●何でもありのハードバイオレンスアクション「G.T.A.」
このゲームの魅力は悪人になりきれる点にあるのだが、もう一方でハンパでない自由度の高さというのがある。基本的にはプレイヤーはドライバーなので車に乗っているのだが、下りて歩いて移動することも可能。機関銃でも持っていれば乱射するもよし。また、乗っている車がぶつかってガタがきだしたら、他の車の運転手をぶん殴って奪うことまでできてしまう。基本的には、街ひとつがリアリティたっぷりに作り込まれていて、その中では我々が現実に暮らすのと同じように自由に行動をとることができるわけだ。
もちろん人をひき殺せば血が飛び散り車をぶつければ破損する。過激な暴力描写に顔をしかめる人もいるかもしれないが、現実の世界では決して体験することのできない世界をこのゲームは提供してくれる。興味のある人はズーのホームページに時間制限付きのデモ版がアップロードされているので一度試してみてはいかがだろうか? おそらく病み付きになること間違いなしだ。ちなみに、製作元のDMAは大ヒットアクションパズルゲーム「レミングス」の制作でも知られている。ゲームの基本的な操作、システムについての完成度は高いので、安心して取り組んでみて欲しい。
□ズーのホームページ
●解雇されたサラリーマンが暴れまわる!「POSTAL」
ゲームは3Dクォータービュータイプのアクションゲーム。画面の雰囲気としては英Bullfrogのリアルタイム・シミュレーション「シンジケート」やORIGIN SYSTEMSのアクションゲーム「クルセイダー」をさらに殺伐としたといえばわかりやすいだろう。アメリカのダウンタウンをさらに過激にしたような街並みを舞台に、主人公は殺戮のみを目的に徘徊することになる。警察や一般人、そして逃げ惑う人々を、ただただ撃ち殺していく。このゲームは現実にアメリカであった事件を題材にしていることもあり、アメリカではかなりの話題を呼んだゲームなのだ。
基本的には用意された16のレベルをクリアしていく面クリアタイプのアクションゲームだが、最近のゲームらしく通信対戦モードも用意されている。最大16人まで参加できるようなので、友達同士で喧嘩にならない程度に遊んでみてはいかがだろうか?
□マイクロマウスのホームページ
●今年も続々と「Star Wars」を題材にしたゲームが登場するゾ
「Rebellion」は、「Star Wars」の映画第1作「A New Hope」で反乱軍がデス・スターを破壊した直後を舞台にしている。プレイヤーは反乱軍として銀河系に自由を取り戻すこともできるし、帝国軍として恐怖圧政を敷くことも可能となっている。ただし、それぞれゲームのクリア条件が異なり、たとえば反乱軍でプレイした場合、ダース・ベーダーを捕らえ、銀河皇帝を玉座から引きずり落とさなければならない。一方、帝国軍でプレイした場合、ルーク・スカイウォーカーとモン・モスマを捕らえ、反乱軍の本部を破壊することになる。
今回掲載されたゲームの画面写真を見てもわかる通り、見慣れたキャラクタがたくさん登場する。「Star Wars」の登場人物になりきって世界観を楽しめるゲームが、またひとつ我々を楽しませてくれそうだ。
□マイクロマウスのホームページ
●米Interactive Magicの超リアルフライトシミュレータ「iF-22 Raptor」他が発売
「CAPITALISM」はかなりリアルな経営シミュレーションゲーム。ただ、鉄道会社やコンビニといった一業種だけをターゲットとしたものではなく、製造業、販売業、不動産業、自動車産業など、多種多様な業種の中から選ぶことができる。ゲーム進行は、業種によって違いはあるものの、新製品の開発や宣伝活動、株の売買や他社との合併などリアリティあふれるものとなっている。もちろん、暴動や疫病などの社会情勢、そして技術進化なども考慮して事業展開を進めなければ、失敗を繰り返すことに。
「iF-22 Raptor」は最新戦闘機“F-22”を題材としたフライトシミュレーター。プレイヤーはパイロットとして、バルカン半島、湾岸戦争、ウクライナ(旧ソ連邦)の3つの戦場を舞台に数々のミッションをこなすことになる。敵は、開発中の戦闘機から既に旧型機となったMig-23まで多数用意されている。
□GMFの発売タイトル紹介ページ
[Reported by funatsu@impress.co.jp]
('98/1/9)
Japanese Translation (C)1997 BMG Japanand more Pictures
■G.T.A.(グランド・セフト・オート)
【動作環境】
http://www.zoo.co.jp/
□G.T.A.の製品情報
http://www.zoo.co.jp/gta/index.html
□DMAのホームページ(英文)
http://www.dma.co.uk/
□G.T.A.のページ(英文)
http://www.dma.co.uk/gta2.htm
□G.T.A.体験版アップデート
http://www.zoo.co.jp/gta/gta_download.html
and more Pictures
■POSTAL(ポスタル)英語版日本語マニュアル付
【動作環境】
(1月9日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.micromouse.co.jp/
□「Running With Scissors」のホームページ(英文)
http://www.runningwithscissors.com/
□「POSTAL」のホームページ(英文)
http://www.runningwithscissors.com/postal.htm
□「POSTAL」体験版ダウンロードサイト(英文)
http://www.runningwithscissors.com/demo.htm
and more Pictures(Star Wars Rebellion)
and more Pictures(Balance of Power)
ゲームシステムはリアルタイムシミュレーションとなっている。こちらがモタモタ考えている間にも、相手は着実に侵攻してくるわけだ。また、登場キャラクターのパラメータに、忠誠心が設定してあり、うまく信頼関係を結んでいかないと、裏切りや反乱にあったりする場合も出てくる。
■Star Wars Rebellion(英語版/日本語取扱説明書付き)
【動作環境】
■Star Wars X-Wing vs.TIE Fighter追加ミッション・シナリオ
「Balance of Power」(英語版日本語解説書、ミッション・シナリオ対訳付)
【動作環境】
http://www.micromouse.co.jp/
□Star Wars Rebellionの紹介ページ
http://www.micromouse.co.jp/lucas/rblion.htm
□LucasArtsのホームページ(英文)
http://www.lucasarts.com/menu.html
□Star Wars Rebellionの紹介ページ(英文)
http://www.lucasarts.com/static/rebellion/rebellion.htm
□「Balance of Power」の紹介ページ(英文)
http://www.lucasarts.com/static/xvt/xvtframes2.htm
and more Pictures(iF-22 Raptor)
and more Pictures(CAPITALISM)
もちろん舞台はアメリカやヨーロッパなど単一地域ではなく世界を相手にすることになる。また、マルチプレイヤーゲームも可能。たまにはシミュレーションゲーム、それも経営シミュレーションで対戦も面白いのではないだろうか。
このゲームではこれまでにないシステムとして、アメリカ軍が偵察衛星を使い集めた地表の衛星写真をそのまま使用するという「サテライト・システム」を採用している。つまり、衛星写真を元に地形データを作り、その上に衛星写真をテクスチャとして貼るというこのシステムを採用したことにより、現実の地形とゲーム内の地形が寸分違わないものとなっているのだ。
年々進化するフライトシミュレータだが、ある意味その究極の形とも言える「iF-22 Raptor」。これまで「フライトシミュレータは難しい」と思い込み敬遠してきた人にこそ遊んでもらいたい一作だ。
■iF-22 Raptor(英語版/日本語取扱説明書付き)
【動作環境】
■CAPITALISM(完全日本語版)
【動作環境】
http://www.ado.co.jp/GMF/index.htm
□「iF-22 Raptor」の紹介ページ
http://www.ado.co.jp/GMF/index.htm#iF
□Interactive Magicのホームページ(英文)
http://www.imagicgames.com/index.html
□「iF-22 Raptor」の紹介ページ(英文)
http://www.imagicgames.com/f22.dir/f22.html
□「CAPITALISM」の紹介ページ(英文)
http://www.imagicgames.com/cap.dir/cap.html
これまでゲームのニュースを扱った「Weekend Summary」と、ゲームレビュー「Weekend Watch」の両コーナー共に金曜日に掲載してきましたが、'98年からはゲームレビューコーナーの掲載曜日を月曜日に変更いたします。「Weekend Watch」は「ゲームソフトインプレッション」とし、次回は1月19日に掲載の予定です。
□Weekend Summaryバックナンバー
【PC Watchホームページ】
ウォッチ編集部内PC Watch担当
pc-watch-info@impress.co.jp