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WDLC、子供のPC所有で学力向上との調査結果

WDLC調査によるPC利用による子供の学習内容に関するグラフ

 日本マイクロソフト株式会社らが率いてIT機器関連の啓蒙活動などを行なっている「ウィンドウズ デジタルライフスタイル コンソーシアム(WDLC)」は19日、子供がPCを所有することで学力向上に繋がるという調査結果を公開した。

 これは、中学生から大学生の子供を持つ30歳から59歳の1,548人の親を対象に行なわれた調査で、子供に自分専用のPCを持たせたことで学習のプロセスや結果に好影響を与え、過半数の親が勉強意欲が高まったという実感が得られたというもの。

 実施された調査の例として、偏差値65以上の中高生の3人中1人が自分のPCを所有しており、偏差値65未満の中高生に対してPC所有率で約1.5倍の開きが出ているといったものや、偏差値65以上の大学生の3人中1人が大学入学前の高校生の時に自分のPCを所有しているというものがある。

 また、中高生全般および偏差値65以上の中学生を対象とした、PCを利用した学習内容としては、「勉強に必要な調べ物」が80%以上でもっとも多く、次いで「自由研究」が20~30%台、そのほか「塾や予備校の自宅学習」や「受験勉強」に関する学習が20%以上となっている。なお、偏差値65以上の中学生については、「英会話」と「プログラミング」への学習利用が中高生全般と比較してポイントが高くなるという傾向を示した調査結果が掲載されている。

 これら調査結果の詳細はこちらのニュースリリースから参照可能。

 WDLCでは、親が子供のPCを管理するための方法などを教えるペアレンタルコントロールの訴求サイト「My First PC ~はじめてのマイパソコン~」も開設中。同サイトには子供用のPC啓発コンテンツや、PC利用による家族の事例等を閲覧できる。