【ソフト】

大作RPG「Might and Magic」の最新作「The Mandate of Heaven」 ほか

Weekend Summary【'98/1/30版】


■CONTENTS
大作RPG「Might and Magic」の最新作「The Mandate of Heaven」
「ノエル」のスタッフも参加した一風変わったアドベンチャーゲーム「迦陵演義」
ジャパニメーション風のロボットを自在に操り、敵を撃破せよ!
長野オリンピック目前、一足先にゲームでスキー体験

●大作RPG「Might and Magic」の最新作「The Mandate of Heaven」

画面写真1 画面写真2 画面写真3
(C)1998 The 3DO Company. All rights reserved. New World Computing,the New World Computing logo,Might and Magic and the Might and Magic logo are trademarks and/or registered trademarks of The 3DO Company. All other trademarks belong to theirrespective owners. New World Computing is a division of The 3DO Company.

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 アメリカのパソコン用ゲームにおける3大RPGと言えば、「Ultima」「Wizardry」そして今回紹介する「Might and Magic」シリーズだ。86年に第1作「The Secret of the Inner Sanctum」が発売されて以来、着実にファンを増やしていったのだが、4年前に第5作が発表され、ストーリーも完結したこともあってシリーズ終了かと一部のファンをやきもきさせていた。そんななか、このほど第6作がリリースされることになり、ホッと胸をなで下ろしたユーザーもいるのではないだろうか。

 今回のストーリーは、王が謎の失踪を遂げたあと、災害や魔物の襲撃を受け、王国が危機に瀕している所から始まる。プレイヤーは終焉が近づいた王国を何とか救おうと立ち上がることになる。
 幾人かの中からパーティのメンバーを選び旅に出るわけだが、国産の多くのRPGのように明確な1本道のストーリーが用意されているわけではない。多くのイベントやクエストが複雑に絡み合っているために、プレイヤーそれぞれが違ったストーリーを体験できる。王国には様々なキャラクター(通称ノン・プレイヤー・キャラクター)が独自のAIで生活を営んでおり、その数は100人以上となる。

 もちろんグラフィックも今風に進化を遂げており、リアルな3Dグラフィックが展開される。さらにすごいことに今作では、屋外と屋内(ダンジョンなど)で違う3Dエンジンを使っているという。それぞれの風景をよりリアルに表現できるよう工夫されており、たとえばダンジョン用の3Dグラフィックエンジンではレンダリング機能やポイントライトシステムなど光の演出などに気を配ったものとなっている。

 本場のファンタジーRPGを遊んでみたい人は、ぜひこのゲームで異世界を体験して欲しい。

□イマジニアのホームページ
http://www.imagineer.co.jp/
□New World Computingのホームページ(英文)
http://www.nwcomputing.com/
□「Might and Magic VI ~ The Mandate of Heaven」の紹介ページ(英文)
http://www.nwcomputing.com/mm6/

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「ノエル」のスタッフも参加した一風変わったアドベンチャーゲーム「迦陵演義」

画面写真1 画面写真2 画面写真3
(C)1997,1998 iPC/SR-12W

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 これまでのゲームにはないインターフェイスを採用した、一風変わったアドベンチャーゲーム「迦陵演義」がインクリメントPから発売される。すでに一部のファンからは注目されているようだが、ここにきて制作が難航しているようで、2月発売から4月17日発売へとかなりの延期となってしまった。

 このゲームは、プレイヤーの相棒として存在する女性の謎の仙人“迦陵”にいろいろと干渉していくことで、迦陵の性格や思想が変化し、人格形成が行なわれていく。プレイヤーは、その過程を楽しむと言う、なんとも哲学的な内容となっている。
 ただ、このゲームはそこまで考えこまなくても、かわいい女の子といっしょに旅をしながらいろいろなものに出会い、成長していくことを楽しむだけでも十分に遊ぶ意義がある。画面内をところ狭しと動き回る迦陵はかなり魅力的。プレイヤーが干渉することでさらに変化していけばゲームとしても面白いものになりそうだ。

 ちなみにこのゲームの制作陣はかなり豪華で、キャラクターデザインやグラフィック関係、そしてディレクション関係に、プレイステーションで大ヒットしたゲーム「ノエル」を作った人たちが参加している。かなり作り込んだものになると思われるので、ファンの人はもちろん、普段ギャルゲーを遊ばない人も要注目だ。

 

□インクリメントPのホームページ
http://www.incrementp.co.jp/indexj.html
□「迦陵演義」の製品情報(和文)
http://www.incrementp.co.jp/game/karyou.htm

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●ジャパニメーション風のロボットを自在に操り、敵を撃破せよ!

画面写真1 画面写真2 画面写真3
(C)47-TEK,Inc ALL RIGHTS RESERVED Developed by 47-TEK,Inc.
Produced and exclusively distributed by COCONUTS JAPAN ENTERTAINMENT CO.,LTD.

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 日本製のロボットアニメに影響を受けたと思われるキャラクターが、派手な戦闘を繰り広げるロボットアクション・ゲーム「TEAM47 GOMAN」がココナッツジャパンエンターテイメントから発売される。

 プレイヤーは特長のある5機のGOMAN(人型巨大ロボット)を使いこなし、敵を撃破していかなければならない。このゲームの面白い所は数多く用意された視点変更だ。たとえば一人称視点やカメラがグッと引いて、自分のキャラクターも視野に入っているモードはもちろん、なんと敵の視点に切り替えることまでできるのだ。普通、敵の視点では戦いにくいだけだが、この“敵からの視点”が、あるステージに登場する敵を倒すための重要なヒントとなってくるという。  3Dグラフィックアクセラレータボードがなくともゲームを遊ぶことはできるが、グラフィックの迫力や美しさが断然違ってくる。ちょっと値段が張ってしまうかもしれないが、ロボットアニメの世界を体験できるこのゲームを、最高のゲームマシンで楽しんでみよう。

□ココナッツジャパンエンターテイメントのホームページ
http://www.coconuts.co.jp/
□47-TEKのホームページ(英文)
http://www.47-tek.com/
□「TEAM47 GOMAN」の紹介ページ(英文)
http://www.47-tek.com/gamedev/index.htm

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●長野オリンピック目前、一足先にゲームでスキー体験

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 スキー競技の中でも、もっともスピード感があり、また危険度も高いのがアルペンスキーだ。そのアルペンスキーを再現したのがこの「Front Page Sports:Ski Racing」だ。

 「Front Page Sports:Ski Racing」で用意されているコースは5コースあり、それぞれウィスラーやオリンピックコースとなった有名なものばかり。また、本物志向のファンが失望しないように、コースの地形やゲート、崖や木々まで完璧に再現されている。それもそのはず、このゲームはワールドカップチャンピオンに輝いた実績を持つPicabo Streetが監修を担当しており、スピード感などゲームプレイ時に重要な感覚までリアルに追求されている。

 7日から始まる長野オリンピックまであとすこし。このスキーゲームで一足早くアルペンスキーの世界を体験してみてはいかがだろうか?

□シエラ・パイオニアのホームページ
http://www.sierrapioneer.com/sierrapioneer/index.html
□「Front Page Sports:Ski Racing」の製品情報(和文)
http://www.sierrapioneer.com/sierrapioneer/lineup/skiracing.html
□Sierra On-Lineのホームページ(英文)
http://www.sierra.com/
□「Front Page Sports:Ski Racing」の製品情報(英文)
http://www.sierra.com/titles/ski/skiindex.html

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[Reported by funatsu@impress.co.jp]


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('98/1/30)



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