アイ・オー、LANケーブルで電源供給するUPoE対応の21.5型フルHD液晶

　株式会社アイ・オー・データ機器は、LANケーブル経由で電源供給が可能な21.5型液晶ディスプレイ「LCD-AD221PEB」を、12月上旬に法人向けに発売する。個人ユーザーの購入も可能とのこと。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は47,800円前後の見込み。

　シスコシステムズ合同会社が開発した、LANケーブルで最大60Wの電力供給を行なう「UPoE」(Universal Power over Ethernet)に対応。Cisco Compatible端末としての認定も受けている。また、最大30Wを供給可能で、シスコシステムズでは「PoE+」(Power over Ethernet Plus)として展開しているIEEE 802.3atにも対応する。

　また、PoEで供給される電力は直流(DC)なので、AC→DC変換時の損失がなくなることから電力効率が高まる。これにより、最大消費電力25W、通常使用時消費電力19Wと、同社の22型液晶ディスプレイである「LCD-AD221X」の最大60W、ECOモード時37Wから削減した。

　供給可能な距離は最大100m。利用に際してはコントローラやスイッチ(Hub)がUPoEまたはPoE+(IEEE 802.3at)に対応している必要があるほか、ACアダプタによる利用はできない点に注意を要する。

　液晶ディスプレイとしての主な仕様は、解像度が1,920×1,080ドット、表面処理が非光沢、表示色数が1,677万色、輝度が250cd/平方m、コントラスト比が1,000:1、応答速度が5ms、視野角が上下160度/左右170度。

　削減効果を5段階に切り替え可能なブルーライトカット機能や、削減電力量を確認しながら設定できる輝度調整機能などを備える。

　インターフェイスはDVI-D、ミニD-Sub15ピン、音声入力。1W+1Wのスピーカーも内蔵。上20度のチルト調整やVESA 100mmマウントにも対応する。

　本体サイズは507×178×390mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.5kg。

側面

背面