元麻布春男の週刊PCホットライン

DVD-ROMが「買い」な事情(つづき)


■ '99年からはフェーズ2ドライブに切り替わる

 と、ここまでは、DVD-ROMドライブが「買い」な、表の事情であった。ここからは裏? の事情をちょっと紹介しよう。実は、これまで売られていたDVD-ROMドライブは、ドライブ側に地域コード情報を持たないフェーズ1ドライブと呼ばれるものであった。しかし、'99年からは、ドライブ側に地域コードを持ったフェーズ2ドライブへと生産が切り替わる。というより、すでに市場には一部フェーズ2ドライブが出まわり始めている(同じことがDVD-RAMドライブにも該当する)。

 もちろん、日本で使う以上、DVD-ROMドライブに地域コード2(日本)が設定されて悪いハズがない。しかし、設定されていないと、もっと良いことがなくもない。たとえば、地域コードの変更が可能なDVDデコーダと組み合わせることで、日本以外のDVD-Videoが見れてしまう。フェーズ2ドライブでも地域コード1に設定してしまえば、米国のDVD-Videoを見ることができるが、今度は国内タイトルが再生できなくなってしまう。まぁ米国のタイトルを楽しむ以上、タイトルを個人輸入し、日本語吹き替えや日本語字幕のないタイトルを楽しめる語学力が必要だが、大半のタイトルで用意されている英語字幕があれば、意外と楽しめるものだ。

 実は最近、Creative TechnologyのGraphics Blaster EXXTREMEとPCI MPEG-2デコーダカードのバンドルとSR-8582のOEMであるPC-DVDx2(ただし、ベンダIDも変わっている)を購入した。同じ製品が、AKIBA PC Hotline! 12月12日号のお買い得価格情報の俺コンハウスの項にある。いまさらPCIのビデオカードを使う予定はなく、完全にデコーダカード狙いである(筆者が購入したのは、別のお店で、Graphics Blaster EXXTREME PCIが4MB版だったので5,980円で済んだ。どうせ使う予定がないので安く上がってラッキー)。

 このデコーダカード、Creative製のDVD-ROMドライブ以外では動作しない(したがって、忘れずに同社のベンダIDが入った同社製ドライブを購入しておくこと)、付属のドライバは地域コード2固定、付属の再生アプリケーション(DVDプレーヤー)はGraphics Blaster EXXTREMEでしか動作しない、とあまり良いことがない。が、ちょっとした工夫? で一変し、AGPビデオカードと組み合わせ可能(すべてのカードと組み合わせ可能ではないが筆者はXPERT@Play 98を使っている)で、すべての地域コードに対応可能なDVDデコーダとなる。興味がある人は、自力で何とかしてみよう。ヒントは、このカードがPC-DVD Inlayと呼ばれること、Remote Selectorと呼ばれるシェアウェアを使うこと、の2点だ。この手が使えるのもおそらく在庫限りであとわずかだろう。

[Text by 元麻布春男]


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