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Ubuntu 16.04に対応したWindows 10プレビュー版「Build 14951」

~フォトアプリにWindows Inkで描き込みが可能に

 米Microsoftは19日(現地時間)、Windows 10 Insider Previewの「Build 14951」をPCとモバイル向けにFast ringで公開した。

高精度タッチパッドの拡張

 前回のBuild 14946と前々回のBuild14942に引き続き、高精度タッチパッドにメスが入っており、今回はジェスチャー設定で任意のキーショートカット――[Windows]+[Alt]+[D]や[Windows]+[F]など――を登録できるようになった。また、基本のスワイプ動作にオーディオと音量の調整を選べるようになったほか、リセットボタンがアップデートされ、進行状況を示す円のアニメーションならびに完了時にチェックマークが表示されるようになった。

Windows Inkの改善

 Windows Inkのワークスペースにおいて、ペンのカラーと幅の両方を、ワークスペースを開き直さずに変更できるようになった。

 また、弧や真円の大きさの調整が楽になっており、2本指を使ったピンチのジェスチャーで分度器のサイズを変え、ペン/マウス/指を分度器に沿わせることで分度器の角度が表示されるようになっている。

円に表示される分度器

フォトアプリがWindows Inkをサポート

 Windows 10が標準搭載しているフォトアプリ上で、Windows Inkによる書き込みなどが可能に。描き込みは保存でき、描いたものをリプレイ再生することもできる。

フォトアプリに描き込み可能

WSLでUbuntu 16.04をサポート

 WSL(Windows Subsystem for Linux)がアップデートされ、対応するUbuntuのバージョンが14.04(Trusty)から16.04(Xenial)に上がっている。ただし、アップグレードは「do-release-upgrade」コマンドで手動で行なう必要がある。さらに、WSLを活用するユーザーからもっとも要望が多かったとするWSLコマンドプロンプトからのWindowsバイナリの直接起動が可能となった。

WSLコマンドプロンプトからWindowsバイナリを直接起動可能に

カメラアプリのUIデザインを変更。開発者モードに再起動なしで移行

 このほか、今回のビルドでPC版およびモバイル版のカメラアプリのUIのデザインが見直され、使いやすくなった。また、PCを再起動せずに開発者モードに移行できるようにもなっている。

カメラアプリのUIデザインが変更