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デル、Xeonも選べるワークステーション向けの低価格ノートとデスクトップPC
(2015/10/8 11:00)
デル株式会社は、Skylakeをサポートし、32GBのメモリが搭載可能とするなど、ハイエンド構成のワークステーション向け15.6型ノートPC「Precision 3510」と、同じくSkylake対応でXeonプロセッサも搭載できるタワー型PC「Precision Tower 3420」および「Precision Tower 3620」の3機種を近日中に発売する。最小構成時の税別価格はノートが179,980円、デスクトップは両方とも129,980円となる。
Precision 3510
別記事にあるとおり、デルは今回からワークステーション向けノートPCのシリーズ名とモデル名を変更。Precision 3510が属するプロ向け低価格モデル「Precision 15 3000」シリーズは、旧Precision M2800から引き継がれたモデルとなる。発売日は10月27日。
パームレスト部分はカーボンファイバーを使用して耐久性を向上。重量軽減効果もある。また、モバイルXeonを搭載可能。そのほか、オプションでのThunderbolt 3への対応やAMD FireProシリーズの搭載が主な特徴となっている。
執筆時点では詳細なスペックが公開されていないため、以下は分かっている範囲での仕様となる。前述の価格とはかみ合わない構成なので注意して欲しい。
CPUはモバイルXeonまたはSkylake(Hプロセッサ)、メモリ最大32GB、ストレージはM.2 SSD(PCI Express接続)、GPUはAMD FireProまたはIntel HD Graphics 530/P530、15.6型フルHD(1,920×1,080ドット)非光沢ディスプレイ、OSはWindows 10 Pro/8.1 Pro/7 Professionalのいずれか。
インターフェイスは、USB 3.1(Type-C)、USB 3.0×3、HDMI 1.4出力、ミニD-Sub15ピン、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11a/b/g/n/ac無線LAN、Bluetooth 4.1、音声入出力などを装備。
バッテリ容量は62Whrの4セルまたは84Whrの6セルリチウムイオンポリマーバッテリを搭載する。本体サイズ/重量は、377.1×252.6×24.55mm(幅×奥行き×高さ)/2.23kg。
Precision Tower 3420/3620
Precision Tower 3420はより小型化を目指したという新筐体で、旧モデルのT1700から6%コンパクトになっているという。同3620の筐体は旧モデルT1700 MTと変わらない。なお、3420と3620は筐体が異なるだけで中身は同一となる。ただし、搭載可能なビデオカードなどに差が出る。
両製品ともXeon E3-1200 v5ファミリをを搭載可能で、コンシューマ向けのSkylakeを選ぶこともできる。GPUにはAMD FireProまたはNVIDIA Quadroシリーズを装着可能。
こちらも詳細な仕様は不明で、下記は執筆時点で確認できた大まかな共通の仕様となる。
CPUはXeonまたはSkylake、メモリ最大64GB、ストレージはM.2 SSD(PCI Express接続)、AMD FireProまたはNVIDIA Quadro/NVSまたはIntel 530/P530、DVDスーパーマルチドライブ、Windows 10 Pro/8.1 Pro/7 Professionalから選べる。
インターフェイスは、USB 3.0×6、USB 2.0×4、DisplayPort×2、HDMI出力、Gigabit Ethernet、Bluetooth 4.1、音声入出力などを装備。
Precision Tower 3420の本体サイズは、92.6×292×290mm(同)、Precision Tower 3620は175×435×360mmで、それぞれの重量は不明。