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AGP 4Xモードをサポートした
Apollo Pro 133A搭載マザーボードが登場!



 本来、9月末に発表されるはずであったIntel 820が、Direct RDRAM周りのトラブルによって突如延期になってしまったことは、御存知であろう。Intel 820の売りは、Direct RDRAMとFSBクロック133MHz、AGP 4Xモードのサポートだ。FSBクロック133MHzの正式サポートに関しては、7月に登場したVIA TechnologiesのApollo Pro 133で既に実現されているが、Direct RDRAMとAGP 4Xモードのサポートに関しては、Intel 820が最初の製品となるはずであった。Intel 820の登場が延期になったことで、俄然注目を集めているのが、VIA Technologiesの最新チップセットApollo Pro 133Aだ。Apollo Pro 133Aは、Apollo Pro 133の後継製品で、FSBクロック133MHzとAGP 4Xモードをサポートしていることが特徴だ。そのApollo Pro 133Aを搭載したマザーボードを入手したので、早速その実力を検証してみたい。


●世界初のAGP 4Xモード対応チップセット「Apollo Pro 133A」

 Apollo Pro 133Aはその名称からもわかるように、Apollo Pro 133のマイナーチェンジ版ともいえる製品だ。Apollo Pro 133は、ノースブリッジのVT82C693AとサウスブリッジのVT82C686AまたはVT82C596Bから構成されているが、Apollo Pro 133Aでは、ノースブリッジがVT82C694Xに変更されている。Apollo Pro 133Aは、世界で初めてAGP 4Xモードをサポートしたことが特徴だ。AGP 4Xモードは、クロック信号の周波数自体は66MHzのままで変わらないが、クロック信号の2倍の周波数のストローブ信号(132MHz)の両エッジに同期してデータを転送することで、1GB/秒を超えるバンド幅を実現する。

Apollo Pro 133Aのノースブリッジ「VT82C694X」 Apollo Pro 133Aのサウスブリッジ「VT82C686A」

 AGP 4Xモードに対応したビデオチップとしては、NVIDIAのRIVA TNT2やS3のSavage4、MatroxのG400などが既に登場しているほか、それぞれの後継チップであるGeForce256、Savage2000、G800、3dfxの次世代ビデオチップ(コードネーム:Napalm)でも、AGP 4Xモードのサポートが予定されている。ただし、AGP 4Xモードの利点が活きてくるのは、ローカルのビデオメモリに入りきらないような巨大なテクスチャデータを、AGPテクスチャ(メインメモリの一部にテクスチャデータをおいて、AGP経由で高速にデータを転送する機能)を利用するときくらいなので、通常のアプリケーションを利用する程度なら特に差はでないと予想される。しかし、ビデオチップがせっかくAGP 4Xモードに対応しているのだから、AGP 4Xモードで動作させてみたくなるのも当然である。Intel 820の出荷時期が不透明な現在、AGP 4X環境を実現する選択肢は、Apollo Pro 133Aしかなく、マニアならずとも気になるところであろう。なお、FSBクロック133MHzやメモリバスクロック133MHz、Ultra ATA/66への対応、VC SDRAMのサポート、FSBクロックとメモリバスクロックの非同期動作といったApollo Pro 133の特徴は、Apollo Pro 133Aでもそのまま受け継いでいる。


●Apollo Pro 133A搭載マザーボードを他社に先駆けていち早く製品化したSoltek

SoltekのApollo Pro 133A搭載マザーボード「SL-67KV」
 Apollo Pro 133搭載マザーボードは、AOpenやSOYO、FICなどの大手マザーボードベンダーから、Iwill、Tekram、EPoX、Rioworks、Soltek、Elite、Leadtekなどの中堅マザーボードベンダーまで、さまざまなベンダーから製品が登場している。Apollo Pro 133搭載マザーボードを製造しているベンダーなら、その後継製品のApollo Pro 133Aを搭載したマザーボードを市場に投入することも当然予想される。Apollo Pro 133の登場時、最初に秋葉原の店頭に出回ったマザーボードはAOpenの製品であった。珍しいモノほどよく売れるというのも、秋葉原の1つの鉄則だ。ほかのベンダーよりも製品を早く出荷できれば、それだけ売り上げも増えることになるので、各ベンダーとも一刻も早い製品出荷を目指して、日夜努力が続けられているわけだ。

 今回、最初に秋葉原の店頭に並んだApollo Pro 133A搭載マザーボードは、SoltekのSL-67KVである。Soltekは、新興の台湾マザーボードベンダーであるが、無改造でDual Celeron動作を可能にするSlot1→Socket370変換アダプタをいち早く製品化し、Dual Celeronブームを巻き起こすなど、積極的な製品開発を行なっているベンダーという印象が強い。

