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デル「U2410」




UltraSharp U2410
液晶サイズ 24型
パネル方式 IPS方式
表示解像度 1,920×1,200ドット
アスペクト比 16:10
画素ピッチ 0.27×0.27mm
表面処理 ノングレア (反射防止ハードコーティング 3H)
バックライト方式 7 CCFL U-タイプ システム
応答速度 6ms(中間色)
コントラスト比 動的コントラスト オン時 80,000:1、標準時 1000:1
視野角 上下/左右とも178度
輝度 400cd/平方m
表示色 10億7,000万色
走査周波数 水平: 30kHz〜81kHz
垂直:56Hz〜76Hz
チルト角度 下3度〜上21度
高さ調節 約100mm
スイーベル 左45度、右45度
ピボット機能 あり(右90度)
入力端子 ミニD-Sub15ピン×1
DVI-D(HDCP対応)×2
HDMI×1
DisplayPort×1
コンポーネントビデオ×1
コンポジットビデオ×1
出力端子 ステレオミニジャック音声出力×1
その他ポート類 USB 2.0アップストリームポート×1
USB 2.0ダウンストリームポート×4
メモリカードリーダ
Dell Soundbar専用DC電源コネクタ
スピーカー なし
VESAマウント 対応
電源 内蔵
消費電力 標準75W
付属品 ミニD-Sub15ピンケーブル
DVIケーブル
HDMIケーブル
Display Portケーブル
USBケーブル
電源ケーブル
ドライバ・マニュアルディスク
本体サイズ 559.7×201.5×393.0〜493.0mm(幅×奥行き×高さ)
重量 本体 6.50kg、スタンド 2.41kg

 デルの液晶ディスプレイの中でも、優れた表示品質を実現する「デジタルハイエンドシリーズ」の最新モデル。最上位モデルとなる30型の「3008WFP」に続き、sRGBカバー率100%、AdobeRGBカバー率96%の広色域IPS液晶パネルを採用する点が大きな特徴だ。発売は8月6日、価格は72,450円。

●本体デザイン

 他のデジタルハイエンドシリーズに属する製品と同様に、ディスプレイ本体部分や、台座、背面のアームなど、直線的なデザインで統一。法人向けとして位置付けられていることもあり、派手な装飾も一切なく、シンプルかつ落ち着いた印象を受ける。

 本体サイズは、559.7×201.5×393.0〜493.0mm(幅×奥行き×高さ)。数字だけを見るとかなり大きく感じるが、液晶パネルが24型であることを考えると、ほぼ標準的な大きさだ。

 液晶面のチルト角度は、下3度から上21度の範囲内で調節可能。高さは100mmの範囲内で調節可能。また、台座には左右それぞれ45度のスイーベル機構を備える。加えて、アームは右90度のピボット機能も備えており、縦位置での利用も可能。このあたりの機構面の充実は、さすがデジタルハイエンドシリーズだ。ただし、ピボット機能を利用して液晶画面を横位置から縦位置に変更した場合、液晶の高さを最高位置にするとともに、チルトも上最大まで引きあげた状態でなければ、液晶面の角が床にぶつかってしまう点は要注意だ。ただし、液晶面のぐらつきは少なく、常に安定して利用できる。また、チルト角度や高さの調節に強い力は必要ない。

 電源ボタンは、液晶ベゼル部右下角に用意されている。また、入力切り替えやOSDの操作を行なうボタン類は、電源ボタン上部に用意されている。この操作用ボタンは静電容量方式のタッチセンサーとなっており、ボタン部を示すLED付近を指で触れると反応する。このタッチセンサーの反応はかなり良く、物理的なボタンを利用した場合とほとんど変わらない操作性が確保されている。

●液晶パネル

 1,920×1,200ドット表示対応の、24型ワイド液晶を搭載。パネルの方式はIPS方式を採用。応答速度は、中間色で6ms。視野角は、上下/左右とも178度で、多少画面を見る角度が変化しても、色合いの変化は全くと言っていいほど感じられない。バックライト輝度は400cd/平方m。パネル表面は非光沢処理が施されている。

