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東芝、視界を遮らないシースルー型ウェアラブル端末

Wearvue TG-1装着イメージ

 東芝は、広い視野角を確保できるシースルーのメガネ型ウェアラブル端末「Wearvue(ウェアビュー) TG-1」を発売した。出荷開始は2月29日を予定。Amazonでも予約受付をしており、価格は216,000円。

 光学シースルー型バーチャルイメージ方式を採用した表示を行なう、メガネ型のウェアラブル端末。右目に対して投影を行なう。人と対面する接客業務などで違和感を持たれることなく利用できるよう、メガネとして自然なデザインを追求。投影部を側面後方に配置することで、広い視野を確保。投影角度を調整できるパーソナルアダジャスターを搭載し、顔形状や目間距離がさまざまな日本人成人の98%をカバーできるという。

 利用する際は、別途用意するWindows端末(Micro HDMI)、および電源(Micro USB)をケーブルで接続して使用する。Windowsで動作するアプリケーションの開発に必要なSDKは東芝から無償提供を行なう。想定される接続端末は、Atom Z3735F(1.33GHz以上)、メモリ2GB以上、Windows 8.1とされている。

 主な仕様は、反射レンズ厚が2.7mm、透過率が70%、入力解像度が1,280×720ドット、出力アスペクト比は1:1、画角が上下/左右ともに約9度、表示色が約26万色、出力輝度が500cd/平方m。

 本体サイズは167.9×162.5×38mm(幅×奥行き×高さ)、重量は50g。Windows端末のUSBから直接電源供給を受け動作することも可能だが、市販のUSBモバイルバッテリを使用すれば長時間の連続使用が可能としている。

(劉 尭)