【ソフト】

妖精を育てるファンタスティック育てゲー「Pixy Garden advanced」 ほか

Weekend Summary【'98/2/13版】


■ CONTENTS ■
妖精を育てるファンタスティック育てゲー「Pixy Garden advanced」
リアル・サッカーシミュレーション・ゲーム「Ubiワールドサッカー」
映画で活躍した、あの黒ずくめの男たちが帰ってきた「MIB」
コテコテの大阪の街を再現した、街作りゲーム「大阪ナニワ摩天楼」

●妖精を育てるファンタスティック育てゲー「Pixy Garden advanced」

画面写真1 画面写真2 画面写真3
(c)1998 NEC Interchannl,Ltd. LICENSED BY HEADROOM
(c)1998 IMAGE WORKS Co.,Ltd.

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 温度や水温、その土地に生える草木を植えるなど環境を整えることで、妖精を育てるという育成型シミュレーションゲーム「ピクシーガーデン アドバンスト」が3月に発売される。

 このゲームの主な目的は登場する妖精を育てるということ。妖精の種類は火、水、風と三種類用意されており、プレイヤーの育てかた如何で、まったく違った妖精に育っていく。ただしプレイヤーが直接、妖精に対して関与できることは少ない。どちらかと言えば、間接的に環境を整えてやることが中心となる。
 ゲームスタートと同時に、まずしなければならないことは、気温の設定と水温の設定だ。なぜならば、設定した気温が高ければ妖精は“火の妖精”になる可能性が高くなる。逆に低ければ水の妖精になるかもしれない。次にやらなければならないことは、植物の配置や取り除く作業だ。ベニテングダケは火の妖精にとっては成長を促進させるが、水の妖精にとっては体によくない、などの特長があるので、妖精の属性によって気を使わなければならないのだ。

 画面上では通常2頭身キャラで表示されているが、キャラクターを選んで“カードを見よう”コマンドを選択すれば、その時のキャラクターを見ることができる(上写真中央)。その時々の育ち方によって、絵柄も違うものが表示され、飽きない仕組みになっている。このほかにも、名前をつけることができたり、話し掛けることができるなど、思い入れたっぷりに育てることができる。
 ゲームのモードは、妖精を自由に育てることができるフリーモードのほか、一定時間内にイベントをこなすことでシナリオを進めていくストーリーモードもなかなか凝っている。ストーリーモードでは16個のシナリオが用意されているのだが、後半はそれなりに難しくなってくるので、かなり長く楽しむことができそうだ。

 このゲームは育てゲーの性格が強いが、楽しみはそれだけではない。植物をプレイヤーの好きなようにレイアウトすることができるため、ガーデニング(庭作り)の要素もある。自分の好きな庭作りに励むことも可能なわけだ。

 「ピクシーガーデン」は以前、PC98のDOSゲームとして発売され、注目を集めたゲームだが、媒体はフロッピーディスク、色数も16色とマシンスペック的にかなり厳しい中で制作された。その当時の制作に携わった方々は「あれもやりたい、これもやりたい……でも、できない」の連続だったと言う。そのため、世間一般のパソコン環境もWindows 95になり、マシンスペックもあがってきた今、いろいろな企画が実現し、本当の意味での「ピクシーガーデン」が完成したという。ただし、それでもまだ実現しなかった企画があると言う。たとえばカブトムシやカエルなどの小動物の登場。植物の成長。四季(天候の変化は今回のバージョンでも実現されている)や時間経過の導入、オプションで植物やキャラクターの配布……などなど。それらの実現はまだ先になりそうだが、今回のバージョンはかなり面白く仕上がっている。レビューでも取り上げるつもりなのでお楽しみに。

 

 

□NECインターチャネルのホームページ
http://www.neic.co.jp/
□「ピクシーガーデン アドバンスト」のホームページ(英文)
http://www.neic.co.jp/x1ICHIOSHI/ICHI_pixy/index.html

 

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リアル・サッカーシミュレーション・ゲーム「Ubiワールドサッカー」

画面写真1 画面写真2 画面写真3
(c)1998 Ubi Soft Entertainment

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 フランスのソフトハウスで昨年まではそれほど有名ではなかったソフトハウスUbi。昨年9月頃から、かなり良質なゲームを連発したためいっきに注目の的となった感があるUbi Softだが、そのUbiから、世界中のサッカークラブデータを集めた膨大なデータ量を持つゲーム「Ubiワールドサッカー」が発売される。

 とにかく驚くのはそのデータ量の豊富なところ。欧州を中心とした世界中358のサッカークラブを収録。登場選手は6,086人。プレイヤーはこの中から好きなクラブを選択し、実在するサッカー大会を勝ち抜いていくことが目的となる。用意されている大会は、ヨーロッパの3大カップと称される「チャンピオンズリーグ」「カップウィナーズカップ」「UEFAカップ」。イギリスの「EAカップ」や南米の「コパ・アメリカ」などなど。もちろん試合の実況は本物のアナウンサーが盛り上げてくれる(といってもイギリスのアナウンサーですが)。ゲームのシステム的にはシミュレーション部分にかなりの力が注がれているようで、そういった意味ではかなりリアルな仕上がりとなっている。
 「Ubiワールドサッカー」ではこのほかにも小人数でプレイするサッカー「フットサル」なども楽しむことができる。

 今回はゲームの発売に合わせ、購入者の中から抽選で4人にワールドカップ応援ツアー優待キャンペーンが実施される(旅行代金は33万円だが、ユービーアイソフトが10万円を負担)。サッカー好きなユーザーはゲームだけでなくこちらのキャンペーンも挑戦してみては?