●接続端子

 映像入力端子は、ミニD-Sub15ピン×1系統、DVI-D(HDCP対応)×2系統、HDMI×1系統、DisplayPort×1系統、コンポーネントビデオ×1系統、コンポジットビデオ×1系統の計7系統と豊富に用意。本体にスピーカーは搭載されず、音声入力端子やヘッドフォン出力は用意されていないものの、HDMI経由で入力された音声の出力端子が用意されている。ちなみに、本体下部には、オプションで用意されているスピーカーユニット「Dell AX510」を固定するためのネジ穴と電源出力が用意されている。

 映像や音声関連以外の接続端子として、USB 2.0ポートが4ポート(底面に2ポート、左側面に2ポート)、アップストリームポートが1つ用意されている。アップストリームポートとPCを接続すれば、USB 2.0ポートにUSB機器を接続して利用可能となる。左側面にはSD/MMC/メモリースティック/xD-Picture Card/スマートメディアに対応するカードリーダも搭載。このメモリカードリーダーも、アップストリームポートとPCを接続すれば利用可能となる。

●OSD

 OSDの操作は、ベゼル右下に用意されている、静電容量方式のタッチセンサーを利用する。タッチセンサーは縦に5個並んで用意されており、軽く触れるとタッチセンサー部のLEDが光るとともに、タッチセンサー左の画面にナビが表示される。目的のメニューを開くと、操作用のナビに切り替わり、操作に戸惑うこともない。

 用意されている設定項目は非常に充実している。特に、カスタムカラー設定では、RGBゲイン、RGBオフセットの調整に加え、RGBCMY色相、RGBCMY彩度の6軸カラー調整も行なえるようになっており、プロ用途にも十分に対応できるだろう。このあたりは、デジタルハイエンドシリーズに相応しい特徴だ。

 また、5つ用意されているタッチセンサーのうち、上3つはショートカットボタンとしても利用でき、頻繁に利用する機能を自由に割り当てることが可能。標準では、プリセットモードの切り替えと、輝度・コントラスト調整、入力切り替えが割り当てられている。

 ちなみに、ショートカットとして入力切り替えが割り当てられてはいるが、それでも実際に入力を切り替える場合にはボタンを3回以上押す必要があり、複数の機器を接続して切り替えつつ利用する場合には少々面倒に感じる。入力系統の多い製品では、一発で入力を切り替えられる専用のリモコンを付属するなどの工夫も必要ではないだろうか。

●画質

 U2410は、12bitでの内部処理に加え、10億7,000万色の発色に対応。CIE 1976 110%、sRGBカバー率100%、AdobeRGBカバー率96%と、プロ用途にも十分対応できる広色域を実現している。コントラスト比は、ダイナミックコントラスト利用時で80,000:1、標準時で1,000:1。実際に画像を表示させてみても、発色の鮮やかさとともに、微妙な色合いの変化もしっかり確認できる。また、IPS方式の液晶パネルを採用しているため、上下/左右の視野角が広いのはもちろん、多少見る角度が変化しても、色合いは全く変わらない。TN方式の液晶パネルを採用する低価格製品と見比べると、発色性能に関して非常に大きな差が感じられる。

 反応速度は、中間色で6msと、特に高速というわけではなく、動きの速い動画やゲーム画像などを表示させた場合には、わずかながら残像を感じる。とはいえ、気になるというものではなく、特別シビアな再生環境を要求する場合を除き、問題になることはないだろう。

 ちなみに、sRGBおよびAdobeRGBのカラー調整は出荷時に完了しており、出荷時に色補正完了の証明書が添付される。ただ、プロ用途であれば、利用場所に応じた調整も必要になるはずで、オプションでカラーキャリブレーションツールが用意されていればさらに良かったように思う。

 発色数10億7,000万色、sRGBカバー率100%、AdobeRGBカバー率96%の広色域を実現するISPパネルを採用するとともに、充実したカラー調整機能を有するOSD、ピボットにも対応する台座など、プロ用途をターゲットとするに相応しい高品質を実現したU2410。しかも、価格が72,450円と安価に抑えられ、ドット抜けが1カ所でも存在した場合に良品と交換してもらえる「プレミアムパネル保証」が標準で添付される点も嬉しい。ところで、U2410自体は法人向けとしてラインナップされてはいるものの、個人でも購入可能。スピーカーは搭載しないものの、入力端子が豊富に用意されており、個人用途にも十分に対応可能。表示品質を重視する場合に、購入候補として十分考慮に値する製品だ。

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(2009年 8月 24日)

[Text by 平澤 寿康]

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