目で操作するVR HMD「FOVE」が東京ゲームショウで体験デモ

FOVEデベロッパーズキット版(ブラック)

　視線追跡型のVRヘッドマウントディスプレイを開発している「FOVE」は、9月15日～18日の期間に東京の幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2016」にて、FOVEのプロトタイプ版とともに視線追跡や瞬き認識に対応した3つのゲームとともに展示すると発表した。

　イベント当日は出展ブース(小間番号: 9-W08)において、FOVEを使った視線追跡技術のゲームへの活用方法を紹介するプレゼンテーションを30分ごとに実施。また、プロトタイプ版から形状に変更が加えられた「FOVEデベロッパーズキット版」のホワイトカラーおよびブラックカラーバージョンをも展示する。

　会場にはFOVEで楽しめる視線追跡対応のゲームとして、FPS(1人称視点)のシューティングゲーム「Project Falcon」、注視した物や場所によってストーリーが自然に分岐する脱出系ゲーム「Judgement」、目の動きでキャラクターを操作し、まばたきで演出を変化させるミニゲーム集「Functions」が用意され、体験エリアも設置される予定。

新FOVE(左)と旧FOVE。頭部側面と後部のフレームがなくなりスッキリとした形になった

FPSのシューティングゲーム「Project Falcon」。視線追跡により敵を素早く見るだけでロックオンするなど、直感的な操作を可能とする

監禁状態からの脱出を目的する「Judgement」。表示される選択肢を意識的に選ぶのではなく、尋問中などに注目した物や場所によってストーリーが分岐する

ミニゲーム集「Functions」では目の動きと目の開閉で操作と演出を楽しめる