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ディープラーニングの導入に最適な11Uのスターターボックス

~学習用と画像用の2サーバーを搭載

ディープラーニングスターターボックス

 HPCシステムズ株式会社は、学習用サーバーと画像データ保存用ストレージサーバーを小型ラックに搭載し、ディープラーニングフレームワークをプリインストールした「ディープラーニングスターターボックス」を発売した。価格はオープンプライス。

 ディープラーニングの環境構築を時間をかけずに用意できるシステムで、ディープラーニングを利用した新規ビジネスへの迅速な参入が可能としている。11Uのサーバーラックにトレーニング用GPUサーバー(4U)、画像データ保存用ストレージサーバー(3U)、空いた分のスペースに画像検査装置用コントローラなどを搭載できる。本体サイズは600×650×610mm(幅×奥行き×高さ)のキューブ型で筐体にはキャスターが付いている。

 トレーニング用サーバーの主な仕様は、CPUがXeon E5-2620 v3(2.4GHz)、GPUはGeForce GTX 1080×2とASPEED AST2400、Intel C612チップセット、メモリ64GB、1TB HDD、OSはUbuntu 14.04 LTS、インストールソフトはcuDNN、Caffe/PyCaffe、Torch、Chainer、TensorFlowなど。

 インターフェイスは、USB 3.0×2、USB 2.0×4、シリアル、ミニD-Sub15ピン、Gigabit Ethernet×2、IPMI。

 一方の画像データ保存用サーバーは、CPUがPentium G4400(3.3GHz、ビデオ機能内蔵)、GPUはASPEED AST2400 BMC、メモリ32GB、2TB HDD×5、OSはCentOS 6。

 インターフェイスは、USB 3.0×2、USB 2.0×4、DisplayPort×2、DVI-I、ミニD-Sub15ピン、Gigabit Ethernet×3、IPMI。