 SL-67KVは、ATXフォームファクタのマザーボードとしては標準的な仕様で、DIMMスロット×3、AGPスロット×1、PCIスロット×4、PCI/ISAスロット×1、AMRスロット×1を備えているので、拡張性に関しても不満はない。外観的な特徴としては、透明なリテンションキットを採用していることが目をひく。また、AGPスロットをよく見ると、内部の仕切りがなくなっていることに気づく。

 AGP 4Xモードは、AGP 2.0で新たに規定されたモードだが、AGP 2.0では、AGPカードへ供給する電圧も変更されている。AGP 1.0では、3.3Vのみを供給するように設計されていたが、AGP 2.0では、1.5Vと3.3Vとの2種類の電圧をサポートするようになった。従来の3.3V対応AGPスロット(AGP 1.0)に、1.5Vにしか対応していないAGPカード(AGP 2.0)を間違って装着してしまうと、カードを壊してしまう可能性が高い。そこで、3.3V対応AGPカードと1.5V対応AGPカードでは、カードエッジの切り欠きの位置を変え、AGPスロットのコネクタ側で、対応する位置に仕切りをつけることで、誤挿入を防ぐ仕組みになっている。SL-67KVで採用されている仕切りのないコネクタは、3.3V/1.5Vの両方の電圧に対応しているコネクタであり、AGP Universal Connectorと呼ばれている。

通常のAGP Connector(左)とAGP Universal Connector(右)


●AGP 4Xモードの効果は果たして体感できるのか?

 早速、Apollo Pro 133Aの実力を検証してみることにした。まずは、一番関心が高いと思われるAGP 4Xモードのテストを行なってみた。前述したように、TNT2やG400といった最新ビデオチップはAGP 4Xモードに対応しているが、AGP 4Xモードで動作させるためには、ドライバ側の対応も必要になる。現状では、AGP 4Xモードに対応したシステムが登場していないこともあって、AGP 4Xモードでの動作を保証しているドライバはまだほとんどない。ただし、カノープスのSPECTRA 5400 Premium Edition(以下、SPECTRA 5400 PE)では、Release 2.06a以降のドライバ(現時点では、Release 2.06aが最新)で、AGP 4Xモードで動作させるための設定項目が追加されている。そこで、SPECTRA 5400 PEを利用して、AGP 4Xモードのテストを行なうことにした。CPUには、発表されたばかりのFSBクロック133MHzで動作するPentium III 600B MHz(133×4.5=600)を使った。その他のテスト環境については、下に示したとおりである。なお、Apollo Pro 133Aでは、FSBクロックとメモリバスクロックを独立して設定できるが、今回はPC133対応SDRAMを使ってテストを行なったため、FSBクロック、メモリバスクロックともに133MHzで動作させている。

 ベンチマークプログラムとしては、Ziff-Davis Inc.のWinBench 99 Ver 1.1に含まれるBusiness Graphics WinMark 99および、High-End Graphics WinMark99、3D WinBench 99 Ver 1.2の3D WinMark、Future Markの3DMark99 Maxに含まれる3DMarksおよびTexture Rendering Speed Testを用いた。解像度は1,024×768ドットで、リフレッシュレートは85Hz固定とした。WinBench 99と3D WinBench 99は、16bitカラーモードのみ測定し、3DMark99 Maxは、16bitカラーモードと32bitカラーモードの両方で測定した。また、Texture Rendering Speed Testでは、利用するテクスチャサイズを2MB、4MB、8MB、16MB、32MBから選択できるが、今回は16MBと32MBの2パターンでテストを行なった。

BIOSセットアップで、AGP 4Xモードを有効にするかどうか設定できる
 まず、AGP 2Xモード(デフォルトではAGP 2Xモードになっている)で、ベンチマークテストを走らせ、そのあとAGP 4Xモードに設定して再びテストを行なった。SL-67KVでは、BIOSセットアップの中に「AGP-4X Mode」という項目がある。その項目をEnableにすることで、AGP 4Xモードが利用できるようになる。SPECTRA 5400 PE側では、画面のプロパティ→詳細→SPECTRA Optionsタブ→拡張設定→Boot Optionsタブの「Maximum AGP Transfer Mode」をチェックすることで、AGP 4Xモードが有効になる。なお、AGPのモードは、SPECTRA 5400 PEのドライバCDに含まれているSystem Check Utilityによって確認できる。

【WinBench 99 Ver 1.1】
Business Graphics
WinMark 99
High-End Graphics
WinMark 99
AGP 2xモード222636
AGP 4xモード221636

【3D WinBench 99 Ver 1.2 3D WinMark】
AGP 2xモード1,040
AGP 4xモード1,040

【3DMark99 Max】
1024×768ドット
16bitカラー
1,024×768ドット
32bitカラー
AGP 2xモード5,5814,573
AGP 4xモード5,5594,573

