山口真弘の電子書籍タッチアンドトライ

Amazon.co.jp「Kindle Oasis」(前編)

~本体のみ131g、最薄部わずか3.4mmのE Ink電子書籍端末

「Kindle Oasis」

 「Kindle Oasis」は、Amazon.co.jpが販売するE Ink電子ペーパー搭載の電子書籍端末「Kindle」シリーズの最上位モデルだ。バッテリ内蔵のカバーを採用することで、本体のみで131gと驚異的な軽さを誇るほか、最薄部はわずか3.4mmと、ほかを圧倒する薄さを実現していることが特徴だ。

 これまでKindleは俗に「無印」と呼ばれるローエンドモデルに加え、普及価格帯のKindle Paperwhite、さらにその上位機種としてKindle Voyageの3製品でラインナップを構成していた。今回のKindle Oasisはそのさらに上に位置付けられるフラッグシップモデルであり、価格もKindle Voyage(23,980円)より12,000円も高価な35,980円と突出している。まさに読書家のための逸品と言っても過言ではないだろう。

 今回はまず前編として、他製品との比較および外観のチェック、そして本体の上下を反転させて使用する独自のギミックや、バッテリ内蔵カバーなどをチェックしていく。なお今回使用する機材は発売前に借用したサンプルによるもので、市販品とは若干相違がある可能性があることを、あらかじめご了承いただきたい。

ブラックのほか、ウォルナット(スウェード)、メルローの3色がラインナップされる
画面横にページめくりボタンを搭載する。左手で操作する場合は本体を180度回転させる
ページめくりボタン。Kindle Voyageのページめくりボタンと異なり突起のあるタイプ
電源ボタンとMicro USBコネクタが並ぶ。充電時は電源ボタンの中のLEDが点灯する
反対側はとくにボタンや端子はない
背面。同梱のバッテリ内蔵カバーと電力のやり取りを行なうための端子が中央に用意されている。ちなみにロゴはこの背面にあるAmazonロゴだけで、従来までのモデルでは正面にあった「Kindle」ロゴは存在しない

iPhone 6sを下回る131gの軽量筐体

まずは現行のほかのKindleとの比較から。

Kindle各製品の仕様

Kindle OasisKindle VoyageKindle PaperwhiteKindle
サイズ(幅×奥行き×最厚部)143×122×3.4~8.5mm162×115×7.6mm169×117×9.1mm169×119×10.2mm
重量(3Gモデル:)約131g(約133g)
※カバー(107g)未装着時
約180g(約188g)約205g(約217g)約191g
解像度/画面サイズ6型/1,072×1,448ドット(300ppi)6型/1,072×1,448ドット(300ppi)6型/600×800ドット(167ppi)
ディスプレイモノクロ16階調 E Ink電子ペーパー(Carta)モノクロ16階調 E Ink電子ペーパー(Pearl)
通信方式11b/g/n、3G11b/g/n
内蔵ストレージ(ユーザー使用可能領域)約4GB(約3GB)約4GB約4GB(約3.1GB)約4GB(約3GB)
前面ライト内蔵(手動調整)内蔵(自動調整)内蔵(手動調整)なし
ページめくりタップ、スワイプ、ボタンタップ、スワイプタップ、スワイプ
バッテリ持続時間(メーカー公称値)数カ月6週間8週間4週間
価格(2016年4月15日現在)37,980円
(キャンペーン情報付きは-2,000円、3Gモデルは+5,210円)
25,980円
(キャンペーン情報付きは-2,000円、3Gモデルは+5,200円)
16,280円
(キャンペーン情報付きは-2,000円、3Gモデルは+5,200円)
10,980円
(キャンペーン情報付きは-2,000円)
本体カラーブラック、ウォルナット(スウェード)、メルローブラックブラック、ホワイトブラック、ホワイト

