待望! 大戦略シリーズの最新作「大戦略マスターコンバット2」登場 ほか

Weekend Summary【'98/1/16版】


■CONTENTS
待望! 大戦略シリーズの最新作「大戦略マスターコンバット2」登場
SEGA、怒涛の新作ラッシュ「ラストブロンクス」ほか
中東湾岸上空を舞台としたフライトシミュレーション「F-22 Air Dominance Fighter」

待望! 大戦略シリーズの最新作「大戦略マスターコンバット2」登場

大戦略1 大戦略2 大戦略3
(C)1998 SystemSoft Corporation
(C)1998斎藤岬/スコラ社

 現代戦を舞台にした戦争シミュレーションゲームとしては国内随一の人気を誇る、システムソフトの「大戦略シリーズ」。その最新作が2月にお目見えする。

 「大戦略」はプレイヤーが陸・海・空の3軍の司令官となり敵軍と戦い、規定の条件を満たし勝利することを目的とする戦略シミュレーション。'85年に第1作「現代大戦略」が登場して以来、シリーズ通算の延べ出荷本数は、100万本にも達する。
 今回の「大戦略マスターコンバット2」の舞台は第3次世界大戦後の近未来。新国際連合の平和維持部隊を率いて、世界中でおこっている紛争や内乱、そしてテロ行為の鎮圧をおこない、失われた秩序を回復することが目的となる。
 「マスターコンバット2」では、システム的にいくつかの改良、進歩が見られる。そのひとつが、戦いに勝利することでユニット(指揮官)が成長していくシステムの採用。このシステムにより、ユニットは経験をつめばつむほどより高度な技術を習得し、より強力になっていく。兵器も同様に技術改良や開発によって、超破壊兵器へと進化。また、作戦面でもよりリアリティを増すため「突撃」や「掃射」といったコマンドが追加されている。
 いろいろな部分で、ビジュアルシーンもかなり進歩している。3D戦闘シーンはこれまで以上に迫力を増しているし、また人気漫画家の斎藤岬氏の描く魅力的なキャラクターがストーリーを盛り上げる。

 より精密さを増した分、敷居はかなり高くなってしまい初心者にはちょっと難しい点があり残念だが、シミュレーションゲーマーはまちに待った新作到来といったところだろう。

 なお、大戦略シリーズをこれまで開発しつづけてきたディレクターの石川 淳一氏のインタビューを2月に掲載する予定なのでファンの方はお楽しみに。

□システムソフトのホームページ
http://www.systemsoft.co.jp/
□「大戦略マスターコンバット2」の製品情報
http://www.systemsoft.co.jp/news-info/NewsRelease/MC2.html
http://www.systemsoft.co.jp/PRODUCTS/amusement/MC2.html

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SEGA、怒涛の新作ラッシュ「ラストブロンクス」ほか

ラストブロンクス ツーリングカー NBA バーチャ2
ラストブロンクス
セガ ツーリングカー
チャンピオンシップ
NBA アクション98
バーチャファイター2
スペシャルパック
(C)SEGA ENTERPRISES,LTD. 1996,1998
(C)SEGA ENTERTAINMENT 1997
"The NBA and individual NBA Team identifications used on or in this product are trademarks, copyrighted designs and other forms of intellectual property of NBA Properties, Inc. and the respective member Teams and may not be used, in whole or in part,without the prior written content of NBA Properties, Inc.(C)1997,1998 NBA Properties,Inc. All rights reserved.
(C)ECOS 1997
Software (C)1997 Anark Game Studios, Inc. Anark, NERM,Leveller and their respective logos are trademarks,and in certain jurisdictions,registered trademarks of Anark Corporation.Galapagos is a trademark,and in certain jurisdictions,a registered trademark of Anark Game Studios,Inc.All rights reserved.

and more Pictures(ラストブロンクス)

and more Pictures(セガ ツーリングカーチャンピオンシップ)

and more Pictures(NBA アクション98)

and more Pictures(バーチャファイター2スペシャルパック)

 セガ・エンタープライゼスが1月末から3カ月の間になんと5本もの新作をリリースする。そのいずれもがアーケードやコンシューマー(セガサターン)でヒットを飛ばした実力派ソフトばかりだ。

 そのなかでも期待されるのは、昨年コンシューマーでリリースされ、早くもパソコンへ移植される「セガ ツーリングカーチャンピオンシップ」と「ラストブロンクス」の2作品だ。
 「セガ ツーリングカーチャンピオンシップ」は、ALFA ROMERO 155V6TIやTOYOTA SUPRA GTといった実際の車がコースを激走するレースゲーム。基本的にはコンシューマー版の移植で、インターネットでタイムアタックコンテストできたり、特定の日しか遊べないコースでのタイムアタック大会「グローバルネットイベント(昨年12月25日の正午に出現したコースなどがその一例、次回は2月14日)」を楽しむことができる。このほかPC版としてはずせないのが、やっぱり8人同時対戦。ネットワークを介して8人まで対戦に参加することができるのだが、これはコンシューマーでは不可能なことだ。このほかでは、自分の車を自由にセッティングすることができるカーセッティングが可能となった。コンシューマー版でもチューニングすることはできたが、タイムアタックモードでしか使用できなかった。PC版では、自分でセッティングした車でチャンピオンシップモードに参加することもできるのだ。
 「ラストブロンクス」は、武器を使った3D格闘アクションゲームで、アーケードでかなりヒットした作品。トンファーや巨大なハンマーなどを使って次々と敵を倒していくのはかなりスカッとする。このPC版は基本的にはアーケードを移植したもの。たとえば隠し武器使用コマンドや2プレイヤーキャラクターのカラー使用コマンドなどアーケード版を忠実に移植している。さらにアーケード版だけでなく、サターン版のキャラクターと切り替えることができるなど、サターン版の要素も移植されている。このほかPCオリジナルとして、“チームバトルモード”、6人まで参加可能な“通信プレイモード”、空中コンボ練習用のモードなどが組み込まれている。まさに「ラストブロンクス」のすべてを包括した作品に仕上がっている。
ガラパゴス
ガラパゴス
 このほかでは、アメリカのセガサターン、PCで昨年発売された3Dタイプのバスケットゲーム「NBA アクション98」や、Direct3Dに対応、ドワンゴでの通信対戦が可能となりさらにスクリーンセーバーまでオマケにつくという超豪華限定版「バーチャファイター2スペシャルパック」などが控えている。
 このほかでは一風変わった3Dアクションパズルゲーム「ガラパゴス」が3月に発売される。このゲームの主人公は人工知能を搭載したキャラクター、メンデル君。彼はプレイヤーの意向など一切無視して勝手に動き回る。プレイヤーはメンデルを一切操作することができないわけだ。壁や床といったメンデル君の周りの環境を上手く操作することで、目的の場所まで安全に誘導するのが目的だ。また、ただ誘導するだけではない。実はこのメンデル君は物事を学習していくのだ。正しい行動をしたときに誉めてやると、メンデル君は学習し、それ以後よりスムースに行動することができるようになる。もちろん誰かが育てたメンデル君を違う人がプレイして楽しんだり歯がゆい思いをすることもできるのだ。


    ■ラストブロンクス
  • メーカー:セガ・エンタープライゼス
  • プラットフォーム:Windows 95
  • 価格:8,800円
  • 2月27日発売予定
    【動作環境】
  • CPU:Pentium 133MHz以上
  • RAM:32MB以上
  • ディスプレイ:640×480ドット(256色表示)
    ■セガ ツーリングカーチャンピオンシップ
  • メーカー:セガ・エンタープライゼス
  • プラットフォーム:Windows 95
  • 価格:8,800円
  • 2月19日発売予定
    【動作環境】
  • CPU:Pentium 90MHz以上
  • RAM:16MB以上
  • HDD:30MB以上
  • ディスプレイ:640×480ドット(256色表示)
    ■NBA アクション98
  • メーカー:セガ・エンタープライゼス
  • プラットフォーム:Windows 95
  • 価格:6,800円
  • 3月発売予定
    【動作環境】
  • CPU:Pentium 90MHz以上
  • RAM:16MB以上
  • ディスプレイ:640×480ドット(256色表示)
    ■バーチャファイター2 スペシャルパック
  • メーカー:セガ・エンタープライゼス
  • プラットフォーム:Windows 95
  • 価格:9,800円
  • 1月29日発売予定
    【動作環境】
  • CPU:Pentium 90MHz以上
  • RAM:16MB以上
  • HDD:50MB以上
  • ディスプレイ:640×480ドット(256色表示)
    ■ガラパゴス
  • メーカー:セガ・エンタープライゼス
  • プラットフォーム:Windows 95、Macintosh (Mac OS 7以上)(ハイブリッド)
  • 価格:未定
  • 3月発売予定
    【動作環境】
  • CPU:Pentium 90MHz以上、Power PC以上
  • RAM:16MB以上

