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PC/AT互換機用パーツでは、ビデオカードに目立った動きが見られた。会場ではMatroxやNVIDIA、S3といった有力メーカーの新チップが搭載されたビデオカードがデモされており、いずれも7~8月頃に国内で発売されるという。
●MGA-G200を搭載したMillennium G200は8月発売
コマツソフトのブースで展示されていたのは、Matroxの新ビデオチップ MGA-G200を搭載した「Millennium G200」(8MB、AGP版)。ゲームを使ったデモも行なわれ、日本語版パンフレットも配布されていた。パンフレットには、ビデオメモリが143MHzのSGRAMと記述されているなど、これまで公開されていなかった製品仕様も記されている。国内での発売は8月頃を予定しており、価格は3万円以下になりそうという。
なお、同じくMGA-G200を使用したビデオ出力付きビデオカード「Mystique G200」に関しては展示がなく、発売時期に関しても未定という。説明員によれば、Mystique G200はMillennium G200とは搭載しているメモリが異なり、125MHzのSDRAMが使用されるとのこと。
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【6/19】Matrox、G200搭載のMillenniumとMystique
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980619/matrox.htm
●カノープスはRIVA128ZX搭載の「ZXR128A GTS」を7月末に発売
カノープスは、NVIDIAの新チップ「RIVA128ZX」を搭載したビデオカード「ZXR128A GTS」(8MB、AGP版)と、「ZXR128P GTS」(8MB、PCI版)を参考展示していた。両モデルともビデオキャプチャ機能はなく、現行モデル「PWR128A GTV」に相当するビデオキャプチャ機能付きの後継モデルは用意されない。発売は7月末の予定で、価格は未定。
●Savage3D搭載ビデオカードは、Herculesから8月発売
S3の新ビデオチップSavage3Dを搭載したビデオカードのデモも行なわれている。場所は、アイルのブース内に設けられたHercules Computer Technologyコーナー。デモ中の製品は8MBのビデオメモリを搭載した「Terminator BEAST」(AGP版)で、Herculesの製品では最上位に位置づけられるという。配布されている資料では「MGA-G200搭載ビデオカードよりも高性能」と謳っている。
国内では8月発売を予定しており、会場では「WINDOWS WORLD Expo/Tokyo 98特別価格」19,800円で、予約販売が行なわれている。ショップでの店頭価格もこれに近いものになるという。
□Terminator BEASTのニュースリリース(英文)
http://www.hercules.com/presale/release/beast.htm
●FICがSocket 7対応のmicroATXマザーボードを展示
●アイ・オーが、PCI接続のシリアルカードを参考展示
アイ・オー・データ機器のブースでは、PCI接続の2ポートシリアルインターフェイスカードを参考展示中。価格や仕様などの詳細は未定としているが、説明員の話から、少なくとも最大通信速度は115.2kbpsは超えるものと思われる。発売は8月以降の見込み。
□アイ・オー・データ機器の展示内容
http://www.iodata.co.jp/event/98/winexpo/index.htm
●AMDブースではK6-2対応パソコン多数を展示中
□PC EXPO 1998ホームページ
http://www.pcexpo.com/
□WINDOWS WORLD Expo/Tokyo 98 レポートインデックス
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980701/wwe98_i.htm
('98/7/2)
[Reported by suzuki-k@impress.co.jp]