塩田紳二のMSサイトWatch
第9回:5月1日~5月31日まで


 司法省関係の話題で持ちきりのマイクロソフトですが、一体どうなるんでしょうか。今年最大のパソコン業界の話題になりそうですね。

JAPANサイト
http://www.microsoft.com/japan/

 Windows 98のホームページがリニューアルされたり、いちおう準備はちゃくちゃくという感じである。裁判で話題にはなるし、出荷はなんとかできそうだし、当面のWindows 98に関してだけ言えば、ちょっとマイクロソフトは得した感がしないでもない。

フリー/評価版/β版ソフト
●FrontPage 98 Themes and Template Pack
http://www.microsoft.com/Japan/Office/FrontPage/Resources/ttpack.htm

FrontPage98でWebページを使うときに使うテンプレートやテーマ(テーマに沿った背景や見出しスタイルの設定集)を追加するもの。


●Internet Explorer 4.01 for Macintosh
http://www.microsoft.com/ie_intl/ja/mac/ie40/

 Macintosh版のIE 4.01がようやく登場。Outlook Expressなども変更になっているという。

アップデート/サービスパック
●Microsoft Exchange Server Version 4.0 Service Pack 5
http://www.microsoft.com/japan/bkoffice/Exchange/ex40/SP5_pack.htm

 マイクロソフトのグループウェアソフトExchange Serverのサービスパック。修正した項目は下記URLから参照できる(ただし英語)。
http://support.microsoft.com/support/kb/articles/Q174/1/89.asp


●Microsoft Flight Simulator 98 日本語版 修正モジュール
http://www.microsoft.com/japan/games/fsim/download/patset1.htm

 マイクロソフトの人気ソフトFlight Simulator 98の修正モジュール。2月にも修正モジュールが出ていたが、また、修正モジュールである。英語版のパッチと同等なものだそうである。


●Microsoft Windows 95最新モジュール:TCP/IPドライバのアップデート日本語対応版
http://www.microsoft.com/japan/win95/modules/651.htm

 ICMPによる不正なパケットを受信することで、システムがおかしくなる問題の対策モジュール。


●Internet Explorer 4.01 with Service Pack 1 for Windows 95 and Windows NT 4.0
http://www.microsoft.com/ie_intl/ja/download/

IE 4.0のサービスパック。これまでの修正プログラムの分やほかの修正も含まれているという。また、2000年問題にも対応したそうだ。


●Excel 97 プログラムアップデート
http://www.microsoft.com/japan/Office/OfficeFreeStuff/Excel/xl97update/

 エクセルの再計算時のバグの修正プログラム。前にも似たようなものを紹介した気がする。まあ、再計算時に一番バグが出そうな感じではあるが……。

情報
●日本語検索サービス開始
http://www.asia.microsoft.com/search/worldwide/japan/default.asp

 いままで、USホームページ側では検索が可能だったのに対し、日本語ホームページ側では検索が行なえなかった(マイクロソフトのホームページ上にある「検索」は、USサイトの検索ページに飛ぶものだった)。
 これでようやく、膨大なマイクロソフトのサイトから検索が可能になった。特にサポート情報(Knowledge BASE)は便利になった。いままで、問題解決のために関係しそうなところをすべて見なくてはいけなかったからだ。ローカルにダウンロードして、全文検索ソフトを使うとか、Goo( http://www.goo.ne.jp/ )でサイト指定して検索するという手もあったのだが、このページはほぼ毎日のように更新が行なわれるので、外部からの検索にはあまり向いていないのである。
 マイクロソフトはIndexサーバーなどの検索ソフトを持っているのに、どうしていままで自社サイトに検索ページが無かったのだろう。


●2000年問題ホームページ
http://www.asia.microsoft.com/japan/year2k/

 ついに登場2000年問題のホームページ。当社の製品は基本的には大丈夫という話などが中心なのだが、なぜ2000年問題で、企業内のシステムにWindowsNTを導入しなければならないのかはよくわからない。


●Windows DNA FS
http://www.microsoft.com/japan/partners/industry/findna.htm

 銀行など金融機関向けのWindows DNA(Distributed interNet Applications)アーキテクチャの解説。ふつうのDNAとどこが違うのかはよくわからない。各業種向けに説明方法を変えただけのようにみえるのだが……。


●Windows 98ホームページ
http://www.microsoft.com/japan/win98/

 ページ内容が更新された。動作済みハードウェアリストなどがある。


●Microsoft Active Accessibility
http://www.microsoft.com/Japan/enable/

 アクセシビリティ機能のAPIを公開することになったそうである。関連ホームページも解説するとか。95にもユーザー補助としてこういう機能はあったけど、情報公開が不十分だった。MSDNなんかにも関連情報がほとんどなく、シリアルインターフェイスに外部キーボードを接続できるシリアルキーデバイスなんかも設定項目はあるものの、その仕様などは公開されていなかった。
 こういう動きは評価できるもので、ポーズだけでなく、きちっとやってもらいたいものである。