【お詫びと訂正】初出時にKindle Paperwhiteの解像度の仕様が誤っておりました。お詫びして訂正させていただきます。

 本製品はバッテリ内蔵のカバーを採用しており、それらを省いた本体のみではわずか131g(3Gモデルでは133g)と軽量であることが特徴だ。過去のKindleでもっとも軽量なのは日本未発売の「Kindle 4」で約169.5g、国内発売モデルに限れば「Kindle Voyage」の約180gが最軽量なので、一気に40~50gほど軽くなったことになる。

 この131gという重量は、数値だけを挙げてもなかなかピンと来ないが、現行のiPhone 6sが143gであると言えば、その軽さが感覚的にお分かりいただけるだろう。しかもiPhone 6sが4.7型であるのに比べ、こちらは6型なので、驚異的な軽さと言っていい。

 なおバッテリ内蔵カバーは107gとそこそこの重量があるため、装着した状態では238g(3Gモデルでは240g)となり、現行ラインナップの中でもっとも重いKindle Paperwhiteを上回ってしまう。とは言え、ともにカバーを装着した状態で比較するのであれば、本製品の優位性は揺るがないだろう。

 バッテリ持続時間は「数カ月」とされている。現行モデルの「数週間」と同様、やや幅のある表現なのは気になるが、どちらかというとユーザにとって関心があるのは、カバー抜き、本体のみでのバッテリ持続時間だろう。一部の報道では約2週間とされているが、これについては製品ページにも記載はなく、詳細は不明だ。しばらく試用期間を置いたのち、本レビューの後編で触れることにしたい。

 こうした大きな変化の一方、6型という画面サイズは従来のモデルと共通で、解像度についてもKindle Voyageと同じであるなど、表示性能についてはあまり進化は見られない。容量も同じく4GBなので、保存できる本の冊数においても、従来モデルと比べた場合のアドバンテージはない。フロントライトは6個だったLEDが10個に増えるなど強化されているが、一方でKindle Voyageの特徴の1つだった画面の明るさの自動調節機能が省かれるなどの違いが見られる。

 ちなみにWi-FiがIEEE 802.11b/g/nのみ対応で5GHz帯には非対応というのも、従来モデルと同様だ。通信速度を考えると現状でもなんら問題はないのだが、なるべく2.4GHz帯の電波は使わない方向で自宅のネットワークを構築している人も多いはずで、ゆくゆくは5GHz帯への対応も期待したいところだ。

バッテリ内蔵カバーを装着した状態。カバーを取り付けた外観はPRS-T3Sなど過去のソニー製端末とよく似ている
反対側から見たところ。表面はレザー製で高級感がある
カバーを装着したまま読書する際は、このように画面を覆うカバーを背面に折り返すとよいだろう

正方形に近づいたコンパクトな筐体。ボタンの突起はやや違和感

 製品を手にしてまず驚くのが、そのサイズの小ささだ。パッケージの段階でもその小ささは際立っているのだが、現物を手に取るとその薄さと軽さに驚かされる。

 本体を小さく感じる要因の1つに、これまでKindleロゴが印字されていた画面下のスペースがなくなり、そのぶん天地が切り詰められていることが挙げられる。左右の幅は逆に広がっているにもかかわらず大幅にコンパクトになった印象があるのは、この天地サイズの違いが大きい。過去の5型端末と比較しても本体サイズはそう変わらず、6型とは思えないほどだ。

 ただし従来のモデルに比べて左右の幅が広がり、形状が正方形に近くなったことで、スーツの内ポケットなどには収まらない恐れがある。寸法上の幅の違いは1cm未満なのだが、本製品はその構造上、カバーをつけて持ち歩くことが多いと考えられるので、厚みの差も加味すると実際にはもう少し開きがある。カバーなしの状態でKindle Voyageがギリギリ収まっていたポケットには、本製品は収まらない可能性があるので、買い替えを考えているユーザは気を付けたほうがよいだろう。

 背面は、グリップにあたる部分が厚み8.5mmと従来製品並なのに対して、画面部分は厚み3.4mmと、驚異的な薄さを実現している。iPhone 6sの厚みが7.1mmなので、その半分以下となる。背面のグリップ部分は実測で38mmほどの幅があり、ホールド感は良好だ。

 ページめくりボタンの配置については次章でじっくり検証するとして、個人的に違和感があるのが、このページめくりボタンが1mmほど突起のあるタイプだということだ。Kindle Voyageではまったく出っ張りのないフラットな感圧式ボタンを採用していた上、さらに本製品は画面とベゼルの間に段差のないデザインを採用しているので、突起の存在はなおさら目を引く。ボタンが細い上にやや角ばっているため、指先を常にボタンに乗せた状態にしておくと指先が痛くなるのもマイナスだ。

 もっともそのKindle Voyageでは、ボタンがフラットゆえ位置を指先で探り当てることができず、目視での確認を求められるケースもしばしばだったので、そうした意味では扱いやすくなったとも言えるが、やや起伏がありすぎる上、クリック音もしっかりと聞こえるほどで、静かな場所で使うにはもう少し控えめであってほしいと感じる。このあたりはユーザビリティを重視した結果ではなく、コストを優先した結果ではないかと感じる。

従来モデルとの比較。左から無印のKindle、Kindle Paperwhite、Kindle Voyage、本製品。本製品のコンパクトさが分かる
Kindle Voyage(左)との比較。Kindleロゴが印字されている下部のスペースがなくなり、天地が切り詰められていることが分かる
下から見たところ。スクリーン部は厚み3.4mmと極薄。バッテリを含むグリップ部は厚み8.5mmと、こちらは従来モデル並み
3.4mmという薄さは驚異的。iPhone 6sの半分以下というから際立っている
下方向からアングルを変えて見たところ。背面のグリップ部はそこそこの幅があり、スクリーンの背面まで伸びていることが分かる
5型の端末(honto pocket、写真右)と比べても遜色のないコンパクトさ
横向きにしたiPad mini 4(写真右)と天地サイズはほぼ同等
ボタンは突起があるタイプで、明確なクリック音がする

左右どちらの手でも使える自動反転設計。センサーの判定は優秀

 さて、本製品は、左右どちらの手でも握れるデザインが採用されている。右手で持つ場合はグリップ部が右に、左手で持つ場合はグリップ部が左に来る形になり、画面はそれに合わせて180度回転するというわけだ。画面の回転は内蔵のセンサーによって自動的に行なわれる。

 もともと初代のKindleは左右非対称のデザインで登場し、本体左側と右側とで異なる役割のボタンが配置されていたが、モデルチェンジを重ねるたびに筐体デザインおよびボタン配置が左右対称へと改められてきた経緯がある。これは左利きと右利きのどちらにも対応できるようにした結果と考えられるが、両側に同じボタンを設置するとなると、一方のボタンは無駄になってしまう。Kindle Touchでページめくりボタンが廃止されたことでこの問題は消滅したわけだが、Kindle Voyageでページめくりボタンが復活したことで、あらためて問題が再燃し、現在に至っている。

 本製品では、持つ手に合わせて本体を上下反転させることで、この問題を解決している。ページめくりボタンを左右どちらか一方にしか備えない代わりに、回転させることで使い回せるようにしたというわけだ。上下のないデザインを採用したことで、本体を横向きに保持しても違和感が少ないという副次効果も生み出している。

本体を右手で持った状態
180度反転させて左手で持った状態。画面も連動して回転する
向きを限定しないデザインなので、画面を横向きにしてもロゴの配置などに違和感がない
2007年に発売された初代Kindle。左右非対称の筐体デザインおよびボタン配置が特徴で、上のボタンに「戻る(Back)」、下のボタンに「進む(Next)」が割り当てられている。後述するが本製品ではこのボタンの上下の役割が入れ替わっている
こちらは2009年発売のKindle 2。本体のデザインこそ左右対称に改められたが、ボタン配置は左側と右側とで異なったままだ
左から、初代Kindle、Kindle 2、本製品。アプローチこそまったく異なるが、8年を経て初代の左右非対称デザインが復活したことは興味深い
本体の上下を反転させることで左右どちらの手でも持てる仕組みは、かつてパナソニックの関連会社が発売していた読書端末「Words Gear(ワーズギア)」を彷彿とさせる(関連記事)
もっともWords Gearとの厚みの差は明白。Words Gearの下部の段差に本製品がすっぽりと入ってしまいかねないほどだ

 この特徴に関して、気になる点は2つある。1つはボタンの配置だ。かつてのKindle 2などでは、ページめくりボタンは本体の中央よりもやや下寄りについており、端末の右下を握った際に親指で押しやすい位置にボタンが来るようになっていた。しかし本製品は左右どちらの手で握るかによって本体の向きが反転するので、ボタンの配置を上もしくは下のどちらかに寄せることができず、中心寄りにレイアウトせざるを得ない。

 が、これについては、端末の天地サイズが短くなったことにより、端末の右下を握った場合でもボタンに指がじゅうぶん届くようになっており、とくに問題は感じない。手のサイズが小さいユーザーでも、支障なく操作できるはずだ。

ボタンはどちらかの端に寄ることなく、中心寄りにレイアウトされている

 むしろ違和感があるのは、「進む」が上のボタンに、「戻る」が下のボタンに割り当てられていることだろう。過去のKindleのページめくりボタンは例外なく「戻る(Back)」が上のボタン、「進む(Next)」が下のボタンとなっており、今回はこれがそっくり逆になっている。最近であればKindle Voyageがこの「戻るが上、進むが下」なので、Kindle Voyageから本製品に移行した場合、急に真逆になって戸惑うことになる。

 これについては幸いなことに、設定画面からボタンの割り付けを入れ替えることができる。つまり従来通り「戻るが上、進むが下」に変更できるのだ。なぜこちらが初期設定ではないのかという疑問は残るが、ともあれボタン配置に違和感を感じるユーザーは、購入してすぐボタン配置を入れ替えることをおすすめする。ちなみに場所は[設定]→[読書オプション]→[ページめくりボタン]にある。

Kindle Voyageでは上のボタンに「戻る」、下のボタンに「進む」が割り当てられていた。初代KindleからこのKindle Voyageまで、ページめくりボタンを持つKindleではこの割り付けが標準だった
本製品では、従来までのKindleシリーズとは正反対に、上のボタンに「進む」、下のボタンに「戻る」が割り当てられている。それゆえ通常は、上のボタンに指がかかるポジションで本体を持つことになる
これが気に入らなければ設定画面でボタンの割当を「反転」に切り替えるとよい。こちらのほうが握り方のポジションも自然なように感じられる

 もう1つの懸念は本体の自動回転にまつわる挙動で、例えばベッドに寝転がって読書をする場合のように、利用者自身が横を向いている場合に、画面の向きがどうなるのかということだ。同様の環境でiPadなどのタブレットを使った際、画面が意図せず90度回転してしまい、困った経験を持つ人も多いことだろう。

 しかし本製品の場合、向きが切り替わるのが90度単位ではなく180度単位なので、こうした誤動作は起こらない。右手から左手に持ち替えて本体が上下逆になると、それを検知して画面も180度回転して読める状態を維持するが、左を向いた状態から寝返りを打って右側を向いても画面の向きは(上下が逆になったわけではないので)そのままとなり、読書を続行できる。タブレットのように、わざわざ設定画面から向きをロックしてやる必要もない。実にスムーズだ。

 なお、しばらく試した限りでは、本体の回転角度が90度を超えておよそ135度に達した時点で「上下が反転した」とみなして、画面を180度回転させる仕組みになっているようだ。従ってベッドやソファに寝転がった程度で画面の向きが反転することはないほか、ページを連続してめくっている最中は、一時的に姿勢が180度変わっても画面が回転しないよう制御しているようだ。このあたりのアルゴリズムはなかなか秀逸だと感じる。

