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“HTC Viveのポニーテール”から解放される無線トランシーバ
~Viveがケーブルレスで利用可能に
2016年11月11日 14:27
PCでのVR(仮想現実)に使われるヘッドマウントディスプレイ(HMD)の多くは、HDMIやUSBなどの有線によってPCに接続されている。この線が邪魔で設置を煩わしく感じるユーザーも多く、PCにおけるVR導入の障壁の1つとなっている。
中国のTPCAST(伝送科技)はこの問題に取り組む企業の1つで、「TPM901」と呼ばれる独自技術を搭載した無線転送モジュールを開発。87.3Mbpsという帯域幅と15msという低遅延を確保することで、HMDを無線化できる。これによりHMDの“ポーニーテール”から解放されるという。
このモジュールを最初に搭載するのが「Vive無線アップグレードキット」だ。現在、中国のViveの公式サイトで予告しており、2017年第1四半期に出荷予定となっている(予約や注文は現在できない)。製品の詳細については書かれていないが、写真を見るとHTC Viveの頭頂部のバンドにレシーバを通して固定し、HDMIとUSBを無線化すると見られる。
また、HTC ViveはUSBを通して電源供給を受けているが、無線化するにあたって電源を供給するバッテリパックも付属しており、後頭部に取り付けると見られる。当然、PCから送信するためのトランシーバも付属する。