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任天堂、コードネーム“NX”こと新型ゲーム機「Nintendo Swtich」の映像を公開
~ディスプレイ搭載で単体動作可能、NVIDIA Tegra採用
2016年10月21日 12:59
任天堂株式会社は20日、新型家庭用ゲーム機「Nintendo Swtich」の映像を公開した。製品の発売は2017年3月予定。
Nintendo Swtichは、開発コードネーム「NX」として開発が発表されていた製品。家庭用据置型TVゲーム機ながら、本体を持ち出して外出先で遊ぶことが可能となっている。同社では、「1人でも大勢でも、どこででも楽しめる、かつてない娯楽体験を提供する」としている。
本体は液晶ディスプレイを備えたタブレット型の筐体で、TVとHDMIケーブルで接続された「Nintendo Switchドック」を経由してTVへ映像を出力する。ドックから本体を取り外すだけで、瞬時に本体ディスプレイへゲーム画面が切り替わる(スイッチ)されるという。実際に公開された映像では、ゲームプレイ中でもドックから取り外すことでシームレスにスイッチしている様子が確認できる。
本体はステレオミニジャックのほか、「Game Card」と表記されたスロットを備えており、具体的なメディアは不明ながら、ゲームのパッケージ販売も行なわれるとみられる。
今回の任天堂の映像公開に合わせ、NVIDIAが公式ブログを投稿しており、それによると、Nintendo Switchはカスタマイズされた「Tegraプロセッサ」を採用しているという。Tegraには、“世界最高峰のパフォーマンスを発揮するGeForceビデオカードと同じアーキテクチャ”のGPUが含まれるとしており、Pascalベースとみられる。
NVIDIAはハードウェアのみならず、ハードウェアの性能を最大化するため、新ゲーミングAPI「NVN」を任天堂と共同開発しているほか、搭載するOSもGPUを有効利用するようカスタマイズされているという。
コントローラ「Joy-Con」は、ジョイスティックとボタンを備えた2つのコントローラからなっており、それぞれ単体でゲームパッドとして動作するほか、Nintendo Switch本体の左右に装着することが可能。さらに、左右のJoy-Conを装着し、1つのゲームパッドのように扱える「Joy-Conグリップ」も用意される。映像を確認する限り、左右トリガー、L2/R2ボタンも装備するとみられる。
また、映像中には「Wii U PROコントローラ」のような単体ゲームパッドも登場している。
パートナー企業には、カプコン、コナミ、スクエアエニックス、セガ、バンダイナムコなどの国内企業のほか、Activision、Bethesda、Codemasters、EA、UBISOFTなどの国外企業、UnityやEpic Games、Silicon Studioなどのゲームエンジン開発企業などが挙げられている。
価格、ソフトウェアラインアップ、仕様等については後日発表される予定。