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米3DLabsは13日(現地時間)、2D/3D兼用のビデオチップ「PERMEDIA 3」を発表、現行製品「PERMEDIA 2」の最大6倍の3D性能を持つ後継チップとして第4四半期から出荷を開始することを明らかにした。
4~16MBのSDRAMかSGRAMに対応しており、最大200MHzで駆動可能な128ビット幅のメモリインターフェイスを持っている。PC側インターフェイスはAGP(2Xモード)またはPCI(リビジョン2.2)。内蔵RAMDACは270MHzで、1,600×1,200ドット時にリフレッシュレート96Hzで表示が可能。生産プロセスは0.25ミクロン。チップの単体価格は10万個ロット時で45ドル。既に独ELSAが採用の意向を明らかにしている。
3D描画機能の高速化に重点が置かれており、一般に1ピクセル当たり2~3クロックが必要なトライリニアフィルタリング処理を1クロックで処理することができる。また、同社が「Virtual Texturing」と呼ぶテクスチャ処理の高速化機構も備えており、パソコンのメインメモリに置かれたテクスチャデータを、使用頻度に応じて自動でビデオメモリにキャッシュして使用することができる。この機構はAGPのExecuteモードをもとにしたものだが、PCIシステムでも使用できるという。このほか、バンプマッピングや全画面のアンチエリアス機能、DVDの再生支援機能、PanelLinkインターフェイスによる液晶ディスプレイ出力機能なども備えている。
同社では、性能に関する情報として最大8Mポリゴン/秒という3D描画コマンド受付速度や、最大250M Texel/秒というテクスチャデータアクセス速度を明らかにしている。
□米3DLabsのホームページ
http://www.3dlabs.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.3dlabs.com/news/p3annce.html
□製品情報(英文)
http://www.3dlabs.com/products/p3ds.html
('98/7/14)
[Reported by suzuki-k@impress.co.jp]