【イベント】

WINDOWS WORLD Expo/Tokyo 98 レポート ソフトウェア編

来場者の興味は“グラフィック”と“サウンド”へ

開催地:幕張メッセ
会期:7月1日~4日

 今回のWINDOWS WORLD Expo/Tokyo 98ではWindows 98対応ソフトが数多く展示され、来場者の注目を集めていた。その中でも注目のブースを追ってみた。



●グラフィックのアドビシステムズと、サウンドのヤマハ、ローランドが好調

アドビ ローランド ヤマハ



 アドビシステムズのブースでは発売を間近に控えた「Adobe Photoshop 5.0」ほか、各種新製品のプレゼンテーションを比較的大きなステージ上で展開。Photoshop 5.0のプレゼンテーションでは、簡単な操作で写真のレタッチが可能な点や、作業履歴の管理による“複数回のアンドゥ”機能の導入などを来場者にアピール。ステージ前にはかなりの来場者が集まり熱心に見入っていた。また、ステージの逆サイドではアドビの製品に関するアンケートを実施しており、アンケートに答えると「Adobe Illustrator 7.0J」、「Adobe PageMill 3.0J」、「Adobe Photoshop 5.0E」など7製品の最新体験版が詰まったCD-ROMが貰えるとあって、常に黒山の人だかりとなっていた。

 サウンド関係ではローランドとヤマハのブースが盛況だった。
 両社ともUSBをベースにした新製品を展示し、来場者の興味を引いていた。ローランドは6月に発表されたCanvasシリーズの最新型「AUDIO Canvas UA-100」、MIDIインターフェイス「Super MPU64」、USBのスピーカーシステム「MA-150U」をワンセットで展示。USBを使うことで簡単に、新しいDTM環境を構築できることを強調していた。
 ヤマハは6月に発表した新製品「SW1000XG」、MIDI音源「MU128」を中心とした展示。どちらもハイエンドユーザーを意識した製品で、来場者の興味もその性能に興味が集まっていたようだ。

□関連記事
【5/6】アドビ、PhotoshopとPremiereの日本語版新バージョン
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980506/adobe.htm
【6/12】ローランド、USB対応デジタルオーディオ製品ほか
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980612/roland.htm
【6/10】ヤマハ、128音同時発音可能なMIDI音源
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980610/yamaha.htm


●「速98」シリーズとゲームで人気のソースネクスト

ソースブース ソースゲーム



 展示会でもっとも元気なブースを見分ける方法のひとつに、各ブースで配られている紙袋を、会場でどれほど見かけるかということがある。紙袋をより多くの人が持ち歩いていると言うことは、それだけの人がそのブースに立ち寄ったことになるからだ。今回もっとも多くの人が持ち歩いていたのは、もちろんマイクロソフトのWindows 98紙袋。それに迫る勢いなのが、“凄速98”と描かれたソースネクストの紙袋だ。

 ブース自体は他社と比べてそれほど大きいわけではないが、かなり多くの人が常時群がっている。ブースに設置されたステージでは同社の人気タイピング訓練ソフト「特打」を使ったタイプ選手権が繰り広げられていた。この賞品がなかなか豪華で、1位の賞品は“グアム旅行、ペアでご招待”。2位以下もデジタルカメラや同社の商品がズラッと並んでおり、参加者が後を絶たないといった大盛況ぶりだった。

 新商品の展示として人気を集めていたのは、Windows 98に対応したハードディスク加速ユーティリティ「驚速98」などの「速98」シリーズ。特に、ブラウザがホームページを表示中にリンク先のデータを先読みし、ハードディスクに格納しておくことで快適なネットサーフィンが楽しめるという「凄速98」は、今回初出品と言うこともあって来場者の興味を引いていた。

 ただ、同社のブースでもっとも人だかりができていたのは、実はゲームのコーナー。リアルタイムシミュレーションゲーム「STARCRAFT」のゲーム大会が行なわれているその横では、日本初公開となる「DIABLO II」が実際に遊べるのだ。詳しくは月曜日にレポートするが、長い間、DIABLO IIのデモ機の前から離れない人もいるほどで、その人気の高さを改めて知らされた。

□ソースネクストの展示内容
http://www.source.co.jp/wwexpo.html


●“地図ソフト”などの身近なツール類が大人気

駅すぱあと ジャストシステム

 細かいソフトハウスのブースが集まっていたホール3の北側区画。ここではゲームから西洋占星術まで色々なソフトが展示されていたが、人だかりができていたのはだいたいが地図ソフトだった。インクリメントPの「MapFan III」、ヴァル研究所の路線、運賃早わかりソフト「駅すぱあと」、ゼンリンの「ゼンリン電子地図帳」などが人気。特に目新しい要素はないが、オフィスでこういったソフトを使う割合が上がってきたのだろう。

 一方、これまで需要が高かったソフトと言えばワープロソフトだろう。そしてワープロソフト「一太郎」で一時代を築き上げたのがジャストシステムだ。ところが、今回の同社のブースは元気がなかった。今回の目玉は先日発表された「一太郎Lite」。ブースの一部をタッチ&トライコーナーとして、18台のノートパソコンを並べていたが、その半分も埋まっていない光景も見られた。同社の戦略商品なだけに、今回のユーザーの反応は気にかかるところだろう。来場者の興味は、日本IBMなどと共同開発が進められている、「ViaVoice 98」を利用した音声対応アプリケーションのデモに向けられていた。

□インクリメントPの展示内容
http://www.incrementp.co.jp/newsj.htm
□ヴァル研究所の展示内容
http://www.val.co.jp/news/1998/0609.htm
□ジャストシステムの展示内容
http://www.justsystem.co.jp/news/98wwexpo/index.html



●やっぱり一番人気はマイクロソフト

マイクロソフト

 いろいろとソフト関連の話題を追ってきたが、一番人気は、やはりマイクロソフトのWindows 98。もっとも大きなブースでWindows 98のデモンストレーションを行なっていた。
 ブースはいくつかのゾーンに分けられており、“LIVING & LEARNING ZONE”ではWindows 98と同じ日に発売される個人向け資産管理ソフト「Microsoft Money」や暑中見舞いはがきのレイアウトを例にデモンストレーションが行なわれていたほか、「Microsoft Picture It! 2.0」などを展示していた。

 Windwos CEのコーナーではモックアップながらセガ・エンタープライゼスのDreamcastが展示されていた。これは7月1日の時点では写真撮影が可能だったのだが、Expoの一般公開と同時に写真撮影が不許可となった。ただ、Dreamcast用Windows CEの簡単なパンフレットなどは貰うことができる。
 またゲームソフトのコーナーも設けられており、最新ゲームが展示されている。



□マイクロソフトの展示内容
http://www.asia.microsoft.com/japan/events/wwe98/



□WINDOWS WORLD Expo/Tokyo 98 ホームページ
http://www.idgexpo.com/wwe/
□WINDOWS WORLD Expo/Tokyo 98 レポートインデックス
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980701/wwe98_i.htm

('98/7/2)

[Reported by funatsu@impress.co.jp]


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