体験イベント」は、新潟での開催を皮切りに、3月18日~20日は、JR札幌駅の「JRタワー東コンコース イベントスペース」で、3月25日、26日は、イオンモール広島府中のスターギャラリーでそれぞれ開催する予定だ。

 また、インテルでは、フレッシャーズを対象にしたセミナー「入社前に身に付けたい! フレッシャーズに必須のスキル講座」を、3月22日に仙台のTKPガーデンシティ仙台で開催。3月27日には、福岡市博多のアミュプラザでそれぞれ開催する予定だ。

 「札幌、仙台、新潟、広島、福岡というエリアは、他県への若者の流出が多い場所でもある。場所の選定に関しては、社会人になって、東京や大阪などに出ていく人たちに対する訴求する狙いがある」とする。

 新潟、札幌、広島のイベント会場では、毎日500人ずつのアンケート回答を獲得する予定であるほか、仙台、福岡のセミナーでは、それぞれ約50人の参加を目標にしており、PCの活用だけでなく、社会人としての心構えや仕事への取り組み方に関しても触れる内容になっているという。

 「これらのイベントを通じて、最新のPCに興味を持ってもらったり、店舗に足を運んでもらうきっかけになればと考えている」とした。

この日の新潟市内は熱気に包まれていた