NBA Hangtime
ジャンル:スポーツ |
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こんなことになるなら、あのときディスカウントショップでスニーカーを買っておくんだった。なにしろ日本で何万円もするスニーカーが、70ドルを切って売ってたんだから。大人気の某ランニングシューズじゃなくて、某バッシュだったけど、それでも小遣い稼ぎにはなっただろうに。
NBAって言葉を聞くと、まず最初に思いつくことがコレだから。もうそろそろ、いい加減にオヤジ化が進んできたのかもしれない。こんな体でバスケットボールなんてやった日には、うちのカミさんは3日間、マッサージに手間をとられるに違いないさ。
でも、スノボでコケまくって笑われても、それなりに楽しいと思える人がいるように、バスケができなくたってバスケの好きなオヤジ(じゃなくてもいいんだけどさ)だっているもんだよ。オレなんて、すっかりそのクチだからね。昔からスポゲーには目がない。正直、ゲームバンクの「NBA HangTime」は期待もバシバシ入ってるってわけ。
●カンタン操作とハデな演出。スポゲーのツボを押さえた秀作だ
スポゲーに必要なものは何だって? もちろん、バスケのゲームならバスケ独特のスピーディーな展開ってのも大事だが、それより何より大事なのは操作性だ。あんまり複雑だとスポーツになりゃぁしないし、一緒に遊ぶ相手だってみつからない。ヤリ込んでいるプレーヤーも、そこらへんのおとーちゃんも、ある程度平等に楽しみながら遊べなきゃね。
システム的にはバスケゲームの基本、オフェンス側がパスとシュート、ディフェンス側がスティールとブロックという2ボタン式を採用し、味付けとしてターボボタンを組み合わせることで、ハデな技を披露できるという仕組みだ。
それに5対5で戦うバスケのルールをそのまま持ち込むんじゃなくて、2対2の2 on 2ルールにしてしまっているところも、コンピュータゲームとしてはリーズナブル。友達とペアを組んで戦う場合はもちろん、ペアを組む相手がCPUの場合でも、どこに誰がいるのか把握しやすい。
最近の格闘ゲームに比べれば、ずっとなじみやすいし、初代バーチャファイターのように、適当にプレイしていると思わず技が出てしまうところも初心者が楽しめていいんじゃないだろうか。
操作がシンプルだから、マルチプレイやスピード感あふれるゲーム展開の演出が生きてくる。NBA HangTimeは4人同時プレイが可能なんだけど、4人のうち誰かが初心者でも結構遊べてしまうし、めまぐるしいゲーム展開でもパニクってしまうこともない。
それに操作がシンプルといっても、そのアクションパターンは本当に多彩だ。ほとんど中国雑技団なみの空中アクションでダンクショットを放つスーパーダンクや、スーパーダンクから別のプレーヤーのスーパーダンクへと時間差攻撃を食らわすダブルダンク。しかも、ほとんどのアクションにはいくつもアニメパターンが用意されている。
それに加えてファンキーな実況中継に、遊び心満点の効果音。ツボを押さえた上にハデな演出はなかなか気に入ってしまった。
●謎の宇宙人でNBAを制覇してしまおう
オリジナルキャラで参戦できるのも、NBA HangTimeのおもしろさのひとつ。宇宙人から女の子、怪しい目つきのアジア系などなど、実にさまざまな「顔」をくっつけ、属性ポイントを割り振ってオリジナルキャラの出来上がり。属性ポイントは試合を3連勝すると2ポイント増えるルールだから、キャラを育てていく楽しみもある。各キャラの成績が試合ごとに記録され、ランキングが表示されるのもイイ。
その気になれば、謎の宇宙人チーム対NBAチームなんて、(ジョーダンはいないけど)SpaceJAMのようなゲーム設定だってできてしまう。
オリジナルキャラ以外は、NBAの選手が150人も登録されている。オレの相棒はピッペンかロッドマン。シャックやジョーダンが登録されていないとか、隠れキャラがどうやらいないみたいだとか、いろいろと不満はあるけど、やっぱ実名入りの選手が取り込みの顔で動く姿はなかなかそそるもんがある。
ただ、オリジナルキャラの成績記録やランキング表示も、4人同時プレイも、気のおける相棒や強力なライバルがいてこそ楽しめるもの。ソロプレイもおもしろいけど、やっぱ友達はたくさん作っておきたいよね。
[Text by 本田雅一]
□Weekend Summary
●システムソフト、恋愛RPG「White Diamond」を発表 ほか
□ゲームソフト発売予定カレンダー
4月・5月・6月・7月・未定・MMX対応タイトル・Power VR専用タイトル