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■■米3DLabs、3D性能を従来比6倍に高めたビデオチップ「PERMEDIA 3」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980714/3dlabs.htm
●PanelLink
パネルリンク
米Silicon Imageが開発した、フラットパネルディスプレイとビデオカード間のデジタル伝送方式。TMDS(Transmission Minimized Differential Signaling)とも。
ひとつの信号を2本の信号線の電位差で判定する差動型のシリアル伝送方式で、RGB3対のデータ信号と1対のクロック信号を使い、1,600×1,200ドット(いわゆるUXGA~Ultra XGA)24bitカラーの伝送まで対応する(製品としては1,280×1,024ドット 24bitまでリリース)。同様のものには、National Semiconductor社のLVDS(Low Voltage Differential Signaling)方式や、ソニーのGVIF(Gigabit Video Interface)方式などがある。
市販されている汎用の液晶ディスプレイは、CRTと同じアナログインターフェイスを用いたものが大半を占めている。既存のビデオカードがそのまま使用できるものの、パソコンのデジタル信号をいったんアナログ信号に変換し、ディスプレイ側で再びデジタル信号に戻して表示するというプロセスを踏むため、デジタル駆動である液晶ディスプレイ本来の性能をフルに引き出すことはできない。いまのところはまだ一本化されるまでには至っていないものの、業界ではデジタルインターフェイスの標準化が進められており、VESAが提唱する「FPDI-2(Flat Panel Display Interface-2)」、DFPグループの「DFP(Digital Flat Panel Port)」が相次いでPanelLinkを採用。これまで主流だったLVDSに代わり、にわかに注目を集めている。
□Silicon Image,Inc.
http://www.siimage.com/
□VESA(Video Electronics Standards Association)
http://www.vesa.org/
□DFP-Group(Digital Flat Panel Group)
http://www.dfp-group.org/
■■エヌフォー、Newton OS用日本語環境を単体発売 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980714/newton.htm
●ヒープメモリ (heap memory)
プログラムが使用することのできるフリーメモリ。
一般にプログラムを実行すると、プログラムのコードや恒久的に格納しておくデータがメモリに読み込まれ、プログラムには、関数に渡すデータなどを一時的に格納する比較的少量のメモリと、必要に応じて自由に使うことのできる大量のメモリが与えられる(システムや言語によって異なるがおおよそこの様なスタイルをとる)。前者のメモリをスタック、後者をヒープといい、スタックが無くなるとスタックオーバーフローに、ヒープが底を尽くとメモリが足りないということになる。ただし、WindowsのシステムリソースやMacintoshのシステムヒープのような、システム側が使うメモリに起因するメモリ不足も多い。
■■NEC、Windows 98搭載のValueStar NX、LaVie NXなど21機種
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980715/nec.htm
●OnNow
オンナウ
Microsoftが提唱し、Windows 98、Windows NT 5.0がサポートする新しいパワーマネージメントシステム。
OSが主体となって、本体、バス、周辺機器などのシステム全体の電源管理を実現するACPI(Advanced Configuration and Power Interface)と、デバイスのオートコンフィギュレーションを行なうPlug and PlayをベースとしたWindowsの電源管理機能で、いわゆる節電機能を提供すると同時に、接続されている機器全体の電源制御をパソコン側で行なう機能を提供する。
Windows 98では、システムレベルで以下の3つの状態を標準サポートしている。
・フルオン(Full on)
全てのデバイスがフルに稼働している通常の作業中の状態。
・スリープ(Sleeping)
いわゆる節電モードで、現状の維持と復帰のために必要な最小限の電力は供給するものの、システムはほとんど停止状態になる。ユーザーの操作や周辺機器からのコール(Wake-upイベント)で、システムはフルオン状態に復帰する。
・ソフトオフ(Soft off)
ウェイクアップの司令だけを受け取れるようになっている他は、シャットダウンして電源を切ってしまったのと同じ停止状態になる(周辺機器も含めて)。ウェイクアップ後は、システムが再起動し、周辺機器なども全てフルオン状態にする。完全に電源を切断するのと違って高速に起動し、ネットワークなどを使ったリモート起動などにも対応できる。
□OnNow and Power Management
http://www.microsoft.com/hwdev/onnow.htm
■■テレコムデバイス、SOHO向けルータ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980716/telecom.htm
●TA(Terminal Adapter)
ティーエー、ターミナルアダプタ
ISDNのインターフェイスを持たない端末をISDNに接続するために使用する、ISDNと他のインターフェイスとの整合装置の総称。
ISDNは、従来のアナログ電話機などと、電気的な仕様も通信方法も異なるため、既存の通信装置をそのまま接続することはできない。ターミナルアダプタは、一方にISDNのインターフェイス(DSUを経由して接続する際のコネクタはS点端子、引き込み口にそのまま接続するDSU内蔵のTAはU点端子になる)を持ち、もう一方にアナログ機器用のモジュラージャック(アナログポート)やパソコン用のRS-232C、あるいは422(データポート)などを備えており、それぞれのプロトコルに合せた信号変換や速度変換、発着信の制御を行ない、ISDNを中継回線に利用できるようにしている。
■■スリーコム、V.90/x2対応のISAバスモデム
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980717/3com.htm
●ISAバス(Industry Standard Architecture bus)
アイサバス
IBM PC/ATに採用された、16bitのデータバスと24bitのアドレスバスを持つシステムバスの規格。
'82年にリリースされた初代IBM PCには、内部16bit/外部8bitのバスを持つIntelの8088が使われており、システムバスもこれに合せた8bitのデザインになっていた。'84年になると、内部/外部ともに16bitの80286を搭載したPC/ATがリリースされ、システムバスもこれに合せた16bitのデザインになる。拡張スロットは、増えた8本のデータラインと4本のアドレスライン(アドレスは20bitから24bitになる)、新たに追加された5つの割り込み、4つのDMAなどを36ピンのコネクタに納め、従来の64ピンコネクタの後ろに継ぎ足す形で拡張。8bitバスとの互換性を維持しつつ16bit化を実現した。16bitに拡張されたバスはATバスと呼ばれ、後にIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers~米国電気電子技術者協会)の標準規格となり、Industry Standard Architecture busと呼ばれるようになる(以前の8bitバスは、PC/XTバスあるいは、8bit ISAと呼んでいる)。
現在のマシンと違い、当時のマシンはCPUとバスが同じクロックで動いていたため(当初はひとつのクロックで全てをまかなっていた)、IBM PCやXTでは4.77MHz、ATでは6MHzもしくは8MHzのクロックで動作する。IBMからはその後、10MHzの80286を搭載したISAバス仕様のPS/2などもリリースされてはいるが、基本的には、互換性のない16bitや32bitのMCA(Micro Channel Architecture)路線へ移行。互換機ベンダーからは、ISAスロットを2層構造にした32bitのEISA(Extended Industry Standard Architecture)がリリースされるが、いずれも広く一般に浸透するまでには至っていない。現在は、システムバスの座をPCIに明け渡してはいるが、サウンドカードやモデムカードなどの低速デバイスには、まだISA仕様のものが多い。
[Text by 鈴木直美]