 

 

□ユービーアイソフトのホームページ
http://www.ubisoft.co.jp/
□「Ubiワールドサッカー」のページ
http://www.ubisoft.co.jp/actualite/jeux/foot/foot.html
□Ubi Softのホームページ(英文)
http://www.ubisoft.com/

 

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●映画で活躍した、あの黒ずくめの男たちが帰ってきた「MIB」

画面写真1 画面写真2 画面写真3
(C)1997 SouthPeak Interactive LLC.All rights reserved. South Peak and the SouthPeak logo are tradem,arks of SouthPeak Interactive LLC. Other brand or product names are trademarks or registered trademarks of their respective companies. (C)1997 Cllumbia Pictures Industries Inc. All rights reserved.

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 昨年アメリカで公開されるや否やバカウケ! それまでの配収記録をドンドン書き換えていったSFアクション映画、それが「MEN IN BLACK」だ。もともとはコミックスが原作で、超常的な事件の後にどことはなく現われ始末していく黒ずくめの人たち。彼ら(実際は女性も登場する)が実は地球にたくさんいる宇宙人と共存し、また極悪宇宙人には果敢に戦いを挑んでいくというストーリーだ。

 今回ゲーム化された「MEN IN BLACK THE GAME(MIB)」も基本的には映画の設定に沿ったものとなっている。ゲーム内はすべてポリゴンで描かれているのだが、主人公キャラの顔のテクスチャは映画に登場したトミー・リー・ジョーンズとウィル・スミスの顔が貼り込まれており(上写真中央)、映画を見た人にとってはよりいっそう親しみが湧くかもしれない。
 ゲームのシステムとしては、往年の名作アクションアドベンチャー「アローン・イン・ザ・ダーク」とほぼ同じ。カーソルキーでパンチやキックを操作し、敵を倒していく。この手のゲームは映画的なカメラワークが特徴的だが、「MIB」でもそれらしい雰囲気を醸し出している。

 ヌメヌメしたエイリアン(映画を見た人にはわかる、あのゴキブリ野郎も登場する)が登場したり無表情な登場人物が妙に恐かったりするのだが、なかなか良質なアクションアドベンチャーに仕上がっていることは間違いない。

 

□マイクロマウスのホームページ
http://www.micromouse.co.jp/
□South Peak Interactiveのホームページ(英文)
http://www.southpeak.com/
□「MEN IN BLACK THE GAME」のページ(英文)
http://www.southpeak.com/meninblack/
□「MEN IN BLACK THE GAME」のデモ版ダウンロードページ(英文)
http://www.download.com/PC/Result/TitleDetail/1,4,0-29979-g,00.html?dlbutton.spmib

 

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●コテコテな大阪の街を再現した、街作りゲーム「大阪ナニワ摩天楼」

画面写真1 画面写真2 画面写真3
(C)1997 RON

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 昨年末にマクシスから発売された、都市育成シミュレーションゲーム「トキオマテンロウ(東京摩天楼)」の建築物データがそっくり大阪になってしまったのが「大阪ナニワ摩天楼」だ。都市を形成するオブジェクトが変わると、まったく違ったゲームのように感じるから不思議だ。現実的にも大きく違うとされる東京と大阪。このゲームでもそこらへんが妙にリアルに再現されている。

 このゲームの特徴的のひとつが気軽さ。プレイヤーは建設会社の社長となり、土地や建物を買ってポンポンっと建てていく。今回用意された建物は現実に大阪にある建物が数多く用意されている。たとえば通天閣、甲子園球場、大阪城、喰いだおれ人形や大きなカニ、そして吉本新喜劇で有名な「なんば花月」まで登場する。そうやって建物を建てて、どんどん街を発展させていくことがプレイヤーの目的。また、ゲームを進めていくといろいろなイベントも登場し、ゲームを盛り上げてくれる。ゲームはこのほかにもいくつかモードが用意されている。たとえば、風水モード。これは、中国ではポピュラーなうらない「風水」の考え方に則って街作りを進めていくというもの。

 ゲームシステム的には「トキオマテンロウ」から大きな変更はないが、より大阪らしさを増すようにチューンナップされており、大阪へ首都移転といったイベントも今回の「大阪ナニワ摩天楼」には用意されている。

 

 

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[Reported by funatsu@impress.co.jp]


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('98/2/5)



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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp