米Intel社は、現地時間の28日、MMX対応Pentium、Pentium IIベースのコンピュータで簡単に画像操作ができ、かつ低コストなデジタルカメラ「The Portable PC Camera」の設計指針を発表した。この設計指針には米Hewlett-Packerd、米Eastman Kodak、米Microsoftほか20数社が支持している。
設計指針は大きく以下の4つからなる。
・MMX対応PentiumもしくはPentium IIを使うことで画像処理が高速に、また簡単に行なえる。
・米Kodak社、米Microsoft社、米Hewlett-Packard社、米LivePicture社の4社が共同開発し、次世代の標準グラフィックフォーマットとして有力視されている「FlashPix」フォーマットを採用する。
・USBポートに対応し、パソコンとデジタルカメラを接続するだけで自動認識させる。
・Intelが開発した小型のフラッシュメモリカード「Flash Memory Miniature Card」を採用する。
同発表会には、Hewlett-PackerdやKodak、Microsoftが列席し、それぞれPortable PC Cameraへの協力を表明した。
Hewlett-Packerdの家庭向け製品を担当している総支配人Harry Mckinneyは「我々が共同開発したFlashPixフォーマットや、インターネットを使って画像データをやり取りする通信手順IIP(Internet Imaging Protocol)とPortable PC Cameraの設計指針を結び付けることで、より早く、簡単に、デジタル画像を取り込み、加工し、他者に伝えることができる」と述べた。
また、Microsoftのグラフィック部門のAndy Heldは「MicrosoftはこれまでにもMMX対応Pentium、Pentium IIに対応したPicture It!を開発してきた。引き続き、ユーザーが楽しく簡単に画像データを加工できるPicture It!のようなソフトを作っていく」と表明した。
□米Intel Corporationのホームページ(英文)
http://www.intel.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/PI072897.htm
□インテル株式会社のホームページ
http://www.intel.co.jp/
□ニュースリリース(和文)
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press/pccamera.htm
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('97/7/29)
[Reported by funatsu@impress.co.jp]