待望! 大戦略シリーズの最新作「大戦略マスターコンバット2」登場
現代戦を舞台にした戦争シミュレーションゲームとしては国内随一の人気を誇る、システムソフトの「大戦略シリーズ」。その最新作が2月にお目見えする。
「大戦略」はプレイヤーが陸・海・空の3軍の司令官となり敵軍と戦い、規定の条件を満たし勝利することを目的とする戦略シミュレーション。'85年に第1作「現代大戦略」が登場して以来、シリーズ通算の延べ出荷本数は、100万本にも達する。
より精密さを増した分、敷居はかなり高くなってしまい初心者にはちょっと難しい点があり残念だが、シミュレーションゲーマーはまちに待った新作到来といったところだろう。
なお、大戦略シリーズをこれまで開発しつづけてきたディレクターの石川 淳一氏のインタビューを2月に掲載する予定なのでファンの方はお楽しみに。
□システムソフトのホームページ
SEGA、怒涛の新作ラッシュ「ラストブロンクス」ほか
そのなかでも期待されるのは、昨年コンシューマーでリリースされ、早くもパソコンへ移植される「セガ ツーリングカーチャンピオンシップ」と「ラストブロンクス」の2作品だ。
(C)1998斎藤岬/スコラ社
今回の「大戦略マスターコンバット2」の舞台は第3次世界大戦後の近未来。新国際連合の平和維持部隊を率いて、世界中でおこっている紛争や内乱、そしてテロ行為の鎮圧をおこない、失われた秩序を回復することが目的となる。
「マスターコンバット2」では、システム的にいくつかの改良、進歩が見られる。そのひとつが、戦いに勝利することでユニット(指揮官)が成長していくシステムの採用。このシステムにより、ユニットは経験をつめばつむほどより高度な技術を習得し、より強力になっていく。兵器も同様に技術改良や開発によって、超破壊兵器へと進化。また、作戦面でもよりリアリティを増すため「突撃」や「掃射」といったコマンドが追加されている。
いろいろな部分で、ビジュアルシーンもかなり進歩している。3D戦闘シーンはこれまで以上に迫力を増しているし、また人気漫画家の斎藤岬氏の描く魅力的なキャラクターがストーリーを盛り上げる。
■大戦略マスターコンバット2
【動作環境】
http://www.systemsoft.co.jp/
□「大戦略マスターコンバット2」の製品情報
http://www.systemsoft.co.jp/news-info/NewsRelease/MC2.html
http://www.systemsoft.co.jp/PRODUCTS/amusement/MC2.html
and more Pictures(ラストブロンクス)
and more Pictures(セガ ツーリングカーチャンピオンシップ)
and more Pictures(NBA アクション98)
and more Pictures(バーチャファイター2スペシャルパック)
「セガ ツーリングカーチャンピオンシップ」は、ALFA ROMERO 155V6TIやTOYOTA SUPRA GTといった実際の車がコースを激走するレースゲーム。基本的にはコンシューマー版の移植で、インターネットでタイムアタックコンテストできたり、特定の日しか遊べないコースでのタイムアタック大会「グローバルネットイベント(昨年12月25日の正午に出現したコースなどがその一例、次回は2月14日)」を楽しむことができる。このほかPC版としてはずせないのが、やっぱり8人同時対戦。ネットワークを介して8人まで対戦に参加することができるのだが、これはコンシューマーでは不可能なことだ。このほかでは、自分の車を自由にセッティングすることができるカーセッティングが可能となった。コンシューマー版でもチューニングすることはできたが、タイムアタックモードでしか使用できなかった。PC版では、自分でセッティングした車でチャンピオンシップモードに参加することもできるのだ。
「ラストブロンクス」は、武器を使った3D格闘アクションゲームで、アーケードでかなりヒットした作品。トンファーや巨大なハンマーなどを使って次々と敵を倒していくのはかなりスカッとする。このPC版は基本的にはアーケードを移植したもの。たとえば隠し武器使用コマンドや2プレイヤーキャラクターのカラー使用コマンドなどアーケード版を忠実に移植している。さらにアーケード版だけでなく、サターン版のキャラクターと切り替えることができるなど、サターン版の要素も移植されている。このほかPCオリジナルとして、“チームバトルモード”、6人まで参加可能な“通信プレイモード”、空中コンボ練習用のモードなどが組み込まれている。まさに「ラストブロンクス」のすべてを包括した作品に仕上がっている。
|
|
|
|
|
□セガ・エンタープライゼスのホームページ
http://www.sega.co.jp/
□「SEGA PC The Web」のホームページ
http://www.sega.co.jp/sega/pc/
□「ラストブロンクス」の紹介ページ
http://www.sega.co.jp/sega/pc/lastbronx/lastbronx.htm
□「セガ ツーリングカーチャンピオンシップ」の紹介ページ
http://www.sega.co.jp/sega/pc/stc/stc.htm
□「バーチャファイター2 スペシャルパック」の紹介ページ
http://www.sega.co.jp/sega/pc/vf2/vf2spl.htm
●中東湾岸上空を舞台としたフライトシミュレーション「F-22 Air Dominance Fighter」
今回の「F-22」は航空力学に則ってよりリアルなフライトシミュレータのエンジンをつんでいる一方、燃料無限、一定時間ごとに武器が補給されるなど、かなりアーケードゲームに近くなった「クイックコンバット」などのモードも用意され、より気軽に空での戦いを楽しむこともできる。それではシミュレーション性はどう進化しているのか? というとDigital Image Designが軍事機関向けに開発しており、NATO軍も使用しているAI搭載軍事シミュレーションモデルがベースとなっている。また、このゲームではただ戦闘機に乗り込みターゲットを破壊すればいいわけではない。なんと指揮官となり湾岸上の戦艦や地上の基地、戦車などを指揮司令することも可能となっている。
最新のグラフィックエンジンでかなり美しい画面もさながら、ネットワークを利用し最大8人までプレイ可能となっているなど、かなり遊び応えのあるゲームに仕上がっている。
□イマジニアのホームページ
[Reported by funatsu@impress.co.jp]
('98/1/16)
(C)1997 Digital Image Design. Designed and Developed by Digital Image Design Ltd. All rights reserved.
1998 Imagineer Co., Ltd.and more Pictures
■F-22 Air Dominance Fighter(日本語オンラインマニュアル、クイックリファレンス付き)
【動作環境】
http://www.imagineer.co.jp/
□FLYING HIGH(フライングハイ)シリーズのページ
http://www.imagineer.co.jp/imagi_n/pickup/pc/flying.htm
□「F-22 Air Dominance Fighter」の紹介ページ
http://www.imagineer.co.jp/imagi_n/product/syokai/f_22/f_22.htm
□Digital Image Designのホームページ(英文)
http://www.did.com/
□「F-22 Air Dominance Fighter」の紹介ページ(英文)
http://195.92.21.15/f22/index.htm
先週の当コーナーにて、次回のゲームレビュー「ゲームソフトインプレッション」を1月19日に掲載の予定としましたが、記事作成の都合上1月26日に掲載させていただきます。読者の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしましたことを深くおわびいたします。
26日は「A5制作者に聞く」としてアートディンク社長の永浜氏と「A5」プロデューサー小原氏にお話を伺います。お楽しみに。
【PC Watchホームページ】
ウォッチ編集部内PC Watch担当
pc-watch-info@impress.co.jp