垂直に持った状態。ここから時計回りに回転させてセンサーの反応を見てみよう
90度回転させたところ。この状態では画面の回転は発生しない
センサーが反応し、画面の向きが上下逆になったところ。どうやら135度付近を境に判定されるようだ
このほか、センサーに頼らずに横向きに固定して表示することもできる。テキストコンテンツなどでは意外と重宝する

バッテリ内蔵カバーの併用で数カ月の駆動を実現

 バッテリ内蔵カバーについても詳しく見ていこう。本製品は本体だけでなくカバーにもバッテリを搭載しており、両方を合わせると数カ月間(公称値)という駆動時間を実現している。バッテリは本体とカバーの双方に内蔵されているため、カバーを取り外して本体だけでもきちんと動作するのがミソだ。

 バッテリ内蔵カバーと端末本体とはマグネットで合体する構造になっており、グリップ部に比べて薄くなった画面裏にぴったり合わさり、平らな形状になる。電力のやり取りは端末本体およびカバーに用意された金属の接点を通じて行なう仕組みになっており、Kindle本体を充電するとカバーに内蔵されたバッテリも同時に充電される。バッテリ残量は設定画面上でパーセンテージ単位で見ることができる。ちなみにバッテリ内蔵カバーを単体で充電する方法は用意されていない。

 前面を覆うカバーは12個の内蔵マグネットで画面に吸着する仕組みになっており、閉じると画面がオフに、開くとオンになる。なお試した限りでは、コンテンツをダウンロードしている最中にカバーを閉じてもダウンロードはそのまま続行されるようなので、ダウンロードが完了するまで開きっぱなしにしておく必要はないようだ。

 カバーの外皮はレザー製で手触りは非常によく、高級感もある。ベゼルと画面の間に段差がある無印のKindleやKindle Paperwhiteと違い、本製品はうつ伏せに置いた場合に画面がじかにデスクに触れるため、画面に傷がつきやすい。そうした点からも、これらカバーは普段から装着しておくべきだろう。今回試した限りでは、表面をひっかくなどの傷にも強いようだ。

 ただしこのカバー、前面、つまり画面こそ完全に覆われるが、背面については全体の3分の2ほどの部分しか覆われず、グリップ部および側面については露出したままになる。それゆえ背面から落下させると本体に傷がついたり、破損することにもなりかねない。将来的に背面側の角だけを覆うような保護シートもしくはカバーが、ユーザからの要望によって登場する可能性はありそうだし、個人的には発売されてほしいと思う。決して安価な製品ではないだけに、なおさらだ。

 ちなみに、このバッテリ内蔵カバーを使わずに、本体だけでどの程度バッテリ寿命がもつのかは公表されていない。これについては実機でしばらくチェックしたのち、本レビューの後編でお伝えできればと思っている。

バッテリ内蔵カバー。オプションではなく標準添付となる。なおこのカバー単体で充電する方法はなく、本体経由でないと充電できない
カバーを取り付けた状態。開閉に連動して画面がオン・オフする仕組みになっている
Kindle Oasis本体にある接点を経由して電力をやり取りする
カバーを閉じた状態。正面は全体を覆っている
背面は、左およそ1/3を占めるグリップ部は露出してしまうので、側面ともども傷がつかないよう注意したい
側面から見たところ。スクリーン背面にぴったり合わさる形状になっている
バッテリの残量は設定画面で確認できる。バッテリ残量が数値で表示されるのはほかのKindleシリーズにはない特徴

まとめ

 以上、ざっとファーストインプレッションをお届けしたが、本製品のセールスポイントである画面の反転機構や、バッテリ内蔵のカバーについては、大きな欠点も見受けられず、ユーザーにとって十分にメリットのある機能として仕上がっているように感じられた。次回の後編ではセットアップの手順のほか、単体でのバッテリ駆動時間など、今回触れられなかったポイントについて見ていきたい。

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(山口 真弘)