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Apollo Lake搭載でさらに薄くなったファンレス小型PC「LIVA Z」が23,800円で登場

LIVA Z

 株式会社リンクスインターナショナルは過日、都内でECSの新製品説明会を開催し、小型PC「LIVA」シリーズの最新モデルを国内に向けて投入すると発表した。

Apollo Lakeを採用した「LIVA Z」。VP9のハードウェア再生支援に対応

 台湾ECSは22日にApollo Lakeを搭載した「LIZA Z」を発表しており、今回の発表会ではこちらが目玉の製品として紹介された。

 Braswell世代のCPUを採用した従来モデルのLIVA X2などと比べて性能が大きく向上しており、HEVC/H.265 10bitおよびVP9のハードウェアデコード機能を備えるなど、進化がうかがえる。これまで通りファンレス設計を採用しているため、小型で静かというLIVAシリーズのコンセプトも踏襲した。LIVAシリーズは今回のLIVA Zで第5世代目となる。

 搭載するCPUとOSの有無で合計4モデルをラインナップし、Celeron N3350搭載モデルはOSなしで23,800円、Windows 10 Home搭載で26,800円。そして、Pentium N4200搭載モデルも用意し、OSなしで29,800円、Windows 10 Home搭載で32,800円となっている。

LIVA Zの特徴
HEVC/H.265 10bitとVP9をサポート
従来モデルとの性能比較

 LIVA Zの主な仕様は下表の通り。

【表】LIVA Zの主な仕様
型番LIVAZ-4/32(N3350)LIVAZ-4/32-W10(N3350)LIVAZ-4/32(N4200)LIVAZ-4/32-W10(N4200)
CPUCeleron N3350(1.1GHz、2コア)Pentium N4200(1.1GHz、4コア)
GPUIntel HD Graphics 500Intel HD Graphics 505
メモリDDR3L SO-DIMM 4GB(最大16GB)
ストレージeMMC 32GB
OS-Windows 10 Home-Windows 10 Home
USBUSB 3.0×4(1基はType-C)
映像出力Mini DisplayPort、HDMI 1.4b
無線通信IEEE 802.11ac、Bluetooth 4.0
有線LANGigabit Ethernet×2
その他音声入出力
本体サイズ(幅×奥行き×高さ)117×128×33mm
発売時期2017年1月上旬2017年1月以降
価格23,800円26,800円29,800円32,800円

【お詫びと訂正】初出時に、一部の仕様を間違えて掲載しておりましたので修正いたしました。お詫びして訂正させていただきます。

正面
左側面
右側面
背面
上面
4K動画をLIVA Zで再生している様子。ハードウェア再生支援が効いており、CPU負荷が低く保たれている
展示されていたLIVAの従来モデル
1世代前のLIVA X2

 また、法人向けのLIVA Z-Eも合わせて発表。こちらはLIVA Zに対する違いとして、2.5インチシャドウベイを備えていることや、シリアルポートを4基備えている点が挙げられる。受注ベースで生産されるとのことで、一般市場には流通しないとのことだった。

LIVA Z-E
左側面に2基のシリアルポート
右側面にもシリアルポートが2基
背面