●XML
http://www.microsoft.com/japan/sitebuilder/home-text.htm

 W3Cで決まったXMLについての解説。日本語なので、とりあえず概要を知りたいという場合に便利。IE 4.0でXMLを使う(IE 4.0のチャンネルではXMLベースのCDFが使われているため、IE 4.0にはXMLのパーサーが含まれている)方法の解説。ただし、スクリプトによるプログラミングが必要。


●Microsoft管理コンソールの概要
●Windows NT Server 5.0 のためのIPセキュリティ
●仮想プライベートネットワーク:インターネットリモートアクセスソリューション

http://www.microsoft.com/japan/products/ntserver/white_papers/

 Option Packなどに関するドキュメント。

USサイト
http://www.microsoft.com/

 US側のサイトは、ほぼ1~2カ月ごとに、内容は変わらなくともページレイアウトなどが変更になる。カテゴリに分けられたり、ひとつにまとめられたりして便利にはなるのだが、時々、迷子になってしまったり、目的のページが見つけられなかったりする。再度アクセスしたときに前回のことはわずかしか憶えていないが、どうしてもそれを頼りに動き回るのが人の性というもの。もうし少し、人間のおぼろげな記憶というのを活かすようにしてくれるとありがたいのですがねぇ。

フリー/評価版/β版ソフト
●Microsoft Media Player v5.2 Beta
http://www.microsoft.com/ntserver/netshow/download/player.htm

 マイクロソフトの新しいメディアプレーヤーのβ版。MacやUnix版も用意されるとのこと。日本語版もあり。


●NetShow 3.0 Services Beta 2 Server Components, Tools, and SDK
http://www.microsoft.com/ntserver/netshow/download.htm

 NetShowのサーバー用モジュールやツール、SDKなどのβ版。


アップデート/サービスパック
●Web Administrator 2.0 for Microsoft Windows NT Server 4.0
http://www.microsoft.com/windows/downloads/contents/Other/..(以下略)

 IIS4.0用の新しい管理ツール。


●Microsoft Exchange Server 4.0 Service Pack 5
http://www.backoffice.microsoft.com/downtrial/moreinfo/e4sp5.asp

 ひとつ前のバージョンであるExchange Server 4.0用の最新サービスパック。


●New Patch Readies Internet Explorer 3.02 for Year 2000
http://www.microsoft.com/msdownload/iebuild/ie3y2k_win32/en/ie3y2k_win32.htm

 こちらはIE3.02用の2000年問題対応のパッチ。IE3.02用のパッチは、いまのところ英語版のみである。

情報
●Microsoft Year 2000 Resource Center
http://www.microsoft.com/year2000/

 2000年問題のホームページ。Japanサイトより情報が充実している感じである。


●Reba and Microsoft Collaborate on Her Newest Release, "If You See Him"
http://www.microsoft.com/corpinfo/press/1998/may98/rebapr.htm

 Rebaの『If You See Him』というEnhanced CDにはIE 4.0のスペシャルバージョンが入っているとか。ところでRebaって誰?


●Use OEM Hooks to Customize Support Info
http://www.microsoft.com/ithome/itcycle/helpdesk/oemhooks/oemhooks.htm

 メーカー製のプリインストールマシンだと、システムプロパティ(コントロールパネルのシステム)を開くとそこにメーカーのロゴなどが表示される。この設定を行なうための解説である。ロゴ表示と簡単なテキスト表示が可能になる。スクラッチマシンなどに自分でロゴを設定してちょっとした優越感に浸るのはどうか?


●Java lawsuit information center
http://www.microsoft.com/java/issues/sunsuit.htm

 MicrosoftとJavaのもめごと関係の情報を集めたページ。


●Office 97 Assistance
http://www.microsoft.com/office/astoffice.asp?prev=111111

 Officeや関連ソフトのTipsや解説をまとめたページ。


●DVD and PCs FAQ
http://www.microsoft.com/hwdev/desinit/dvdfaq.htm

 DVD関連のFAQ集。


●Color Coding For Connectors
http://www.microsoft.com/hwdev/desguid/pc99icons.htm

  パソコンのコネクタの色分けについてのPC99でのガイドライン。コネタクの色分けをして、配線を簡単にしようというもの。しかし、正面から背面に手を回してコネクタをつなごうとするとかなり難しいので、こっちのほうを先になんとかしてもらいたい気もする。

注意 USサイトで配布されているソフトは、特に断り書きのない限りすべて英語版環境向けのソフトであり、日本語環境での使用は保証されていません。最悪の場合、OSさえも起動しなくなる可能性もあります。利用にあたっては十分注意された上、自己責任において利用してください。

□MSサイトWatchバックナンバー
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/backno/mssite.htm

[Reported by 塩田紳二]


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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp