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カシオQVシリーズにライバル登場
富士写真フィルムが普及タイプのデジタルスチルカメラを発表
FUJIFILM DIGITAL CAMERA DS-7
'96/5/8 発表会
標準価格:
本体 7~8万円(予価)
パソコン接続キット(Windows/Macintosh別) 1万円前後(予価)
ACアダプタ(別売) 価格未定
問い合わせ先:
富士写真フィルム
東京本社東京販売部
Tel.03-3406-2387
富士写真フィルムは普及タイプのデジタルスチルカメラ「フジフィルムデジタルカメラ DS-7」を発表した。発売は7月を予定。
液晶付きのボディ、各部の操作方法、マクロ撮影機能など、先発のカシオQVシリーズを意識した作りとなっているが、640×480ドットの高画質、交換可能な記憶媒体という点で勝っている。ボディはQV-10とくらべちょうど一回り大きい感じ(写真参照、下がQV10)。
しかし、7~8万円という予価、しかもPC用接続キットは別売という価格設定は、もう一つのライバルであるエプソンカラリオ(69,800円)と比べて割高感があり、再検討を望みたい。
なお、席上、同社では今年のデジタルスチルカメラ市場を約50万台と想定しており、同社製品でその3割のシェアを確保したい旨を明らかにした。
【DS-7の主な機能】
- 640×480ドット(エコモード時320×240ドット)の高画質設計
- CCDは正方画素、原色タイプ。感度はISO100相当に設定
- 記憶媒体にSSFDCを採用(はじめての実用化)。当初2MB容量で標準39枚、エコモード時78枚撮影可能。媒体価格は5,000円前後を目指す
- 幅129×高さ77×奥行き47(mm)、220~230gの小型ボディ
- 1.8インチ液晶モニター搭載。撮影時のファインダーとしても動作
- RS-232C、ビデオ出力、PCMCIA(SSFDCをPCカード用アダプタにいれる)の3通りの出力(RS-232Cインタフェースキットは別売、Macintosh/Windows用はそれぞれ別製品の予定)
- 電源は単3電池(アルカリまたはリチウム)4本または、ACアダプタ(別売)。単3アルカリで40分間連続再生可能
- 35ミリフィルムカメラ換算で36mm相当の広角レンズを搭載
- ピント合わせは3段階ゾーンフォーカス。9cmのマクロから無限遠まで撮影可能
- オートホワイトバランス
- 連続撮影間隔は現在8~9秒だが、さらに短縮すべく開発中
- ストロボは搭載されていない
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[Reported by PC Watch編集部]
ウォッチ編集部内PC Watch担当
pc-watch-info@impress.co.jp