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Synaptics、ガラス越しに認証可能な指紋センサー

第3世代指紋認証センサー「FS4500」

 米Synapticsは29日(現地時間)、ガラス越しに指紋認証可能な第3世代の生体認証センサー「FS4500」を発表した。

 FS4500はセンサー部分が6×6mm(幅×奥行き)の大きさで、ガラスまたはセラミックのボタン越しに指紋認証が可能。カバー部分のガラスは300μmまで厚くできるとする。ガラスボタンはスマートフォンに組み込むことができ、さまざまな形とサイズで提供可能という。

 FS4500のセンサーをモバイルデバイスに簡単に組み込める理由として、単一電圧による電力供給、拡張ナビゲーション機能、指紋センサーを使った2つのソフトキー制御、TLS(Transport Layer Security)のサポートを挙げており。PC組み込みのためのUSBインターフェイスなども実装できる。

 既にFS4500のサンプル出荷は始まっており、2016年第4四半期には量産が始まる見込み。