【Texture Rendering Speed Test】
1,024×768ドット
16bitカラー
1,024×768ドット
32bitカラー
16MBAGP 2xモード81.968.2
AGP 4xモード81 68.2
1024×768ドット
16bitカラー
1,024×768ドット
32bitカラー
32MBAGP 2Xモード30 23.9
AGP 4Xモード40.235.1

 結果を見ればわかるように、AGP 2XモードとAGP 4Xモードのパフォーマンスの差が顕著に現れているのは、唯一32MBのTexture Rendering Speed Testのみである。冷静に考えてみれば、これも当然のことである。前述したように、AGP 4Xモードの効果が現れるのは、ビデオメモリ(ローカルメモリ)に入りきらないような、大きなテクスチャデータをメインメモリから転送するときだけなのだ。今回利用したSPECTRA 5400 PEでは、32MBのビデオメモリを実装しているため、16MB程度のテクスチャデータなら、十分ビデオメモリに格納できてしまう。そのため、Texture Rendering Speed Testでも、テクスチャサイズを16MBにしたときには、数値に差が出ないのだ。ほかのベンチマークテストの結果が変わらないのも、ローカルのビデオメモリに入りきらないような、大きなテクスチャデータを利用していないためといえる。ただし、テクスチャサイズを32MBにしたときには、AGP 2XモードとAGP 4Xモードで、かなり大きな差が出ている。特に、16bitカラーモードよりも32bitカラーモードのほうが、性能向上の割合が大きい。16bitカラーモードでは3割程度、32bitカラーモードでは5割程度も数値が向上している。

【テスト環境】
CPU:Pentium III 600B MHz
メモリ:133MHz対応SDRAM 128MB(133MHz時:CL=3)
ビデオカード:カノープス製 SPECTRA 5400 Premium Edition
HDD:Western Digital製 Caviar 26400(Ultra ATA/66対応:6.4GB)
OS:Windows 98+DirectX 7.0


●VC SDRAMの性能は期待したほどではない

 Apollo Pro 133Aは、NECが開発したVC SDRAM(Virtual Channel SDRAM)をサポートしていることも特徴だ。VC SDRAMは、メモリチップの内部にチャネルと呼ばれる一種のバッファ(キャッシュ)を設けることで、高い平均データ転送速度を実現していることが売りだ。ただし、SDRAMとのプロトコルレベルでの互換性はないので、VC SDRAMを利用するには、チップセットやBIOSレベルでの対応が必須となる。現在登場しているIntel製チップセットでは、VC SDRAMには対応していないため、VC SDRAMを利用することはできない。VC SDRAMは、通常のSDRAMに比べてかなり高価であったが(量産すれば、コスト的にはそれほど変わらなくなるとされている)、最近はSDRAMの価格が高騰したことで、VC SDRAMとの価格差もなくなってきた。そこで、メルコから発売されているVC SDRAM採用メモリモジュール「VC-128M」を使って、SDRAMとの性能の違いを検証してみた。

 テスト環境は先ほどと同じで、ベンチマークプログラムとしては、Ziff-Davis Inc.のWinBench 99 Ver 1.1に含まれるCPUmark 99とBusiness Graphics WinMark 99、High-End Graphics WinMark 99、同じく3D WinBench 99 Ver 1.2に含まれる3D WinMark、Future Markの3DMark99 Maxに含まれる3DMarksを用いた。また、SDRAMとVC SDRAMそれぞれについて、CAS Latency(CL)を2と3に設定して、テストを行なった。ただし、VC SDRAMでは133MHz動作時でもCL=2が保証されているが、今回利用したPC133対応SDRAMは、133MHz動作時はCL=3動作のみ保証されているため、CL=2での利用は動作保証外となる。

【WinBench 99 Ver 1.1】
CPUmark 99Business Graphics
WinMark 99
High-End Graphics
WinMark 99
SDRAM 133MHz CL=342.2221636
SDRAM 133MHz CL=244 225635
VC SDRAM 133MHz CL=344.2224641
VC SDRAM 133MHz CL=244.2223641

【3D WinBench 99 Ver 1.2】
3D WinMark
SDRAM 133MHz CL=31,040
SDRAM 133MHz CL=21,040
VC SDRAM 133MHz CL=31,050
VC SDRAM 133MHz CL=21,050

【3DMark99 Max 3DMarks】
1,024×768ドット
16bitカラー
1,024×768ドット
32bitカラー
SDRAM 133MHz CL=35,5594,573
SDRAM 133MHz CL=25,6224,592
VC SDRAM 133MHz CL=35,7094,613
VC SDRAM 133MHz CL=25,7044,624

