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AMD、「Polaris」アーキテクチャ採用の組み込み向けGPU
2016年10月3日 13:42
米AMDは27日(米国時間)、組み込み向けビデオカード「Radeon E9260」、「Radeon E9550」を発表した。
同GPUは、組み込み向けGPUとしては初となる「Polaris」アーキテクチャを採用した製品。用途としてはカジノ用ゲームマシンやデジタルサイネージへの組み込み、4Kテレビ会議、インタラクティブなデジタルホワイトボード、臨床診断のための医療用画像処理などを想定しており、電力消費に制限のある組み込み環境においても、リッチコンテンツや4Kビデオなどを利用する場合に最適であるとしている。
共にHEVC/H.265およびAVC/H.264のハードウェアデコード/エンコードをサポートする。
E9260の主な仕様は、CU(Compute Units)数が14基で、最大演算性能が2.5TFLOPS。メモリは4GB GDDR5で、バス幅は128-bit。TDPは50W以下。フォームファクタはMXM 3.x Type-AまたはPCI Express。
HDMI 2.0およびDisplayPort 1.3による設計保証期間は5年間。
E9550の主な仕様は、CU数が36基、コアクロックが1,120MHz、最大演算性能が5.8TFLOPS。メモリは8GB GDDR5で、クロックが1,750MHz、バス幅は256-bit。TDPは95W以下。フォームファクタはMXM Type-B。
HDMI 2.0およびDisplayPort 1.3による最大5画面出力に対応。設計保証期間は3年間。