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デジタルハリウッドを支えるデルのワークステーション

授業風景

 10月27日、デルのワークステーション「Precision」シリーズを導入する、デジタルハリウッド東京本校にて、デル株式会社によるメディアツアーが開催された。

 ツアーでは校内案内のほか、同校の取り組みなどが紹介された。

 校内には「思い出のマーニー」や「APPLESEED ALPHA」、「キャプテンハーロック」、「キング・コング」、「コードギアス 亡国のアキト」、「エヴァンゲリオン新劇場版:Q」といった、卒業生が制作に関わっている映画作品のポスターが並べられていた。

 また産学協同の取り組みとして、有限会社神風動画や、株式会社サンジゲンなどの映像制作プロダクションと提携した特別コースの案内が設置されていた。1994年の設立以来、数多くのプロダクションに卒業生が就職しているという。

同校の卒業生が制作に関わった映像作品のポスター
映像プロダクションと提携した特別コースの案内
教室内のワークステーションは全てデル製

 授業では、デルのワークステーション「Precision」シリーズと、Autodesk製の3Dアニメーション/モデリングソフト「Maya 2015」を利用し、3Dモデル作成に関する講義が行なわれていた。

 実際に制作作業を行なう教室には、全ての座席に液晶ディスプレイが2つ用意されており、片方は生徒が使用するPCに接続され、もう片方では講師がMayaで制作する様子がリアルタイムでキャスト表示されている。

 デジタルハリウッド東京本校では、デルのワークステーションを全面的に導入しており、およそ3年程度で最新機種へ入れ替えているとのことで、デルでは延べ1,000台を越えるマシンを納入してきたという。

 同校がデルのワークステーションを採用しているのは、「カスタマイズ性の高さ」が大きな理由の1つとのことで、細かな仕様への要求に応える柔軟な対応がポイントだという。

 また、実際に卒業後に就職するプロダクションで、デルのワークステーションが使用されているというケースが多いことから、在学中から就職後まで同じ機材で作業できることで、スムーズに移行でき、クリエイターが機材を意識しなくて済むというメリットもあるとのことだった。

プロダクションでもデルのワークステーションが導入されている
大学院生用の部屋。デル製ワークステーション「Precision T1700」、「Precision T5810」が並んでいる。
用途別にマシンが分けられており、映像制作用機はXeon搭載。図面作成用機でもメモリは16GBという仕様
部屋の中には「生徒の持ち込み」というトレーニングマシンも
食堂の机はミーティングスペースとしても使えるよう、ホワイトボードになっていた

(佐藤 岳大)