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Intel Developer Forumレポート

次世代PCの姿が見えたIDFの展示

'99年8月31日~9月2日 開催(現地時間)

会場:米パームスプリングス

 IDF参加者に各社製品を紹介するShowCase。今回は、Intelの主導する「Digital Display Working Group」(DDWG)が決めたデジタルインターフェイス規格「Digital Visual Interface (DVI)」に準拠したディスプレイやグラフィックスカードが目立った。ディスプレイでは、液晶ディスプレイだけでなくディジタルCRTが登場。このほか、いよいよ離陸が間近に迫ったRDRAMや、次世代グラフィックスチップなどの展示が目を引いた。また、Intelの展示では、Intel 820やIntel 840といった次世代チップセットを搭載したマシンの展示などがあった。


●DVI関連

DVI対応ディジタルCRT用のボード。TMDSレシーバにスケーラ、DACなどを搭載 ATI Technologiesのグラフィックスボード「RAGE FURY PRO DVI」のコネクタ。DVIとVGAが並ぶ DVIコネクタ
DVI用ディジタルCRT DVI用の変換コネクタ DVIインターフェイス


●RDRAM関連

RDRAMモジュールも一堂に展示された ノートパソコン用のRDRAMモジュールであるSO-RIMMも展示された。これは次世代のノートパソコン用チップセット「Greendale」で対応と言われる


●その他

IDF直前に発表された米S3のSavage2000ボード。NVIDIAに話題はさらわれてしまったが、100~199ドルと価格面での魅力は大きい 会場に展示されていたコンセプトPC。Daewoo Telecomのルクソール 会場に展示されていたDaewoo TelecomのコンセプトPC
MSIのFlexATXマザーボード FlexATXマシンが多数展示された。写真は米Palo Alto Productsのコンセプトモデル。ドライバを使わずに、筺体を開いてマザーボードを引き出したり、ドライブを入れ替えることができる


●その他の展示

においがするPC。画面のメニューから選んだもののにおいが、ディスプレイ上のモジュールから流れてくる Intel 840チップセットを搭載したPentium III Xeonワークステーションも展示
パッドタイプのコンピューティングデバイス「FunPad」 CoppermineにIntel 820を搭載したマザーボード


●キーノートスピーチより

クレイグ・バレット社長兼CEOは、スピーチの中でCoppermine 800MHzをデモ。左手のボックスがデモマシン キーノートスピーチでのバレット氏。手前にあるのはオットマンPCとキッチンPC
Intelのデスクトップ部門の顔になったパトリック・P・ゲルシンガー副社長兼ジェネラルマネージャ(Desktop Products Group) ゲルシンガー氏のキーノートスピーチで、第1回の「Intel Innovative PC Award」を受賞したのは、Packard Bell NECの「NEC Z1」

□IDFホームページ
http://developer.intel.com/design/idf/

('99年9月3日)

[Reported by 後藤 弘茂]


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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp