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Microsoft、オンライン教室自動化ソリューション「School Data Sync」の一般提供を開始

 米Microsoftは23日(現地時間)、オンライン教室の自動化ソリューション「School Data Sync (SDS)」の一般提供を開始した。

 以前よりプレビュー公開されていたが、今回正式に提供開始となった。利用にはリクエストフォームより申し込みが必要。

 SDSは、学校が学生情報システム(Student Information System: SIS)からOffice 365のオンライン教室の作成支援を行うもの。Microsoftによると、SDSは事実上全てのSISをサポートしており、既に10万人以上の教師と200万人の学生を同期させるため、数百の顧客により20カ国以上で利用されているとしている。

 通常オンライン教室を利用する場合、生徒が入れ替わり名簿が年ごとに変わるため、オンライン教室を維持するのに費用と時間が必要となるが、SDSは、SISからOffice 365にユーザープロフィールと名簿をインポート後、自動的に最新の状態を維持するため、IT管理者はオンライン教室の作成にかかる時間を節約でき、教師は学期の初日からオンライン教室を利用できるという。

 またSDSを利用すると、Microsoft Classroom Preview、OneNote Class Notebooks、Office 365 GroupsなどのパートナーアプリケーションとともにOffice 365 Educationを利用できるため、SISとアプリケーションパートナーを単一プラットフォーム(Office 365)で相互に統合することで、時間および費用を節約できるとしている。

 SDSとMicrosoft Classroom Previewは共に数十言語に翻訳済みで、Office 365 Educationが利用可能なほぼ全ての国で利用可能となっている。なお、Office 365 Educationは日本でも既に提供されている。

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