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VAIO type P発表会レポート
〜「ネットブックとは一線を画す新しいジャンルの製品」

VAIO type P

1月8日 開催



ソニーマーケティング株式会社 ITビジネス部門の松原昭博氏

 ソニーは8日、封筒サイズの超小型ノートPC「VAIO type P」の発表会を都内で開催した。

 冒頭に、ソニーマーケティング株式会社 ITビジネス部門の松原昭博氏が挨拶。同氏は、2008年7月に、「VAIO」というブランドを、「Visual Audio Intelligent Orgnizer」という意味合いに再定義したことを掲げ、世界最軽量のBlu-ray Disc対応ノート「type T」をはじめとする、さまざまな新しいPCの使い方を提案してきたとした。

 そして今回、小型モバイルPCの新しいあり方として、“ポケットスタイルPC”を提案するのが、今回のtype Pだという。ネットブックとは一線を画す機能を備えながら、優れたデザイン性で、携帯電話のようにポケットに入れて毎日持ち歩くことを目指したとした。

 「毎日持ち歩くことを考え、まず女性の小型のバッグにも入るサイズを目指した。そして携帯電話のようにおしゃれで、宝石のように磨かれた表面塗装を施すことで、平日でも休日でも持ち歩けるデザインにした」という。

 接続性に関しても、NTTドコモのFOMAカードに対応し、WANサービスを利用することで、インターネットに接続できる。人口カバー率100%という、国内ほぼすべてのエリアでインターネットが利用できる環境を実現した。

VAIOの再定義 宝石のように磨かれた表面。4色が用意される
“ポケットスタイルPC”を提案 携帯電話のように常に持ち運ぶというコンセプト

 また、FOMAカード搭載モデルでは、GPS機能も内蔵し、現在の位置を取得可能。ソニーのWebサービス「PetaMap」を利用することで、現在地付近のスポット情報を検索できる。これにより、本製品をさらに持ち出す機会が増えるとした。

 最後に同氏は、「本体サイズ、性能、そしてネットワーク接続性に優れたtype Pの特徴は、いずれも、いつでも持ち運んで使ってももらうためのものである」と強調した。

●持ち運ぶことを前提にした性能とデザイン

ソニー株式会社 VAIO事業本部 PC事業部の赤羽良介氏

 続いてソニー株式会社 VAIO事業本部 PC事業部の赤羽良介氏が、type Pの機能の詳細について説明した。

 type Pの最大の特徴はキーボードのサイズだ。「過去にもtype Uのような小型製品が存在したが、それほど普及はしなかった。それはキーボードが使いにくかったからだ。今現在、ブログやSNS、チャットなど、インターネットではテキストを中心としたコミュニケーションが広がっている。type Pはキーボードのサイズを確保することで、ネットユースでのニーズを満たせる。これによってtype Pはより多くのユーザーに普及することができる」とした。

 もう1つ特徴的なのは、1,600×768ドットという高解像度8型ワイド液晶。本製品はインターネットをブラウズすることを重点においているが、複数のウィンドウを切り替えて利用するユーザーは多いという。本製品は高解像度の液晶と、ウィンドウを自動的に並べるボタンを装備することで、より多くの情報を一度に表示でき、インターネットのブラウズ性を向上させた。

 携帯性においても、休日持ち出しても苦にならない600g台をキープしつつ、標準バッテリで4.5時間、大容量バッテリで9時間の動作時間を確保。携帯電話のように気軽に利用できるとした。

 デザインについてもこだわり、「Energy Star」以外のシールをすべて省いた。底面にも天板と同一の加工を施し、デザインの統一感を高めたという。

 ユニークな機能として、GPSから取得した位置情報を元に、近くでもっとも安いガソリンスタンドの位置やラーメン屋をPetaMapで検索したり、ハンディカムで撮影したAVCHDビデオをメモリースティック経由で視聴できる機能を紹介し、「いずれも外出先で活用できる機能である」とアピールした。

インターネットのテキストコミュニケーションに配慮し、キーボードを最優先に設計した 1,600×768ドットの高解像度8型液晶
GPSで取得した位置情報を元に近くのガソリンスタンドをPetaMapで検索 同じくラーメン店の情報をPetaMapで検索 HDビデオのデコードに対応し、AVDHCのビデオを再生可能

 最後に同氏は、「type Pは、携帯電話のようにいつでも持ち運ぶPCを目指して開発され、ネットブックとは根本的な開発コンセプトが異なる。今現在ネットブックがPC市場のシェア20%を占めるようになったが、本製品はそれとは異なるジャンルで新しい市場を開拓し、成長していくものだ」と語った。

 なお、直販サイトのソニースタイルでは、「VAIO New Mobile メール登録」をしたユーザーを対象に順次予約を開始しているが、登録をしなかった一般ユーザーの予約開始は1月9日10時からになるという。

発表会場で展示されたtype P 本体右側面の奥に見えるのはEthernet、アナログRGB出力アダプタ用端子 本体に唯一貼られるEnegy Starのシール
標準バッテリ装着時はフラットな底面 大容量バッテリ装着時はやや出っ張る 本体天板は光沢仕上げで高級感がある。ホワイトのみコーティングがやや特殊で指紋がつきにくいそうだ
電源をONにするとスイッチの横のインジケータが光る SDカードスロットとメモリースティックスロットは分れている。無線のON/OFFスイッチも備える
本製品でもっともこだわったというキーボード。キーに余裕がありタッチタイピングも容易だ デバイスマネージャを見たところ。「Sony CXD9192」はワンセグチューナ。「Sony Firmware Extension Parser Device」と、「同Programmable I/O Control Device」は独自機能を実現するためのデバイスだという

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.vaio.sony.co.jp/Info/2009/products_0108.html
□製品情報
http://www.vaio.sony.co.jp/P/
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http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/1224/sony.htm

(2009年1月8日)

[Reported by ryu@impress.co.jp]

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