【Best10】

現在、記事執筆中のため、11月11日現在の選評を掲載しています。

富士フィルム DS-8

Fuji DS-8 '96/11/15 発売

標準価格:
DS-8本体 74,800円
イメージメモリーカード MG-2 5,800円
インターフェースセット(Windows用) 8,000円
インターフェースセット(Macintosh用)8,000円
PCカードアダプター(SSFDC->PCMCIA TYPE2) 10,000円
ACアダプター 4,000円
DS-7用ソフトケース 2,000円

連絡先:
富士写真フィルム お客様コミュニケーションセンター
Tel.03-3406-2981

良い点
  • 6秒になった記録時間(でもサイバーショットに比べるとまだまだ長いぞ!)
  • 便利でかわいい光学ファインダー(なんか、いいですね。カメラっぽくて)
  • シャープ感がでてきた画質(比べれば確かにシャープになっているけど、DS-7ユーザーがわざわざ買い換えるほどじゃないかも)
  • 電池代を気にせずに使える1Ahの大容量Ni-Cd電池&充電器を標準装備(これなら安心です)
  • 再生モード中にダイアルを回すと即座にモードが替わるようになったこと (小さな改良だけどとっても便利)
  • 画像の消去が安全でやりやすくなったこと(これは大きな改良点です)
  • 素直で自然な色再現と階調性(さすがフジフイルム!)
  • やっぱり便利な背面液晶モニター(これで電池をあまり食わなきゃ最高だけどね)
  • 9cmまでの接写もOK(DC-2Lユーザーには物足りないけど)
  • 夜景も撮れる1/4秒までのスローシャッター(ストロボなしでも安心!)
  • 何枚持っても苦にならない、安くてちっちゃなSSFDCメモリー(ポッケに入れたまま洗っても大丈夫だったとか…)
  • 画像ファイルに絞りとシャッター速度が記録されているところ(撮影時間も秒単位で記録されて結構便利。でもややマニアック?)
  • ビュアーなしに開ける標準JPEG対応フォーマット(ネットスケープでもOKさ!)
  • 気軽に持ち歩ける軽量ボディー(見た目より遥かに軽~い)
  • 直接、標準のビデオ用ピンケーブルが接続できる(遊びにいっても、再生に困らない)。

× 悪い点
  • 気になる縦方向のジャギ(横線があると結構目立つんですよね)
  • 意外に見にくい液晶モニター(TFTじゃないんだよね)
  • ピント合わせが難しい(とくに、屋内で1m前後より至近はコツがいる)。
  • ホワイトバランスが微妙すぎる(よく効くときと、そうでないときがある)
  • 露出補正がない(もっとも自動でゲインを相当コントロールしてるから、あってもムダかもね)
  • すぐ欲しい大容量のSSFDC(4MBなら年内にはでるとか。8MBあれば120枚撮れるぞ)
  • QVに似すぎているところ(短期間で作り上げたとはいえ、ちょっとね…)。
  • どこかOAっぽいデザインとボディーカラー(ちょっとオシャレになったけど、もう一息かな…)

ひとこと

 さすがに年末商戦の大激戦のため、今回3位どまり。DS-7の改良機だが、後継機ではなく上位機種なので、当分は併売されるとか。全くの新機種もいいけれど、本機のように徐々に進化して、完成度を高めて行く姿勢も高く評価できる。DS-7で気になったところで、外観や基本パーツを変えずに改良できる点はすべて改良した感じだ。まだ、発売されたばかりで、実販価格が6万円台と、DS-7より約15,000円も高いため、今回は3位どまり。しかし、新旧入れ替わりの激しい世界だけに、さほど寿命は長くはないだろう。来春あたりには全く新機種の投入を期待したい。

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('96/11/11)

[Reported by 山田 久美夫]


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