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エレコム、Linux採用でコストパフォーマンスと高めた小規模オフィス向けNAS
~接続台数が増えたときの速度安定も売り
(2014/6/17 13:12)
エレコム株式会社は、小規模オフィスや部門サーバー向けに機能に焦点を当て、コストパフォーマンスを高めた2ベイNAS「NSR-MS」シリーズを6月下旬に発売する。容量ラインナップと価格は、4TB(NSR-MS4T2BLB)が97,200円、6TB(NSR-MS6T2BLB)が116,640円、8TB(NSR-MS8T2BLB)が149,040円。
エレコムおよびロジテックブランドのNASとしては、これまでWindows Storage Serverを採用したものを提供してきたが、同グループにとって久々となるLinuxを採用するのが特徴のNAS。
小規模オフィスや部門内サーバーでの利用を想定しており、NTドメインやActive Directoryに対応し、複数のNASの一元的なユーザー管理も可能。また、Appleの「Time Machine」やUSBストレージ、クラウドサービスの「Amazon S3」にも対応できるバックアップ機能を備え、2つのNASで同期をとるレプリケーションもサポート。ハードウェア暗号機能も搭載する。
ユニークな機能としては、HDDは問題なくNAS側に障害が発生した場合に、別の同製品NASへHDDへ移動してそのまま継続利用できる「Disk Roming」機能を備える。
対応RAID構成が、RAID 0/1およびJBOD。HDDは「WD Red」を採用。ドライブベイは鍵付きで、ホットスワップにも対応。
アクセス速度は読み出し102.43MB/sec、書き込み83.66MB/secを謳っており、DMA転送と暗号化を専用ハードウェアで行なうことでCPU負荷を軽減させ、クライアント接続数が増えた際にも性能が落ちにくいことも売りとしている。同社の測定では、15台程度のクライアントでも合計読み出し90MB/secを維持できるという。
インターフェイスはGigabit Ethernet、USB 3.0(ホスト)、USB 2.0(ホスト)。本体サイズは97×207×135mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約810g(HDD除く)。