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カシオ、Android Wear 2.0採用のスマートウオッチ

~GPSを内蔵しオフラインでも地図を利用可能

WSD-F20

 カシオ計算機株式会社は、アウトドア向けスマートウオッチ「Smart Outdoor Watch」から、Android Wear 2.0を搭載し、GPSを利用した地図機能などを利用できる「WSD-F20」を発表した。4月21日発売で、税別価格は51,000円。本体色はオレンジとブラックの2色。

 WSD-F20は、低消費電力なGPSとオフラインで使えるカラー地図機能を搭載。スマートフォンの電波が届かない場所や、手がふさがりやすくスマートフォンの使用や携行が困難なシーンに活躍し、トレッキング、サイクリング、フィッシング、ウィンタースポーツ、ウォータースポーツなどに好適としている。なお、WSD-F20は、PRO TREKの新シリーズ「PRO TREK Smart」として位置付けられている。

 世界中で利用されているというMapboxの地図データを採用しており、行く先の地図を事前にWSD-F20にダウンロードしておくことで、GPS情報と合わせてオフラインでも自身の位置を確認できる。また、「ロケーションメモリー」アプリを使えば、地図上に文字やマーカーでメモを付けることができ、現地再訪に役立つとする。

 圧力センサー、方位センサー、加速度センサーを用いて、アウトドアやスポーツで必要な情報を計測/表示するアプリを備え、コンパス、気圧・高度、日の出・日の入り、タイドグラフ、活動グラフなど、自然環境の変化や活動量をリアルタイムで把握可能。

 本体は、ボタンガード、保護ベゼル、大小3つのサイドボタンを採用し、従来モデルよりも操作性や堅牢性が向上した。液晶はモノクロとカラーの2層構造を採用し、時刻はモノクロ、地図などはカラーで表示し、視認性を向上させるとともに、消費電力の抑制を行なう。

 このほか、ウオッチフェイスの交換やなども可能。

 主な仕様は、ディスプレイがタッチ操作対応1.32型TFTカラー/モノクロ液晶(320×300ドット)、防水性能は5気圧、耐環境性能はMIL-STD-810G、センサーは圧力/加速度/ジャイロ/方位、無線機能はIEEE 802.11nとBluetooth 4.1、マイクとバイブレーターも内蔵する。

 バッテリはリチウムイオンで通常利用で約1日以上稼働、時計のみでは約1カ月以上稼働する。

 本体サイズは約61.7×57.7×15.3mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約92g。