分子構造・素子構造・光照射系の模式図。分子はジアリールエテン中心骨格の両側にビフェニル基が取り付けられており、開環体では絶縁体、閉環体では半導体の性質を示す。まず開環体(絶縁体)の薄膜をSiO2/Si基板上に作製し、その両側にソース・ドレイン電極を取り付けた。Si基板がゲート電極、SiO2膜がゲート絶縁層として働く。ここに紫外光(波長325nm)を掃引して、閉環体(半導体)に異性化したところだけ、トランジスタチャネルとして電流が流れる。再度、可視光(波長633nm)を照射するとチャネルは消去できる