【WinBench 99 Ver 1.1】
1,024×768ドット
16bitカラー
1,024×768ドット
32bitカラー
SDRAM 133MHz CL=35,5594,573
SDRAM 133MHz CL=25,6224,592
VC SDRAM 133MHz CL=35,7094,613
VC SDRAM 133MHz CL=25,7044,624

 テスト結果を見ればわかるように、VC SDRAMとSDRAMの性能差はほとんどない。わずかに数値は向上しているが、その割合はせいぜい3~4%といったところである。特に、SDRAMをCL=2で動作させると、VC SDRAMとの性能差はほぼなくなる。VC SDRAMは、複数のチャネルをコアに持っているので、サーバーなどのマルチタスク環境で特に性能が発揮されるといわれている。そのため、今回のようなテストでは、その真価が発揮できていない可能性も高い。ただし、一般的なユーザーが使う場合は、VC SDRAMの性能的なメリットはそれほど大きくないことも事実であろう。


●Intel440BXとほぼ同等のパフォーマンスを実現

 Apollo Pro 133A搭載マザーボードは、本来なら、同じAGP 4XモードをサポートしたIntel 820搭載マザーボードがライバルとなっていた可能性もあるが、価格的な面から考えても(Intel 820でサポートされているDirect RDRAMは、当初は非常に高価なものになる。チップセット自体の価格も、Intel 820のほうが高いと予想される)、市場におけるライバルは、やはりIntel440BX搭載マザーボードであろう。そこで、Intel440BX搭載マザーボードとの性能比較を行なってみた。

 今回利用したマザーボードは、ASUSTeKのP2Bである(ビデオカードやメモリなどのパーツは全て共通)。ただし、Intel440BXは、FSBクロック133MHzやメモリバスクロック133MHzをサポートしていないため(100MHz以上のFSBクロックを設定できるIntel440BXチップセット搭載マザーボードも多数存在するが、それらは全てIntelの保証外の動作となる)、Pentium III 600B MHzではなく、FSBクロック100MHzの6倍で動作する従来のPentium III 600MHzを用いて、テストを行なった。つまり、P2Bでのベンチ結果は、FSBクロックとメモリバスクロックがともに100MHzでの結果となっていることに注意してほしい。ベンチマークプログラムは、先ほどと同様に、WinBench 99に含まれるCPUmark 99とBusiness Graphics WinMark 99、High-End Graphics WinMark 99、3DMark99 Maxの3DMarksを利用した。

【WinBench 99 Ver 1.1】
CPUmark 99Business Graphics
WinMark 99
High-End Graphics
WinMark 99
Intel440BX CL=344 225641
Intel440BX CL=244.2224642
Apollo Pro 133A CL=342.2222636
Apollo Pro 133A CL=244 226639

【3DMark99 Max 3DMarks】
1,024×768ドット
16bitカラー
1,024×768ドット
32bitカラー
Intel440BX CL=35,6364,596
Intel440BX CL=25,6754,608
Apollo Pro 133A CL=35,5814,573
Apollo Pro 133A CL=25,6024,567
※メモリはともにSDRAM。Intel440BXでは、FSBクロック100MHz、メモリバスクロック100MHz

 結果は表にまとめた通りだが、Apollo Pro 133A搭載マザーボードを、FSBクロック133MHz、メモリバスクロック133MHz(SDRAM:CL=2)で動作させたときのパフォーマンスと、Intel440BX搭載マザーボードをFSBクロック100MHz、メモリバスクロック100MHzで動作させたときのパフォーマンスがほぼ等しいようだ。もちろん、コアクロックが同じでも、FSBクロックやメモリバスクロックが高い方が、パフォーマンスは上がるはずなので、チップセットの純粋な性能を比べると、やはりIntel440BXに軍配を上げるべきだろう。


●他人と違ったマシンを組みたいという人にはお薦めできる

 今回検証を行なったApollo Pro 133A搭載マザーボード「SL-67KV」は、果たして買いなのだろうか? AGP 4Xモードに関しては、ベンチマーク結果からもわかるように、現状のアプリケーションを利用する上では、特に恩恵は感じられないと思ったほうがよい。もちろん将来的には、32MBのローカルビデオメモリに入りきらないような巨大なテクスチャデータを利用するゲームソフトが登場する可能性もないとは言えないが、少なくとも今年年末や来年初頭にそうしたソフトが登場する可能性は低い。しかし、動作自体は安定しており、実売価格も15,000円を切っていることを考えると、コストパフォーマンスも優秀だ。現在、Intel440BX搭載マザーボードを使っているユーザーが買い換える必要はないが、新たにマシンを組みたいのだが、他人とちょっと違ったマシンにしたいと考えている人には、有力な選択肢となるであろう。

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【10月2日号】AGP 4X対応のApollo Pro 133Aチップセット搭載マザー登場
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[Text by 石井英男@ユービック・コンピューティング]


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