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Gateway、BTX PCを携えて再臨
〜12月からデスクトップ2機種、ノート2機種を投入

12月2日 開催

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 米Gatewayの社長兼CEOであるウェイン・イノウエ氏を始めとする同社首脳陣が2日来日し、先日発表された日本市場への再参入についての戦略を語るとともに、国内で販売する新PCを披露した。

 Gatewayは'94年から日本市場に参入し、先進的なテクノロジーを取り入れたPCで国内ユーザーから一定の支持を得ていたが、2001年に経営不振のため日本市場から撤退した。以降、米国内での営業に専念していたが、2004年2月に低価格PCの販売で勢いのあったeMachinesを買収。そして今回、3年ぶりに日本市場へ再参入することとなった。

●eMachinesの上位ブランドとしてGatewayブランドを展開

Gateway社長兼CEOウェイン・イノウエ氏

 eMachinesの前の社長でGatewayの社長兼CEOに新たに就任したウェイン・イノウエ氏はまず、同社のこれまでの軌跡、現状、ならびにeMachinesとGatewayという2つのブランドの今後の展開について語った。

 Gatewayは日本で'94年から2001年までの間に150万台のPCを販売。撤退する直前の3年間は連続してサポートランキングで1位を獲得。eMachinesの買収により、現在米国でDell、HPに次いで第3位のシェアを持ち、米国小売市場ではもっとも高い成長率を誇るという。

 2つの製品ブランドは、これまで通りのイメージを踏襲した形で継続され、eMachinesは5万円前後からの低価格を売りとしたバリューブランドに、Gatewayは最新技術を積極的に取り入れた上位ブランドとなる。ただし、ノートPCについては今後Gatewayブランド1つに集約される。

 2月に発表されたリリースによれば、直販チャンネルでGatewayブランドの製品を、米国内の小売チャンネルおよび海外へeMachinesブランドの製品を販売するとされていたが、日本では石丸電気、上新電機、九十九電機、ノジマの4社がGatewayブランドPCの販売を行ない、Gatewayによる直販は行なわれない。

eMachinesとGatewayのブランドの棲み分け 販売は、石丸、上新、ツクモ、ノジマの4社が行なう 各量販店の代表者も顔をそろえた

●日本初のBTXデスクトップなど4機種

 国内再参入第1弾としては、すでに先行販売が開始されているノートPCを含め、デスクトップ2機種、ノートブック2機種の計4機種が12月10日より発売される。

 「Gateway 700」シリーズは、新フォームファクタ「BTX」を採用したミドルタワー型のPC。国内で販売されるPCとして初めてのBTX採用例となる。

 ケース内には、前方と後方の2カ所に12cm角の大型ファンが設置され、前方から吸引された空気がダクトを通じて、CPU、チップセット、メモリ、ビデオカードへと流れ、ケース外に排気される仕組み。

 風量は従来のPCより約3倍に強化されているが、ファンの回転速度は標準より4割落とされており、放熱性と静音性を両立させたという。

 前方から後方へと一直線に空気を送り込む機構はBTX自体の仕様だが、本機には同社独自のカスタマイズが施されており、同社では「EQテクノロジー (Extended life/Quiet operation)」と称している。

 「Gateway 705JP」は、Pentium 4 550(3.40GHz)、メモリ1GB、HDD 250GB、最大16倍速DVD±R/RWドライブ、Intel 915Gチップセット(ビデオ機能内蔵)、Windows XP Home Editionを搭載し、価格は119,800円。

 インターフェイスは、USB 2.0×7、IEEE 1394×2、8in1カードリーダ、Gigabit Ethernet、V.92モデム、PS/2×2、シリアルポート、パラレルポート、6chオーディオを装備。空きスロットは、PCI Express x16、PCI Express x1、PCI×2、5インチベイ、3.5インチベイ×2。

BTXフォームファクタ採用のGateway 700 内部の様子。大きなダクトが目を引く 冷却の仕組み

Gateway 600

 「Gateway 600」シリーズは、日本向けに開発されたスリム型デスクトップPC。こちらもIntel 915Gチップセットを採用し、Pentium 4 530(3GHz)、メモリ1GB、HDD 200GB、DVD±R/RWドライブなどを搭載したモデルが用意される。価格は未定。

 「Gateway 4000」シリーズは、15型液晶ディスプレイを搭載したハイエンドノートPC。「Gateway 4534JP」は、Pentium M 725(1.60GHz)、メモリ256MB、HDD 60GB、DVD±R/RWドライブ、1,024×768ドット(XGA)表示対応15型低反射液晶ディスプレイ、Intel 855GMチップセット(ビデオ機能内蔵)、Windows XP Home Editionを搭載し、価格は149,800円。

 インターフェイスはUSB 2.0×4、IEEE 1394、IEEE 802.11g無線LAN、Ethernet、V.92モデム、Type2 PCカードスロット、4in1カードリーダなどを装備。本体サイズは328×267×30mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.5kg。バッテリ駆動時間は約4時間。

 「Gateway 3000」シリーズは、14.1型ワイド液晶ディスプレイ搭載のノートPC。「Gateway 3538JP」は、Pentium M 725、メモリ256MB、HDD 60GB、DVD-ROM/CD-RWドライブなどを搭載し、価格は129,800円。

Gateway 3000 天板にGatewayロゴ
Gateway 4000 今回詳細は発表されていないが19型液晶も展示された

●低価格とサポートの充実を売りに

 Gatewayブランド製品は、eMachinesブランド製品の上位となるため絶対的金額ではeMachines製品より高額となるが、同社では価格性能比は国内メーカー製品に勝っているとしている。

 同社国際担当上級副社長のエド・フィッシャー氏は、「NEC、富士通、東芝、ソニーの競合製品と比較して、当社製品はスペックが同等なら価格および性能で、価格が同等なら性能および本体の小ささで秀でている」とした。

 量販店による販売体制を採ることで、直販体制のDell、HPに対し価格での不利を懸念する声もあるが、イノウエ氏は「当社では徹底した生産性の向上を追求している。小売市場でDellが販管費に9.5%かけているのに対し、当社の販管費の割合は2.5%。この差により、Dell、HPとも闘える」と価格性能比に対する自信を見せた。

国際担当上級副社長エド・フィッシャー氏 国内メーカー競合製品との比較

 低価格に加え、サポート体制の充実ぶりも同社が他社に対するメリットとして強調する点。カスタマーケアおよび品質保証担当上級副社長のマイク・ジマーマン氏によれば、同社は大阪と秋田の2カ所にサポート拠点を設立し、24時間の電話/メールによるサポートを行なう。電話サポートについては1分以内の取り次ぎと、1回目の電話での問題可決を目標に掲げている。

 修理については、持ち込み、引き取り、およびユーザーへの交換パーツの送付の3種類のメニューを用意。ユーザーが自身でのパーツ交換を望んだ際は、写真付き手順書を添え、24時間以内に交換パーツを送るという。

 さらにジマーマン氏は、各種安全規格、認定の取得、一流メーカーのみの部品を使うことなどで製品の品質確保にも努めている点を強調。これらにより、かつて3年連続で日本国内サポートランキング1位を取得していた際と同様のサポート体制を再構築したいとした。

 なお、これらのサービスは撤退以前に製品を購入したユーザーも利用可能という。

カスタマーケアおよび品質保証担当上級副社長マイク・ジマーマン氏 サポート体制の内容

●今後はマルチメディアモデルなどを展開

 今後の展開予定についてイノウエ氏は、米国ですでに販売しているWindows XP Media Center Edition搭載機も国内販売する予定であることを明かした。

 国内での販売目標については、具体的な数値は明言されなかったが、顧客満足度の向上を最重要課題として取り組む姿勢だとし、撤退により失ったブランドイメージは時間をかけて取り戻していきたいとした。

 なお、法人向けの販売については当面は予定はないという。

□Gatewayのホームページ
http://jp.gateway.com/
□製品情報
http://jp.gateway.com/products/products.html?category=desktop (デスクトップ)
http://jp.gateway.com/products/products.html?category=notebook (ノートブック)
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【2001年9月3日】【大河原】Gateway日本撤退のもう一つの理由
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【2001年8月29日】米Gateway、再建策を発表、日本撤退へ
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http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010829/gw2k.htm

(2004年12月2日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]

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