ピンボールゲームは、ただバーでボールをはじき返すだけでも楽しいが、“役”の存在を知ることでより楽しみが増すことになる。役とは「AターゲットBターゲット、Cターゲットと順番にあてた後Bターゲットにもう一度あてる」といった決まりのこと。この役を完成させることで高得点がねらえ、より高度な役をねらうことができるようになる。
　初心者にとっては、どのような役があるのかも掴みにくく、役の完成はなかなか難しいのだが、「ゴールデンログレス」では画面右側に役の取得状況などをリアルタイムで表示するなどの方策を講じており、初心者でも比較的簡単に役をとることができる仕組みになっている。また、製品版では64ページの詳細なマニュアルが付属するので、ゲームルールに戸惑うこともないだろう。

　これまでリトルウィングのゲームでは、「ゴールデンログレス」では、1タイトルに1台しか収録されていなかったのだが、今回は一挙に3台も収録されている。1台クリアすることにより、次の1台の攻略が可能（ただし練習はいつでもすることができる）。1プレイで3台クリアすることは、よほどのことがなければ不可能なため、セーブ機能まで付いており、かなりじっくりと長い期間遊ぶことができそうだ。

　まずは、4月16日にすでに発売となった「CATZ II」と「DOGZ II」のPETZシリーズ2作品。以前コンビニなどでも発売されていた「DOGZ」「CATZ」の続編にあたる。
　デスクトップ上で飼うペットということで、純粋なゲームとはいえないが、育て方によって性格が変わっていくので、「育てゲー」の一種ともいえる。文字通り「CATZ」はネコ、「DOGZ」は犬を育てるのだが、前作では1度に1匹しか飼うことができなかったのだが、今回からは2匹飼うこともできるようになった。たとえば犬を2匹飼うこともできるし、両方のソフト共にインストールしておけば、犬とネコ2匹同時に飼うことも可能。ネコと犬がデスクトップでじゃれ合う姿はなかなかかわいらしい。
　また、インターネットのオフィシャルサイトからは、新しいペット用のおもちゃやキャラクター、ペットフードなどをダウンロードすることもできる。

　「トゥルー・ラブストーリー～Remember My Heart～ + アクセサリーBOX Vol.2」は、昨年12月にプレイステーションで発売された恋愛シミュレーションゲームの完全移植版。ただ、完全移植しただけではなく、クリアした女の子のエンディングをスクリーンセイバーにすることができるほか、数多くのアクセサリを収録した「アクセサリーBOX Vol.2」も収録されるなど、かなり盛りだくさんな内容となっている。
　注目のアクセサリ内容は、スクリーンセイバーやデスクトップ時計、電卓といったアクセサリのほか、ゲーム中に登場する弥生ちゃんが登場する「弥生ちゃんのどきどきパニック」と、落ち着いた雰囲気が魅力の草薙先輩の「草薙先輩のおみくじ」の2本のミニゲームが新たに収録されている。

　ゲームや音楽を簡単に作るツールとして人気のシリーズ「ツクール」シリーズの新たなラインナップも続々と登場する。
　シリーズ初登場となるシミュレーションRPGを作ることができる「シミュレーションRPGツクール95」が5月29日に9,800円で発売される。キャラクターからマップ、戦闘アニメまで一からすべて作り上げることも可能だが、すでにかなりのデータを収録しているので、それらを組み合わせるだけでも、そこそこのゲームを作ることができる。また、サンプルゲームも収録されているので、かってその日に遊ぶこともできる。
　SPEEDの「WHITE LOVE」などの最新ヒット曲のデータも40曲収録している「音楽ツクール95プラス」、2Dグラフィックを作成し、中割りを自動的に作ってくれるグラフィックソフト「キャラクターツクール95」、3DCG作成ソフト「CGツクール95（仮称）」なども発売が控えている。

　このほか、“ノーマル機”から“CR機”まで、数多くの種類のパチンコを楽しむことができるパチンコゲーム「パチンコ道場II」も6月6日に発売になる。このゲームのメインは“攻略モード”。ここでは、街にある5店のパチンコ店を攻略していくモードで、すべて攻略するとすべてのパチンコ台で遊ぶことができるようになるという。このほかにも自分の好みの台を作ることができる「コンストラクションモード」も用意されている。

　「IQチャレンジ」は、誰もがやった記憶のある、あの「IQテスト」がベースとなっているインテリジェンスパズルゲーム。マイクロマウスはこのゲームを教育機関にも販売するとしており、かなりの本格派となっている。
　パズルを一問一問クリアしていくオーソドックスなタイプのパズルだが、出題される問題はかなりの難問ばかり。図形が変化していく法則を見つけるといったもの（連続性の認識テスト）から、図形の分解図を見て完成型をあてる問題など（空間認識能力）これまでのパズルゲームにはない問題が数多く用意されている。クリア後は、もちろん得点の他、“天才”かどうかなど、いくつかのランク付けを教えてくれる。

　「IQチャレンジ」は、アイルランド産業振興庁からマイクロマウスに「日本語に移植しないか？」との打診があり、興味を持ったマイクロマウスが日本語化したという経緯から、発表会もアイルランド大使館で行なわれた。
　記者会見にはアイルランド大使Declan O'donovan氏も出席。「このソフトには難易度調節機能が付いているのだが、私にとっては大変役立つ機能だった。というのも、このソフトが大変難しくて私には解けなかったから」と笑いをとるコメントを披露した。

　アイルランド大使も頭をひねったこのソフトにあなたも挑戦してみてはいかがだろうか？

　実はこのゲームは、Gremline Interactiveというゲームメーカーが制作している。ここまで聞けばゲームをよく知る人はわかるかもしれないのだが、一時期、IBMを初め数多くのPCにバンドルされていたサッカーゲーム「Actua Soccer」の続編に当たるのがこの「ワールドリーグサッカー」なのだ。「Actua Soccer」は選手の動きがなめらかなことに加え、多彩なカメラワークで大ヒットしたゲームだ。海外では評価も高く、“Actuaシリーズ”としてテニスやホッケーまで発売されている。

　「ワールドリーグサッカー」では通常の対戦やトーナメント戦はもちろん、それ以外にもチームエディット機能などのプラスアルファが充実している。またLANを使えば、8人まで対戦可能だ。