やじうまミニレビュー

EIZO「ScreenCleaner」

~液晶もスマホも拭ける長持ちクリーナー

やじうまミニレビューは、1つ持っておくと便利なPC周りのグッズや、ちょっとしたガジェットなど幅広いジャンルの製品を試して紹介するコーナーです。
EIZO ScreenCleaner

 「ScreenCleaner」は、あのEIZOが発売しているディスプレイ用のクリーニングキット。Amazon.co.jpでの購入価格は1,309円だった。持ち運び用のプラスチックケースの中には、洗浄液と拭き取り用クロスが入っているが、EIZOだから性能が特別にスゴイというわけではない。しかし、この製品は実に“長く使える”のである。

 この手のディスプレイ用掃除アイテムとしてよく見かけるのが、ウェットティッシュの使い捨てタイプだろう。筆者もボトル100枚入りといった大容量のものを使っていたことがある。ただ、このタイプはちゃんとフタを閉めておいても、時間の経過でティッシュが乾いてしまうのが欠点だった。毎日使うならともかく、筆者のように週に1回程度の頻度で使おうものなら、いつの間にかドライティッシュに変わってしまい、ひどく損した気分になる。

 そこで、ScreenCleanerの出番である。スプレータイプのクリーナーとしては、容量約28mlと多すぎず少なすぎずで、1週間に1回程度の使い方なら半年以上は余裕で保つ。もちろん、ウェットティッシュのように乾いて使いものにならなくなるといった心配もない。

ScreenCleanerのパッケージ
持ち運びに便利なプラスチックのケース付き
ケースを開けたところ
こちらは付属のクロス
クロスの拡大写真

 また、EIZOでは光沢/非光沢タイプの液晶ディスプレイを出しており、どちらでも使用できるという安心感がある。念のため、EIZOのサポートセンターに問い合わせてみたが、両方問題ないとのこと。

 もちろん、EIZO以外の製品での使用は保証されない。本製品の使用により、液晶表面のコーティングがはがれたなどのトラブルが発生しても、自己責任になってしまうので注意してほしい。ただ、筆者は他社のディスプレイ、スマホやタブレットにScreenCleanerを使用し続けているが、これまで問題が起きたことはない。

 ScreenCleanerの使い方は、洗浄液をディスプレイの表面に2~3回吹き付けて、付属のクロスで拭き取るだけ。指紋がベタベタに付いたタッチパネルでも、数回こすればきれいに拭き取れる。この時、拭き残しがないように完全に拭き取ることが大切だ。と言うのも、ScreenCleanerの成分である界面活性剤にはエタノールが含まれているので、きちんと拭き取っておいた方がトラブルがない。

筆者所有のMacBook Air。ホコリやら指紋やらでものすごく汚い
早速シュシュっとScreenCleanerをかけてみる
付属のクロスでディスプレイ表面を拭く
右半分だけを掃除してみた。汚れの取れ具合が分かるだろう
試しにiPhone 5sもきれいにしてみる
ScreenCleanerをかけ、クロスで拭き取る
指紋が消えてピカピカになった

 タッチパネルがほぼスタンダードになった昨今、液晶の汚れは昔以上に気になる問題となった。自分のPCやスマホ、タブレットを見てみてほしい、結構画面が汚れていないだろうか? そんな時は手軽に何度も使える本製品が役に立つ。

 余談だが、付属のクロスは何度か使用していると当然汚れが目立ってくる。メガネ拭きのように手洗いすればよいとは思うが、気になる人は代替品として日本製紙クレシアが発売している業務用ペーパー「キムワイプ」をお勧めしたい。実験器具の清掃用などに使われていて、ティッシュと違って毛羽立たず、ガラスなどを拭いても傷が付きにくい。

 Amazonで1箱200枚入りの6個セットを1,300円前後で購入できる。ちなみに筆者はこれでカメラのレンズを掃除していたりする。あらゆる精密機器の清掃にもってこいなので、ScreenClaener以外にも活躍するはずだ。

業務用ペーパーの「キムワイプ」。学校の実験室などで見かけたことがある人も多いのでは? こちらもAmazonで購入可能
Amazon.co.jpで購入

(中村 真司)