2009 International CESレポート【Sonyプレスカンファレンス編】 重さ600g台のポケットスタイルPC「VAIO Pシリーズ」を公開
会期:1月8日~11日(現地時間) 会場:Las Vegas Convention Center ソニーはInternational CESの開幕前日にあたる1月7日午後4時(現地時間)に記者会見を開催し、同社が"ポケットスタイルPC"と呼ぶ、新しいウルトラポータブルPCとなる「VAIO P Series Lifestyle PC」(日本名VAIO type P)を発表した。VAIO Pは245×120×19.8mm(幅×奥行き×高さ)というダイレクトメールの封筒サイズのボディに、インテルのMenlowプラットフォームを採用し、1.4ポンド(635g)の軽量を実現している。 ●ダイレクトメールサイズを実現した新しいポケットスタイルPC ソニーの発表したVAIO type Pは245×120mm(幅×奥行き)というダイレクトメールの封筒と同じサイズを実現しながら、厚さはわずか19.8mmというコンパクトなボディを実現している。こうしたデザインを実現したのも、NシリーズのAtomに比べてチップの実装面積と消費電力を少なくすることができるZシリーズのAtomを採用したからだ。この他、GPSやHSDPAの通信モジュールを内蔵できるほか、60GB HDDもしくは64GB/128GBのSSDをストレージとして選択することができる。重量は米国では1.4ポンド(約635g)と発表されている。
今回ソニーが開催した記者会見では、携帯電話、デジタルカメラ、デジタルカムコーダなどが発表された後に、新しいVAIOとしてVAIO type Pが紹介された。日本では大注目の製品なだけに、かなり盛大なセレモニーでもあるのかと思ったのだが、その紹介は静かなもので、壇上に立った米国ソニーのマーケティング担当の副社長が製品の概要を紹介するに留まった。スケジュールとして、米国では1月8日からソニースタイルでの受注が開始され、1月末の出荷開始が予定されていることなどがアナウンスされた。 このほか発表会では、Webbie HDと呼ばれるYouTubeなどのインターネットの動画投稿サイトに動画を投稿するユーザーをターゲットにしたデジタルカムコーダなどが発表された。撮影できる動画の形式はMPEG-4で、5Mピクセルで1,440x1,080ドットの解像度でメモリスティックDuoに録画することができるという。 なお、発表会終了後には、それまで隠されていたVAIO Pも展示され、多くの報道関係者が写真を撮ろうと押し寄せており、日本国外からも大きな注目を集めていることが確認できた。
□2009 International CESのホームページ(英文) (2009年1月8日) [Reported by 笠原一輝]
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