□セガ・エンタープライゼスのホームページ
http://www.sega.co.jp/
□「SEGA PC The Web」のホームページ
http://www.sega.co.jp/sega/pc/
□「ラストブロンクス」の紹介ページ
http://www.sega.co.jp/sega/pc/lastbronx/lastbronx.htm
□「セガ ツーリングカーチャンピオンシップ」の紹介ページ
http://www.sega.co.jp/sega/pc/stc/stc.htm
□「バーチャファイター2 スペシャルパック」の紹介ページ
http://www.sega.co.jp/sega/pc/vf2/vf2spl.htm

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●中東湾岸上空を舞台としたフライトシミュレーション「F-22 Air Dominance Fighter」

画面写真1 画面写真2 画面写真3
1998 Ocean Software, Ltd.
(C)1997 Digital Image Design. Designed and Developed by Digital Image Design Ltd. All rights reserved.
1998 Imagineer Co., Ltd.

and more Pictures

 イマジニアは、「TFX」や「EF2000(ユーロファイター)」など優秀なフライトシミュレーターを作ることで有名なイギリスのソフトハウス「Digital Image Design」の新作「F-22 Air Dominance Fighter」を、日本語オンラインマニュアル、クイックリファレンス付きで1月30日に発売する。

 今回の「F-22」は航空力学に則ってよりリアルなフライトシミュレータのエンジンをつんでいる一方、燃料無限、一定時間ごとに武器が補給されるなど、かなりアーケードゲームに近くなった「クイックコンバット」などのモードも用意され、より気軽に空での戦いを楽しむこともできる。それではシミュレーション性はどう進化しているのか? というとDigital Image Designが軍事機関向けに開発しており、NATO軍も使用しているAI搭載軍事シミュレーションモデルがベースとなっている。また、このゲームではただ戦闘機に乗り込みターゲットを破壊すればいいわけではない。なんと指揮官となり湾岸上の戦艦や地上の基地、戦車などを指揮司令することも可能となっている。

 最新のグラフィックエンジンでかなり美しい画面もさながら、ネットワークを利用し最大8人までプレイ可能となっているなど、かなり遊び応えのあるゲームに仕上がっている。

□イマジニアのホームページ
http://www.imagineer.co.jp/
□FLYING HIGH(フライングハイ)シリーズのページ
http://www.imagineer.co.jp/imagi_n/pickup/pc/flying.htm
□「F-22 Air Dominance Fighter」の紹介ページ
http://www.imagineer.co.jp/imagi_n/product/syokai/f_22/f_22.htm
□Digital Image Designのホームページ(英文)
http://www.did.com/
□「F-22 Air Dominance Fighter」の紹介ページ(英文)
http://195.92.21.15/f22/index.htm

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 先週の当コーナーにて、次回のゲームレビュー「ゲームソフトインプレッション」を1月19日に掲載の予定としましたが、記事作成の都合上1月26日に掲載させていただきます。読者の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしましたことを深くおわびいたします。
 26日は「A5制作者に聞く」としてアートディンク社長の永浜氏と「A5」プロデューサー小原氏にお話を伺います。お楽しみに。

[Reported by funatsu@impress.co.jp]


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('98/1/16)



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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp